夫からの返信はメールではなく電話だったが、電波が悪くすぐに切れてしまい、その後「家に帰ったらゆっくり話を聞かせてほしい」とのメールが入った。
私はぼんやりとお夕飯の買い物をして帰った。

夕方、中三の長女が帰って来た。
彼女に重荷を背負わせてしまうかも知れない、などと思いやる事もせずに伝えた。
「今日、病院に行ったんだけど、ウツだって言われちゃった。」
娘は「えっ・・・」と目を見開いた。
そしてすぐに「あー、そうかも知れないと思ってた。だって、変だったもん。ママなら笑うだろうと思って話をしても、全然笑わないし、なんか変だったもん。そっかー。ま、大丈夫だよ!」と私の肩をポンと叩いた。
私は小さく笑った。

小五の次女には伝えられなかった。

そして、夫が帰ってきた。
夫は「長い人生、そんな事もあるよ。ゆっくり気長に治せば良いさ」と言った。
誰の言葉にも、反論するでもなく、同意するでもなく、とにかく心は動かなかった。