こんにちは、アイジェノミクスのスタッフです。

 

東京都が不妊治療の中でも先進医療に認定されている治療を助成するという新制度の申請要件を発表しました。 

 

そして、わたしたちアイジェノミクスのERA検査、EMMA/ALICE検査、ヴィトロライフのタイムラプスが東京都による先進医療の助成対象として認定されました! 

 

東京都がERA検査、EMMA/ALICE検査の受診を助成 

この助成については今年9月、東京都は都議会定例会の代表質問で、その方針について答えていました。 

 

では、ここで助成の対象となる先進医療をご紹介します。 

 

 ○SEET法 

 ○タイムラプス 

 ○子宮内膜スクラッチ 

 ○PICSI 

 ○ERA / ERPeak 

 ○子宮内細菌叢検査(EMMA / ALICE) 

 ○IMSI 

 ○二段階胚移植法 

 ○子宮内細菌叢検査(子宮内フローラ検査) 

 ○不妊症患者に対するタクロリムス投与療法 

 

 ERA検査とEMMA/ALICE検査の受診料が軽減されることになるのです!  

 

東京都の先進医療助成とは? 

もう少し解説していきましょう。この助成は「東京都特定不妊治療費(先進医療)助成」というのが正式な名称になります。 

 

「東京都特定不妊治療費(先進医療)助成」は東京都に住み、不妊治療を受けている患者さんの経済負担の軽減を目的としています。体外受精および顕微授精を行う際、保険適用となる治療と一緒に自己負担で受診する「先進医療」の費用を一部、東京都が負担します、というものなのです。 

 

助成金の申請受付は来年2023年1月に開始される予定と発表されています。申請署は東京都のホームページからダウンロードできます。 

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/funin-senshiniryou/youshiki.html 

 

ERA検査、EMMA/ALICE検査などの先進医療で東京都の助成を受けるためには? 

さて、この助成を受けるための条件です。東京都の助成なので、もちろん東京都に住んでいることが第一条件です。そのほかの条件について、次の要件を全て満たすことが必要となります。 

 

1・治療開始日において夫婦(事実婚を含む。)であること。 

2・治療開始日における妻の年齢が43歳未満の夫婦であること。 

3・治療開始日から申請日までの間、法律婚の夫婦にあっては、夫婦いずれかが継続して都内に住民登録をしていること。事実婚の夫婦にあっては、夫婦ともに継続して都内の同一住所に住民登録をしていること。 

(上記以外の方は「申立書」による。) 

4・保険医療機関において、先進医療として告示された治療及び技術を受けていること。 

[出典:東京都特定不妊治療費(先進医療)助成について] 

 

先進医療を受けた際の助成金額は?回数は? 

助成金の金額ですが、1回の治療につき、先進医療にかかった費用の10分の7まで、上限は15万円となっています。ここでこの「10分の7」という数字に気が付いた方、いらっしゃるのではないでしょうか。ここで10分の7を助成してもらえるなら、自己負担は10分の3ということになります。 

 

つまり保険対象の治療を受けた時の3割負担と同じになるわけです。 

 

また、回数については保険診療に準じるとしています。ということは治療開始日の妻の年齢が39歳までの夫婦は6回まで、42歳までの夫婦は3回までということになります。また、回数は1子ごとにリセットできます。 

 

この上限の回数で申請を行った場合、39歳までの夫婦は90万円まで、42歳までの夫婦は45万円まで助成されることになります。 

 

助成の申請期限は? 

原則として、治療が終了した日の年度の最終日、つまり3月31日までです。また、治療終了日が年度末に近い1月から3月という人は6月末までが助成の申請期限となります。 

 

まとめ 

いかがでしたか?東京都が独自に先進医療の助成を行うというのは不妊治療における、「費用」という経済面をサポートしてくれる事業です。先進医療がより受けやすくなることになりますよね。この助成に対する考え方、取り組みがほかの自治体にも広がってくれたら、いいなあと思うのです。 

 

アイジェノミクスでは不妊治療のための検査メニューを数多く用意しています。そして、多くの情報を皆さんにお知らせすることで、皆さんの妊活を応援していきたいと思っています。ご質問などがあればメールや SNSなどでお寄せください。質問が多く寄せられているものについてはこちらのブログや動画で回答することもありますよ。

 

 

 

不明点・ご質問のある方は、

 

この記事のコメント欄やウェブサイト

 

またはTwitterFacebookInstagramYouTubeNoteなど

 

各種SNSよりお気軽にお声がけくださいませ。

 

 

 

 

こんにちは、アイジェノミクスのスタッフです。

あっという間に秋がやってきましたね。食欲の秋、読書の秋、いろいろな秋があります。妊活を学ぶ秋というのはいかがでしょう? 

