気分を上げるお薬も何種類かあるようで、どれが私に合うのかは、使ってみないと分からない、との事。
一先ず先生が選んで下さったお薬を少量、1週間試してみることになった。

お薬を薬局で頂き、外に出た。
近くのスーパーに行き、お夕飯のお買い物を。
まだ、頭がぼぉっとしていて、何をどうしたら良いのか定まらなかった。

その時、友人からLINEが入った。
「まおちゃん、死んじゃった」
涙マークのついたコメントだった。
そう、その日は6月22日で、海老蔵さんの奥様、フリーアナウンサーの小林麻央ちゃんが亡くなった日だ。
美しく可愛らしい麻央ちゃんのブログを読み、一喜一憂し、泣き、微笑ましく思ったりしていた。
私の2人の娘が、小林麻耶、麻央姉妹のように育ってくれたら、と憧れを持っていた。
その麻央ちゃんが!

ところが驚いた事に、感情表現が豊かな方である私は大泣きすると思ったが、泣くどころか、「悲しい」と言う感情も湧かなかった(関係者の皆様、ごめんなさい)。
悲しみも驚きも全く無く、何の感情も湧かなかった。
心が動いていなかった。
その時、ようやく、気が付いた。

「コレダ、コレガ『ウツ』ナンダ。コノ感情ノ波ガ全ク来ナイ、コノドンヨリトシタ気持チガ。」

友人には、一先ず涙のスタンプを送り、夫にメールをした。
「鬱と診断されてしまったわ汗

ようやく、ようやく自分が「鬱」であると認める気になってきていた。
単なる一ファンのくせに、麻央ちゃんが鬱を気づかせてくれたような気がして、「麻央ちゃん・・・」と呟き、空を見上げた。
助けを求めるような気持ちだった。