11月23日に上尾市民球場で行われた埼玉県高校野球4地区選抜交流試合、埼玉県東部選抜×埼玉県北部選抜の観戦記です。

オフシーズン突入直前の高校野球界。近年では県単位の選抜チームを結成し、他県の選抜チームと交流戦を行うことが増えてきていますが、埼玉県の場合は県を東西南北の4地区に分け、1校1名、各地区25名の選抜チームを結成し2日間にわたって交流戦を行っています。

2日目の試合を観戦しましたが、前日の試合の勝者チーム同士、敗者チーム同士のマッチアップとなります。第1試合は前日南部に敗れた東部と西部に敗れた北部の対戦。開場は「甲子園リスペクトスコアボード」の上尾市民球場です。

 

<スタメン>【】は高校名

【先攻:東部選抜】

①ショート 岩井【花咲徳栄高】

②センター 中里【八潮南高】

③セカンド 佐藤【昌平高】

④ピッチャー 水脇【春日部共栄高】

⑤サード 庄司【草加東高】

⑥ライト 鈴木【草加西高】

⑦キャッチャー 高橋【春日部高】

⑧ファースト 松浦【越谷北高】

⑨レフト 坂本【草加南高】

 

【後攻:北部選抜】

①センター 根岸【早大本庄高】

②サード 関根(寧)【滑川総合高】

③ライト 阿部【秩父高】

④DH 石井【本庄高】

⑤キャッチャー 附田【秀明英光高】

⑥ファースト 卜部【本庄東高】

⑦レフト 肥沼【本庄第一高】

⑧ショート 齋藤【伊奈総合学園高】

⑨セカンド 紅谷【国際学院高】

先発ピッチャー 大久保【熊谷商高】

<試合概況>

先制したのは北部。初回、先頭の根岸が四球を選ぶと、2番関根(寧)のヒットでチャンスを広げると、東部選抜バッテリーのバッテリーエラーの間に1点を先制します。

北部は4回にも東部2番手の一郎丸から連打でチャンスを作ると、敵失で追加点を奪った後、7番肥沼の適時打で3点目を奪います。

北部選抜は7回にも、2番関根(寧)の2点適時打に途中出場の新井【熊谷西高】、附田の適時打で5点を追加し試合を決定づけます。

守っては先発大久保以降、5投手の継投で東部選抜打線を完封、8-0で北部選抜が勝利しました。

 

<注目選手など雑感>

どちらも即席チームゆえにバッテリー間の呼吸が合わなかったり守備の連係がうまくいかない部分が目立ちましたが、北部選抜が効果的に得点を重ね快勝しました。

打線を牽引したのは2番の滑川総合高の関根(寧)。

夏の大会で優勝候補筆頭にあげられていた浦和学院高相手にアップセットを起こしたチームからレギュラーを務めていた選手。2安打2打点で得点に絡む活躍を見せました。

4番に座った本庄高の石井は豪快なスイングが印象に残りました。

早大本庄や本庄第一など県内でも強豪校の選手もいる中で公立校の選手ながら球足の速い打球を放ち、1安打をマークしました。

投手陣では先発の熊谷商高の大久保は3回無失点の好投。

低めに制球された変化球が効果的で4つの三振を奪いました。秋の大会でも夏の甲子園に出場した叡明高相手に1失点完投勝利をマークし8強進出に貢献した左腕。春夏通算6度の甲子園出場を誇る古豪復活の切り札になるか注目です。

敗れた東部選抜はちょっと元気なく、連敗で交流戦を終えました。

目についた選手としては2番で出場した八潮南高の中里。

木製バットを使いながらも巧打者ぶりを見せ、この試合両チームで唯一の長打となる二塁打を放ちました。

投手陣では獨協埼玉高の浅見が130キロ台中盤のストレートを軸に1イニングを三者凡退に抑えました。

秋の大会は初戦で飯能高に1-2で敗れていますが、冬を越しての伸びしろはまだまだありそうな印象を受けました。

各校の代表として参加した選手たちには自校にその経験を持ち帰って、春以降の飛躍につなげてほしいです。

 

東部選抜000000000=0

北部選抜10020050X=8

(東)水脇【春日部共栄高】、一郎丸【春日部工高】、糸井【蓮田松韻高】、池田【越谷南高】、伊藤【鷲宮高】、浅見【獨協埼玉高】-高橋【春日部高】、石井(満)【三郷北高】、田島【開智未来高】

(北)大久保【熊谷商高】、内田【深谷商高】、小池【深谷一高】、卜部【本庄東高】、柳【正智深谷高】-附田【秀明英光高】

【勝利投手】内田【深谷商高】

【敗戦投手】水脇【春日部共栄高】

【二塁打】

(東)中里【八潮南高】