 

さて、アイジェノミクスの公式ブログでは野田聖子前少子化担当大臣のインタビュー記事を掲載してきましたが、ご覧いただけましたでしょうか。実際に妊活に取り組まれてきた野田聖子前大臣のお話は参考になったのではないかと思います。 

 

アイジェノミクスのYouTubeチャンネル「妊活研究ラボ」 

野田聖子前大臣のインタビューはアイジェノミクスのYouTubeチャンネル、「妊活研究ラボ」でもご覧いただけますので、すでに見たという方がいらっしゃるかもしれません。そして、この「妊活研究ラボ」、コンテンツが増えているのにお気付きになっていらっしゃる方も多いのでは? 

 

5月からスタートした「教えて!松岡博士」の他にも、アイジェノミクスの営業スペシャリストで臨床検査技師の「たっきー」がアイジェノミクスの検査をわかりやすく紹介する「たっきーの妊活チャンネル」、アイジェノミクスのラボがある人形町周辺のグルメを紹介する動画や、妊活を楽しく学べる「妊活クイズ」などをアップしています。 

 

久しぶりにアクセスした人はあれ?アイジェノミクスのチャンネルってこんなに楽しめる動画があったっけ?と思われるかもしれません。 

 

妊活クイズにチャレンジ! 

まだチャレンジしたことがない方、「妊活クイズ」にチャレンジしてみませんか?「妊活クイズ」は赤ちゃんが欲しいと思った時に知っておいて欲しいことをクイズ形式にしています。クイズは全部で5問。「避妊をやめたら、すぐに妊娠できる?」さて、〇×、どっち? 

 

正解と解説はYouTubeの「妊活研究ラボ」の「妊活クイズ」をご覧ください。 

https://www.youtube.com/watch?v=Jc9MAr2DKFA 

「妊活クイズ」赤ちゃんが欲しいと思った時に知っておいて欲しいこと【アイジェノミクス】 

 

YouTubeの「妊活ラボ」では5問なのですが、続きがあるんですよ。続きは、妊活をサポートしてくれる健康管理アプリ「ルナルナ」でチャレンジできます! こちらから挑戦してみてください。 

https://media.lnln.jp/igenomix_202208/ 

クイズで学ぶ妊活知識(ルナルナ) 

 

ご質問・ご意見は「妊活研究ラボ」へ! 

YouTubeチャンネル アイジェノミクスの「妊活研究ラボ」ではブログの読者の皆さん、YouTubeチャンネルで動画を見てくださっている皆さんから質問にアイジェノミクスのスタッフがお答えします。 

 

YouTube動画のコメント欄やFacebook、TwitterなどのSNS、ブログなどにご質問をお寄せください。 

YouTubeチャンネル アイジェノミクスの「妊活研究ラボ」 

https://www.youtube.com/channel/UCylkf7gwitwepOTeb9Gjwtw 

 

 

アイジェノミクスはこれからも、ツイッター、YouTube、そして妊活ラジオなどで、妊活や不妊治療、さらには遺伝医療など、さまざまな情報をみなさんに向けて発信していきたいと思っています。 

 

 

 

不明点・ご質問のある方は、

 

この記事のコメント欄やウェブサイト

 

またはTwitterFacebookInstagramYouTubeNoteなど

 

各種SNSよりお気軽にお声がけくださいませ。

 

 

 

 

こんにちは、アイジェノミクスのスタッフです。肌寒い日が増えてきましたが、みなさんはいかがおすごしでしょうか。 

 

さて、アイジェノミクス・ジャパンは先日、野田聖子衆議院議員にお話をうかがうことができました。その模様はFM西東京にて毎週日曜あさ10:00からの「妊活ラジオ」で放送いたしました。野田聖子衆議院議員は先日まで少子化担当大臣を務めていらっしゃいました。これまでに幾度もご自身の不妊治療の経験も話されていることから、皆さんも関心があるかと思います。

 

このインタビューの模様はアーカイブとしてアイジェノミクスのYouTubeチャンネル「妊活研究ラボ」で動画をご覧いただけます。

https://youtube.com/playlist?list=PLL-R55a21A3oF2WCwIooFYWLTVpKkLkJm 

 

今回は最終回となる第4回。「プレコンセプションケアの重要性について」がテーマです。 

 

野田聖子衆議院議員について 

野田聖子議員は1993年(平成5年)の第40回衆議院議員総選挙で初当選以来、連続9期当選されています。1998年(平成10年)、当時閣僚最年少で郵政大臣に就任。以降、総務大臣や衆議院予算委員長、少子化担当大臣などを歴任されてきました。

 

野田聖子議員は「人口減少は国家有事であり、他国から侵略されていることと同じ」と捉え、男女の結婚や出産をサポートする取り組みや、男性の育児参加を促し、女性が働きながら出産や育児ができるような環境の整備に取り組んでおられるほか、「子ども対策が実は安全保障であり、成長戦略における根幹をなす極めて重要な政策だと考え、人口減少を解決していくための「子ども対策」を推進しています。 

 

