ダウ +4(+0.01%)、ナスダック総合 +184(+1.10%)、米10年債利回り 4.470%VIX 11.93

NY市場サマリーのサマリー 5/24():ナスダック最高値、ドル下落、利回りまちまち

 

<為替>

ドルが大半の主要通貨に対して下落した。最近のドル高を受けた利食い売りに押された格好。ただ、堅調な米経済指標を背景に利下げ観測が後退していることから、今後一段高となる可能性を示唆している。

米商務省が発表した4月の耐久財受注は前月比0.7%増と市場予想の0.8%減に反して増加し、第2四半期序盤に企業の設備投資が回復したことを示唆した。

 

ドル指数は0.3%安の104.72。ただ、週間ベースでは0.2%高となった。

ユーロは0.3%高の1.08495ドル。

 

米経済指標が予想を上回ったことで、トレーダーはFRBによる最初の利下げ時期が9月になる見通しを示しており、他の中央銀行による利下げ期待も後退している。

ドル/円は156.95円。今週は約1%上昇した。

 

<債券>

米債利回りがまちまちとなった。米経済指標で景気減速には程遠いことが示され、利下げ観測が後退し、短期債利回りが小幅に上昇した。ただ、来週27日のメモリアルデーを含む三連休を控え商いは限定的だった

 

2年債利回りは1.5bp上昇の4.948%。取引時間中には4.959%と前日に付けた3週間ぶりの高水準に並んだ。週間の上昇幅は12.3bpと4月上旬以降で最大の上げとなる見込み。

 

今週発表されたFOMC議事要旨でインフレ圧力再燃の可能性が示されたことを受け、6月のFOMCで発表される金利予想ドットチャートでは予想中央値がおそらく上方にシフトすると予想。これにより市場は、FRBは引き続き利下げすると予想するものの、利下げ幅はそれほど大きくならないのではないかとやや懸念するだろう」と。

 

10年債利回りは一時4.502%と1週間超ぶりの高水準を付けたが、終盤では小幅低下の4.466%。週間では4.7bp上昇した。

30年債利回りは小幅低下の4.572%。

2・10年債の利回り格差はマイナス48.3bp。一時マイナス48.9bpと3月12日以降で最大のマイナス幅となった。

 

<株式>

反発し、ナスダック総合は終値ベースで最高値を更新した。経済指標で消費者のインフレ見通しの改善が示されたことが追い風となった。

ただ来週27日がメモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日にあたり、3連休を控え商いは低調だった。

週足ではダウが2.34%安、S&P500が0.03%高、ナスダックが1.41%高。

金利に敏感な小型株も反発し、ラッセル2000指数は1.04%高。前日は1.6%下落していた。

 

<金先物>

早期利下げ観測が後退する中、4日続落した。前日比2.70ドル(0.12%)安の2334.50ドル。週間では3.4%安だった。

 

<米原油先物>

前日に約3カ月ぶりの安値に下落した後を受けて、安値拾いや調整的な買い戻しが入り、反発した。WTIは前日比0.85ドル(1.11%)高の77.72ドル。週間では2.34ドル(2.92%)下落した。

 

 

 

 

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