NY市場サマリーのサマリー 7/25():ドル上昇、利回り低下、S&P・ナスダック最高値

ダウ +208(+0.47%)、ナスダック総合 +50(+0.24%)、米10年債利回り 4.392%、VIX 14.93 

 

<為替>

ドルが主要通貨に対して上昇した。米経済指標が堅調に推移していることでFRBは利下げ再開を急がないとみられていることに加え、トランプ米政権が貿易相手国・地域と進めている関税交渉を巡る不透明感が和らぎつつあることがドル高につながっている。

 

ドル指数は0.2%高の97.663。

来週はFRBと日銀が政策決定会合を予定。共に金利据え置きを決定するとの見方が大勢となっており、将来的な政策変更のタイミングを見極めようと、会合後の当局者発言が注目されている。

 

ドル/円は0.4%高の147.59円。ただ週間ベースでは0.9%下落した。

ユーロ/ドルは1.1741ドルと、横ばい。週間ベースでは約1%上昇した。

 

<債券>

薄商いの中、利回りが低下した。市場では、貿易交渉の進展に加え、来週発表される米指標、FOMCの決定に備える展開となった。

FRBが29─30日のFOMCで金利を据え置くとの見方が大勢のなか、市場では年内利下げの手掛かりを得ようとパウエル氏の発言に注目が集まる。

22日に合意した日米関税協議や、これを梃子にEUとの貿易交渉が進展するとの期待から、関税措置の猶予期限とされる8月1日を前に、市場の懸念は緩和。EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、トランプ大統領と27日にスコットランドで会談し、米・EUの貿易関係を巡り協議すると明らかにした。EU当局者や外交官は、EUと米国が今週末にも貿易協定の枠組みについて合意する可能性があると明らかにしている。

 

利回りは一時上昇したものの、明確な手掛かりなく下げに転じた。10年国債利回りは2bp低下の4.388%。2年債利回りは小幅低下し3.917%となった。

来週は、FOMCのほか、第2四半期のGDPや7月の雇用統計など、主要指標が発表される。

 

<株式>

S&P500とハイテク銘柄中心のナスダック総合が最高値を更新して取引を終えた。米国がEUと近く貿易協定で合意する公算が大きいとの楽観的な見方が背景にある。

EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長は25日、トランプ米大統領と27日にスコットランドで会談し、米・EUの貿易関係を巡り協議すると明らかにした。これに先立ち、EU当局者や外交官は、EUと米国が今週末にも貿易協定の枠組みについて合意する可能性があると明らかにしていた。

 

市場の注目は29─30日開かれるFOMCに集まる。CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む9月会合での利下げ確率は約60%。

個別銘柄では、「UGG」や「HOKA(ホカ)」など人気シューズブランドを製造するデッカーズ・アウトドアが11%高。予想を上回る好調な四半期決算を好感した。

半導体大手インテルは8.5%安。第3四半期の1株当たり損益が0.24ドルの赤字になるとの見通しを示したことが響いた。

来週は、マイクロソフト、アップル、アマゾン、メタなど大手テック企業が決算発表を控える。

S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は177億株。直近20営業日の平均は181億株。

 

<金先物>

金先物相場は、3営業日続落した。米貿易交渉の進展に楽観的な見方が広がり、安全資産に対する需要が後退。前日比37.90ドル(1.12%)安の3335.60ドルとなった。週間では0.68%安。

 

<米原油先物>

原油先物相場は、米欧の貿易協議進展への期待が広がる中、需給緩和懸念が圧迫要因となり、反落した。WTIは、前日比0.8 7ドル(1.32%)安の65.16ドル。6月末以来、約3週間ぶりの安値水準。