NY市場サマリーのサマリー 12/7(木):米国株はナスダック主導で反発、円一時141円台、10年債利回り3カ月ぶり低水準付近
<為替>
ニューヨーク外為市場では、円が対ドルで急伸した。日銀が早期に金融政策を修正するという観測を背景に一時141円台に乗せ、約3カ月ぶりの高値を付けた。1日の上昇率としても約1年ぶりの高さとなった。
8日発表される米雇用統計にも注目が集まっている。
ドル/円は一時3.8%急落。終盤の取引では2.62%安の143.465円で推移した。
日銀の植田和男総裁は7日の参議院財政金融委員会で、マイナス金利解除で政策金利をゼロ%にするかプラス圏の金利にするか、どの程度のスピードで利上げしていくかは「その時の経済・金融情勢次第」と述べた。
「日銀が最終的にプラス圏の金利に回帰するという観測にロケット燃料を注いだようなものだ」と。
<債券>
10年国債利回りが3カ月ぶり低水準に近い水準で推移した。日本の金融当局者が超緩和政策からの脱却を示唆する発言を行ったことで、米国債に対する長期的な需要が弱まる可能性があるとの見方も聞かれる。
米国債利回りは米経済の成長鈍化に対する懸念から急低下している。投資家は8日に発表される11月の雇用統計が市場予想を下回る可能性にも備えている。
ロイター調査によると、非農業部門の雇用者数は18万人増と予想されている。
市場では、FRBが来年3月に最初の利下げを行う可能性は50%以上とみられている。
「予期せぬ地政学的な出来事がない限り、これほど早い利下げはあり得ない。利下げは年央からになる可能性が高い」と。
<株式>
米国株式市場は反発して取引を終えた。AIを巡る楽観的な見方からアルファベット、AMDを中心に大型株に買いが入り、ナスダック総合が指数の上げを主導した。
アルファベットは6日、AI基盤技術で高性能の「Gemini(ジェミニ)」を投入すると発表。株価は5.3%上昇した。
AMDは10%近く急伸。同社のデータセンター向けAIチップ市場が今年450億ドルに達する可能性があるとの見方を示したことが好感された。
他のハイテク関連大型株も買われ、エヌビディアとメタは2%超高、アマゾンは1.6%高、アップルは1%高。
フィラデルフィア半導体指数も2.8%上昇し、年初来の上昇率を約48%に伸ばした。主にAIの将来への期待が背景にある。
「今日はAMDとグーグルの上昇が市場全体に波及した。市場はハイテク株が主導したと思えば、次の日はバリュー株や市場全般が牽引役となるような状況となっている」と。
<金先物>
米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが広がる中、利益確定の売りに押され、小反落した。
金塊相場は、1日に清算値ベースで史上最高値を付けて以降、利益確定の売りが出やすい地合いとなっている。この日も、いったんは2050ドルの心理的な節目を上回ったものの、維持できなかった。一方で、米早期利下げ観測がくすぶる中で外国為替市場では対ユーロを中心にドル安が進行。ドル建てで取引される商品の割安感につながり、金相場を支えたことから、相場の下値は限定的だった。
<米原油先物>
原油先物相場は、米中のエネルギー需給を巡る先行き懸念が重しとなり、6営業日続落した。
相場は朝方に70ドル台で堅調に推移したものの、米中の需給の先行きを巡る根強い不安に売りが優勢になり、一時は68ドル台まで下落。急ピッチの下げを受けた持ち高調整の買い戻しや安値拾いの買いが入り、下げ幅を縮小したが上値は限られた。
世界最大の石油輸入国である中国の輸入落ち込みが投資家心理を圧迫。中国税関総署が7日発表した11月の貿易統計によると、原油輸入は前月比13.31%減、前年同月比9.18%減少した。米エネルギー情報局(EIA)が6日公表した米石油在庫統計では、原油在庫が前週比460万バレル急減したものの、米産油量は依然記録的な高水準を維持しており、供給過剰への警戒感も浮上している。
ドル円 日足に弾みつく
— 銀金原油株$金利 XAG XAU Dow EUR GBP 10y Yield (@silverdowgold) December 7, 2023
12/7(木)東京時間の序盤に植田日銀総裁が「年末から来年にかけ一段とチャレンジングになる」と
発言を受けて日銀の早期マイナス金利解除の思惑が広がった
強力なサポートラインは、200MAの142.25辺りにあるが。
週足でも21週線を割れてきたのでダメージありそう
USDJPY日足 pic.twitter.com/O8pPqnAkvA



