4月26日に長野オリンピックスタジアムで行われたJABA長野大会、アスミビルダーズ×ヤマハの観戦記です。
近年社業の人材確保の観点から硬式野球部を創部する企業が多い中、兵庫県神戸市を拠点とする2020年創部のアスミビルダーズ。チーム名の通り母体はアスミホールディングス傘下の総合建設業、関西タクト。選手たちは平日午後5時まで社業を行い、夜に練習と野球と社業の両立を目指しています。この長野大会は連敗ですが、三菱重工Eastに1-2、バイタルネットに3-5と接戦をしており、力をつけてきていることをうかがわせます。
ただこの日の対戦相手は昨秋の日本選手権王者のヤマハ。どこまで爪痕を残すことができるでしょうか?
<スタメン>
【先攻:アスミビルダーズ】
①レフト 松山
②DH 吉田
③セカンド 倉知
④キャッチャー 渡壁
⑤センター 坂口
⑥ファースト 田中
⑦ライト 武元
⑧ショート 髙木
⑨サード 福地
先発ピッチャー 駒井
【後攻:ヤマハ】
①ライト 舟久保
②ショート 相羽
③レフト 網谷
④DH 森川
⑤サード 永濱
⑥ファースト 小林
⑦センター 西村
⑧キャッチャー 高杯
⑨セカンド 土山
先発ピッチャー 有本
<試合概況>
先制したのはヤマハ。
初回1番舟久保がヒットで出塁、盗塁を決めると3番網谷が三塁線を破る適時二塁打で先制します。
3回にもヤマハは相羽のヒットを足がかりに5番永濱の適時打で追加点。
ヤマハはさらに4回に8番高杯の二塁打から9番土山、途中出場前野の適時二塁打、5番永濱の2打席連続の適時打で3点を追加し突き放します。
6回にも代打桃谷の適時二塁打などで2点を追加し、コールド要件を満たします。
守っては先発有本以降3投手の継投でアスミ打線を散発4安打に封じ、7-0の7回コールドで快勝しました。
<注目選手など雑感>
ヤマハが日本選手権王者の貫禄を見せつけた一戦となりました。
中軸打者がしっかりと仕事をし、3番の元ベイスターズの主砲、網谷は先制打を含む3安打をマーク。
そして5番に座った永濱も2本の適時打と犠飛で3打点をマーク。
打線のつながりもよく、どこからでも得点ができるような打線だと思います。
投手陣もアスミを全く寄せ付けない展開でしたが、最終回にマウンドに立ったこの投手に度肝を抜かされました。
愛知高蔵寺高校から今年入社したばかりの芹澤。愛知の公立校の選手ながら昨春のU-18候補合宿に召集され、一躍注目を集めた左腕が公式戦デビュー。球場内のスピードガンは150キロオーバーを連発でMAXは156キロ。2つの三振を奪い上々のデビュー戦になったのではないでしょうか?ややボールが上ずる場面もありましたが、まだまだ伸びしろはたっぷりとありそうで末恐ろしい投手になりそうです。
敗れたアスミビルダーズは投打ともに王者に圧倒される展開となってしまいました。
そんな中7番の2年目武元が二塁打を放ち意地を見せました。体格にも恵まれスラッガーとしての資質はありそうです。
社業との両立を目指す若いチームですが、今季からタイガースで「代打の神様」として活躍した八木裕コーチが就任。若い選手たちに技術と経験を伝えていくことになりそうです。
パナソニックの休部で揺れる近畿地区ですが、兵庫県に関してはスポニチ大会で観戦したYBSホールディングス、2025年創部で元ブルーウェイブの小川博文監督率いるサムティなど新興勢力がしのぎを削ることになり近畿地区の活性化につなげていってほしいですね。(なお、すでに終了した都市対抗兵庫1次予選ではYBSが優勝し、2次予選進出。アスミ、サムティは残念ながら予選敗退となっています。)
アスミ0000000=0
ヤマハ101302X=7
<7回コールド>
(ア)駒井、松田、時澤ー渡壁
(ヤ)有本、佐藤(大)、芹澤ー高杯
【勝利投手】有本
【敗戦投手】駒井
【二塁打】
(ア)武元
(ヤ)網谷、高杯、前野、桃谷














