運気やツキを呼び込む大事なこと | igetahisayukiのブログ

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私らしくないタイトルにしてみた。(笑)

最初に断言しておこう。

運気とかツキなんてものは存在しない。

 

運気についてお金を取って話している人がいたら、積極的にその人から離れた方が運気が良くなる。(笑)

テイカーを察知して離れることが、不本意に確率を下げてしまう要因を除去することに繋がり、最も手短で効果的な運気を上げる方法である。(笑)

そう、運の部分は変わらないから、運以外の要素に目を向けるべきである。

 

例えばコイントスをして、「表」が5回連続出たら「私はツイている!」と思うかも知れない。

さて人はどのくらい偶然が起きると、ツキがあると感じるのだろう。

1/2の5乗、つまり32回に1回の確率の「当たり」が目の前で起きたら、「ツキがある」と感じることだろう。

 

では、コイントスをして5回連続「表」が出た人の次なる5回は、「表」「裏」がランダムに出てしまった人の次なる5回や、「裏」が連続5回出てしまった人の次なる5回と比べて、有意に「表」が出るのだろうか?

答えがNOなのは明白である。

これは誰でも実験して確認出来ることだし、人並みに知性があれば実験せずともわかることだろう。

 

人生という長い時間の中では、コイントスのようなことは1万回以上しているだろう。

1万回もコイントスしていれば、5回連続「表」が出ることは、300回以上当たり前のように起きる。

俯瞰すれば平凡なことに、私達は「今、ツイている!」と錯覚して喜んでいる。

 

人間が「ツキ」と感じてしまう希少な現象に直面した時に、もしその後に影響を与えることがあるとすれば、それは感情、つまり気の持ち方だろう。

「私はツイている!」と思うことで、無駄な緊張から解放されて実力を出しやすくなるだろうし、「ツキがないな!」と感じた時に、その理不尽さから動揺して冷静な判断力を失い、しなくて良い失敗をしてしまう可能性が増える。

つまり、「偶然」以外の要素の方に影響をもたらしてしまう。

 

世の中、多くの偶然と必然の絶妙なさじ加減で成り立っている。

麻雀という運要素が強いゲームをしていても強く感じることだが、一定の実力まで来ると、短いゲームの中ではほぼ運だけに支配される。

大きな違いが生まれるのは、稀にやって来るチャンスを見逃さないことや、ミスで大きく振り込む時である。

ゲームの中で、そんなチャンスやミスの場面がなく終わることの方が多い。

しかしたまにやって来るこのチャンスやリスクの時に、一気に大きく差を付けてしまう。

わずか1%でしかやって来ないけれど、100倍影響があることに、見逃さずに対処出来るかなのである。

交通事故の回避と似ている。

一瞬のミスが大事故を招き、取り返しのつかないことになる。

普通の人も有能な人も、普段は必要とされない察知能力だ。

ここに、対処出来るようになるために、有能な人は、普段から磨いている。

 

拙著「選ばれ続ける極意」で、結果目標以外に行動目標も立てておき、実施終わった時には行動目標で評価した方が良いと書いているが、その理由もここにある。

偶然が渦巻く世の中で、それに振り回されず、実力を出し続けて結果に繋げる率を高めるためにも、「ツキ」とか「運気」なんて他責なことを口にせずに、冷静に自分に出来ることに集中する。

もし口にするとしたら、オススメは「私には、出来る!」である。

これが巷で言われている「運気」(笑)を高める最も効率的、効果的な方法である。