EMMA/ALICE検査についての

ご質問にお答えします。 第4弾

 

Q1.ラクトフェリンを飲んでいますが、ラクトバチルス菌が増えてくれません。

 

A1.ラクトフェリンは悪玉菌のエサとなる鉄を奪い、乳酸菌のエサとなる物質です。

 

参照過去記事:ラクトフェリンとは何だろう?

https://ameblo.jp/igenomix-japan/entry-12449556575.html?frm=theme

 

そのため、子宮内にラクトバチルス菌がいない状態の方がご使用いただいても、ラクトバチルス菌が増えるという根拠は残念ながらありません。

また、服用したものが子宮内に届くまでにどのくらいの時間がかかるのかもわかっておりません。

そのため、弊社ではラクトバチルス菌膣剤のご使用を推奨しております。

 

 

Q2.EMMA検査の結果、ラクトバチルス菌の割合が0%でした。ラクトバチルス菌膣剤を使用すれば90%まで増えるのでしょうか?

 

A2.1周期の使用だけで90%以上にすることはなかなか難しいと思われます。

ラクトバチルス菌が0%ととても低い場合は、2-3周期、ラクトバチルス菌膣剤をご使用いただくことをお勧めしております。

 

ですが、ラクトバチルス菌が90%以上でないと着床・妊娠できない訳ではありませんので、元がとても低い方はまずはラクトバチルス菌のいる子宮内細菌環境を目指しましょう。

 

 

ラクトバチルス菌が0%ということは、ラクトバチルス菌以外の細菌で子宮内細菌叢が構成されているということになります。

 

まず、その現在の子宮内細菌叢を見直してみてください。

 

悪い菌(ALICE検査の対象菌以外にも着床の妨げとなるいわゆる悪玉菌というものが存在します)がいれば、まずはその悪玉菌を失くすよう抗生物質治療を行う必要があります。

悪玉菌はいない、ラクトバチルス菌以外のいわゆる善玉菌が豊富な子宮内細菌環境であれば、ラクトバチルス菌膣剤の効果は早めに発揮されるかと思います。

 

 

EMMA検査はラクトバチルス菌がどのくらいいるのかを調べる検査と思っている方もいるかもしれませんが、EMMA検査ではご自身の子宮内細菌環境というもっと重要なことが分かります。

ラクトバチルス菌の割合もとても大事な項目ではありますが、その他に検出された細菌がどういうものなのかを知ることができるとても重要な検査です。

 

 

Q3.EMMAの再検査をしたいと思っています。前回、ALICE検査は陰性だったので、今回はEMMA検査だけを受けたいのですが、なぜEMMA検査だけ受けることができないのですか?

 

A3.この件につきましては

過去記事:EMMA検査にALICE検査が含まれている理由

https://ameblo.jp/igenomix-japan/entry-12510149832.html?frm=theme

をお読みください。

 

 

Q4.ラクトバチルス菌の膣剤はどこで買えますか?

 

A4.インターネットショップの「Lactoshop(ラクトショップ)」で購入可能です。

サプリメントのため、個人の患者様でも買うことができます。

ラクトフローラ「フォルテ」(灰色のラベルの方)をご使用ください。

 

※日本で医師免許のない個人の患者様が購入できるのはこの一種類のみになります。

決してアイジェノミクスとラクトショップ様で結託している訳ではありません。ラクトフローラがどれだけ売れようとアイジェノミクスには一円も入りません。ラクトフローラのみをご紹介しているのはここでしか購入できないためです。

 

 

Q5.ラクトバチルス菌膣剤を使用することによって、着床の窓の時期が変わることはないですか?

 

A5.ありません。

ラクトバチルス菌膣剤はERA検査結果に影響はしませんので、ERA検査時にラクトバチルス膣剤を使用していなくて、胚移植時に使用していても着床の窓の時期が変わるということはありませんのでご安心ください。

 

 

Q6.ラクトバチルス菌膣剤の使用の推奨を「胚移植前日まで」とされていますが、私はラクトバチルス菌の割合が低いため、胚移植前日までの使用では足りないのではないかと思っています。

胚移植から妊娠判定期間にもラクトバチルス菌膣剤を使用してもいいでしょうか?

 

A6.ラクトバチルス菌膣剤を胚移植後にも使い続けたとしても、母体や胚、胎児に悪い影響はありませんので、患者様のご希望でご使用を続けたい場合はご使用を続けていただいても問題はありません。

 

 

Q7.ラクトバチルス菌膣剤の使用の推奨期間は「月経終了から胚移植前日まで」とされていますが、処方されたラクトバチルス菌膣剤はその日数分に足りません。

この場合はどのように使用するのが良いですか?

 

A7.月経終了から胚移植前日までの日数より手持ちのラクトバチルス菌膣剤の数が少ない場合、胚移植前日から手持ちのラクトバチルス菌膣剤の数の日数分遡って、その日から胚移植前日までご使用いただくのがベストだと考えます。