11月29日にくまのスタジアムで行われたくまのベースボールフェスタ練習試合in熊野、近大高専×創志学園高の観戦記です。

筆者的に気になっていた「くまのベースボールフェスタ練習試合in熊野」。夜行バスを利用しての弾丸強行軍遠征でしたが9時開始の第1試合を観戦できました。

全国から強豪が集まるこのくまのベースボールフェスタ。岡山からはるばる参戦は創志学園高。タイガースの西純矢などプロ野球選手も輩出している強豪を2022年から東海大相模高で全国制覇を果たしている名将、門馬監督が率いています。この秋は岡山大会準々決勝で敗れていますが、来夏に向けてどのようなチームを作り上げていくか?対戦相手はホスト役である近大高専。名前の通り近畿大学の系列の高等専門学校。現在は名張市に移転していますが、もともとはここ熊野に学校があったため、主催者の1校として出場しています。こちらも秋の三重大会はベスト8の実績があります。

 

<スタメン>

【先攻:近大高専】

①センター 新鍋

②ショート 松岡

③DH 進藤

④キャッチャー 上山

⑤レフト 池田

⑥ファースト 中根

⑦サード 澁谷

⑧ライト 山本

⑨セカンド 中里

先発ピッチャー 赤井

【後攻:創志学園高】

①センター 清水

②セカンド 衛藤

③ファースト 栢菅

④DH 半田

⑤サード 児玉

⑥レフト 重近

⑦ショート 大庭

⑧ライト 白川

⑨キャッチャー 竹林

先発ピッチャー 請川

<試合概況>

先制したのは創志学園。2回裏先頭の児玉が二塁打を放つと、その後1・2塁のチャンスで9番竹林がレフトオーバーの適時二塁打を放ち、2点を先制します。

創志学園は4回にも先頭の大庭のセフティーバント、8番白川のヒットと盗塁で無死2・3塁とすると、9番竹林が2打席連続となる2点適時打を放ち追加点。

さらに1番清水の適時三塁打、5番児玉の適時二塁打などでこの回打者一巡の攻撃で5点を追加します。

5回にも3点を追加した創志学園が守っては請川→鈴木の継投で近大高専打線を3安打に封じ完封。7回コールド10-0で創志学園が勝利しました。

 

<注目選手など雑感>

創志学園が1年生の活躍で大勝しました。

まずは2本の適時打で4打点をマークしたキャッチャーの竹林。

メンバー表を見るとこのくまのベースボールフェスタの4人の捕手を登録している創志学園ですが、背番号12の竹林が完封リレー演出とバットでも正捕手取りをアピールした形になりました。前週まで行われていた岡山県の1年生大会では中軸を務めていたようで恵まれた体格でもありこの先楽しみです。

5番に座った児玉も1年生。

2本の二塁打を含む3安打をマーク。サード守備も安定していて、1年生ながらチームの主軸を担っています。

また先発の請川も1年生。

アンダーハンドの投手ですが、「本格派」ともいえる力のあるボールを投げ込み5イニング無失点、初回の三者三振も含め9つの三振すべてを空振りで奪いました。浮き上がってくるような球の軌道は初見ではなかなか攻略が難しそうです。豊富な投手陣の中で存在感を示しそうです。

2年生も負けておらず1番の清水は3安打をマーク。

上背はありませんが、パンチ力と打球の鋭さは目を見張るものがあり、4回の適時三塁打はフェンス直撃の当たりでした。攻撃的な1番バッターとして打線の火付け役の役割を果たしそうです。

敗れた近大高専は全国レベルのチームとの実力差を感じられた結果となりました。その中で4番キャッチャーの上山は1安打に盗塁も1つ阻止しました。

これまで2人のプロ野球選手を輩出している近大高専ですが、高専出身者初のドラフト指名となった元ジャイアンツの鬼屋敷、今年大学、社会人してドラゴンズに入団し後半は正捕手を務めた石伊と2人ともキャッチャー。偉大な先輩たちに続いていけるでしょうか?

貴重な全国レベルの学校との対戦を経験値として、高専初の甲子園出場につなげてほしいです。

 

近畿大高専0000000=0

創志学園高020530X=10

<7回コールド>

(近)赤井、仙田、大杉-上山

(創)請川、鈴木-竹林

【勝利投手】請川

【敗戦投手】赤井

【三塁打】

(創)清水

【二塁打】

(創)児玉、竹林、半田、児玉