サウスウェールズ旅〜②まさかの展開と、世界遺産エリアのタイムトリップ
サウスウェールズ2日目の今日は、息子が楽しみにしていた「Blaenavon Steam Railway(ブレナヴォン蒸気鉄道)」へ。小さな鉄道駅から出発するレトロな蒸気機関車の旅。これはきっと息子が喜んでくれるはずと、夫が事前にオンラインで予約してくれていました。少し早めに駅に到着し、すご〜い田舎ののどかな周辺を散歩しながら列車を待っていたのですが…駅に着いた私たちに、イギリスらしい(?)まさかの一言が。「Sorry, the train isn’t running today – engine trouble.」まさかのエンジントラブルで、今日は運休とのこと…!一瞬、全員で沈黙。かなりがっかりでした。帰り道、駅に向かう途中の車から降りてきたファミリーの「We’re so excited!!」という会話が耳に入り、切ない気持ちになったのはここだけの話…。(彼らにも、ちゃんと伝わったといいけど。)気を取り直して、本日、本命の世界遺産の街・Blaenavonのミュージアム巡りに気分を切り替えることにしました。① Big Pit National Coal Museum(ビッグ・ピット石炭博物館)ここは、かつて実際に稼働していた炭鉱をそのまま保存し、無料で見学できる国立博物館。地下坑道へ降りるツアーは本物の炭鉱労働者が案内してくれ、当時の労働環境や生活の厳しさをリアルに感じることができます。(※今回は小さな子ども連れだったので地下ツアーは断念)。地上の展示では、子ども向けの体験や展示もあり、炭鉱で使われていた工具やランプ、当時の制服などに触れることができます。炭鉱業で働いていた人の中には、坑道内をダイナマイトや重工具を使って広げる過程で操作を誤ったり、不慮の事故で命を落としたり、または肺の後遺症に悩まされるなど、悲しい犠牲者も多く出ていたようです。でも、こういった方達のお陰で今の便利な世の中につながっているのだなと改めて感じました。産業革命とイギリスの歴史に欠かせない「石炭」という資源について、子どもも親も学びの多い場所でした。② Blaenavon Ironworks(ブレナヴォン製鉄所跡)昼食にサンデーランチを楽しんだ後は、もう一つのハイライト「Blaenavon Ironworks」へ。ここは19世紀に稼働していた製鉄所の遺構で、まるで産業革命時代にタイムスリップしたような場所。当時の作業場や高炉跡が残っており、再現された作業員の住宅も見学可能です。「職人の暮らし」や「労働者の子どもたちの教育」など、日常の様子がよくわかる展示も多く、大人も思わず見入ってしまうほど。ミュージアム巡りのあとは、いよいよ首都カーディフへ向かいました。今夜は中心街のホテルに1泊。夕食がてら、カーディフ・ベイをのんびり散歩。夕暮れの風が心地よくて、旅の疲れも癒されます。そして、子どもたちと初めて観覧車にも挑戦!高いところがちょっと苦手な私も、笑顔で手を振る子どもたちを見ていたら、自然と楽しい気持ちに。予定外の出来事もありましたが、子供達が思った以上にミュージアムを楽しんでいたのには驚き。親としてはちょっと子供には退屈な内容かな?と思って心配していたのですが、良い意味で裏切ってくれました。特に昔の命懸けの炭鉱業の人々の歴史には2人とも興味を持ったようです。そんな、子供の成長も感じることができ、結果的に思い出深い一日となりました。