不妊治療の現状と現代社会の問題について語って頂きました 

野田聖子議員は米国で卵子提供を受けて体外受精を実施して妊娠したことを、週刊誌に掲載した手記で明らかにされています。また出産前から密着取材が行われたドキュメンタリーのテレビ番組も放送されました。 

 

野田聖子議員が不妊治療に取り組まれ、出産されたことで、身近に感じられている方も少なくないのでは。その野田聖子衆議院議員にお話を伺った第4回では将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと、つまりプレコンセプションケアの重要性についてのお話などを伺っています。 

 

性教育が遅れている日本 

不妊治療や妊活に対する対策も大事です。しかし、海外と比べて、日本は性教育が遅れていると言われています。結婚するまでは性行為はしないから学校で学ばなくていいという流れができてしまっています。 

 

そのため、科学的な性の知識を得ておらず、妊娠のメカニズムを知らないこと、卵子というものがとても希少であること、精子・卵子と並べて語られますが、数の違いや期間の違いがあるということなどがわからず、お互いの性の違いに配慮できない、そういった状況があります。このことが要因となって、いろいろな性犯罪が発生していると言われています。 

 

性教育を大人目線でエロスと見ることが大きな間違いです。性教育というとそういう歪んだ眼差しで見る一部の大人たちがいます。問題を解決するためには性教育を人権教育だという意識に変えていくことが重要だと考えます。 

 

プレコンセプションケアとして学ぶことが重要 

女性と男性の体の違い、その違いを差別にしないこと、そしてその違いを受容する一つのいい形のコミュニケーションが性行為であり、相手が望むことをすることなのだ、というように、プレコンセプションケアのような形で、妊娠するための準備として、子どものうちからしっかり知ってもらうことが重要です。 

 

インターネット上にはアダルトビデオのような、女性が痛めつけられることを喜ぶといったような間違った動画やコンテンツがたくさん上げられています。学校できちんとした性教育が行われておらず、それまでに性教育を学んでいない若い男の子がインターネットでそういったものを見て、誤った性行為を行い女性を心なく傷つけてしまうことがあるのです。 

 

妊活している方々は自分がこれから授かるであろう子どもに、あるいは自分の家族の中にいる子どもに、自分の友達の子どもに、自分の周りにいる男の子や女の子がきちんとした性教育を受けさせなかったことで、性の犯罪を起こしてしまうことがないように、性の犯罪被害者にならないように、「良い大人になろう」という声をみんなで挙げて欲しいと思うのです。 

 

私も微力ながら行っています。しかし多勢に無勢という状況にあります。政治は国民の代弁です。国民に大きな声を挙げて欲しいと願っています。 

 

野田聖子さんからのメッセージ 

私が30代、40代の頃、同僚議員の男性たちは私の妊活や妊娠のことに一言も触れてくれませんでした。今回は同じ仕事場、衆議院の仲間である若い男性の議員に紹介していただき妊活ラジオに出演するということになりました。いろいろな努力の積み重ねで、妊活や生理、不妊治療というものがジェンダー平等に近づいているのかという兆しを感じたところです。 

 

不妊治療技術は進んでいます。しかし、不妊治療があるからとそこに依存するのではなく、女性も男性もこれから自分がどんな人生を歩みたいのか、ということを考えてください。 

また、子どもの親になるための方法は選択肢が増えています。子どもができないということを嘆くのではなく、子どもの親になるための次なるステップというものを貪欲に探していくことが重要だと思います。 

 

妊活は一人で行うことではなく、パートナーと共に歩んでいくことです。私は1回目にこの当たり前のことを見失いました。2回目はいろいろな困難がありましたが、パートナーが一緒に歩んでくれたので今を迎えられていると思っています。 

 

不妊治療は辛いと思います。私も辛かったです。そういうときには人に甘えてください。辛いことを辛いといっても良いのです。エールを送っている人もいるからそれを信じてください。一番良いのは無理をしないことです。 

 

私も振り返ってみれば凄まじい不妊治療の経験を持っています。卵子提供を受けたということで驚かれました。しかし、私は自分のキャパの中でできることしか選んできませんでした。 

 

みなさん、追い詰められないようにして欲しいと思います。  

 

 

野田聖子衆議院議員への取材についての記事は今回が最終回。いかがだったでしょうか。 

 

野田聖子議員が出演されたアイジェノミクス・ジャパン提供「妊活ラジオ」のアーカイブ、今回ブログに掲載した分はこちらからご覧になれます。

https://www.youtube.com/watch?v=capNuRdb-iM 

 

 

アイジェノミクス・ジャパンの妊活ラジオでは不妊治療・妊活に取り組まれているみなさんのお役に立てる情報を今後も提供してまいります。ご意見・ご要望・感想など、ございましたら、アイジェノミクスのSNSやメールなどにお寄せください。

 

 

 

不明点・ご質問のある方は、

 

この記事のコメント欄やウェブサイト

 

またはTwitterFacebookInstagramYouTubeNoteなど

 

各種SNSよりお気軽にお声がけくださいませ。