今年から8月開催に移行した社会人野球二大大会の一つ、都市対抗野球大会。今月最後に残っていた西関東の代表が先週決定し、32代表が出揃い、先週末19日に組み合わせ抽選会が行われました。

 

出場32チームはこちら

 

前年優勝で推薦出場の三菱重工Eastをはじめ、18チームが連続出場。最長の連続出場はJR東日本の16年連続。この連続出場中に1次予選からの出場が2年続いたり、ここ2年は第4代表決定戦で出場を決める「滑り込み乗車」(鉄道会社としてはまずいよね…)というしぶとさですね。

復活組では最長ブランクは6年ぶりの北信越代表の信越硬式野球クラブ。北海道のJR北海道硬式野球クラブも5年ぶりの復活。両チームとも経営合理化による統廃合などでクラブチーム化されたチームですが、久々の東京ドームで存在感を見せてくれるか楽しみです。

また、昨年は3チーム「全滅」だったHonda勢ですが、今年は3チームそろい踏み。本社(ということでいいのかな?)も東京移籍後初出場でドームに「全開Honda」が戻ってきますね。

 

一方で初出場組は今年も0。代表決定戦には南関東のテイ・エステック、北信越のIMFバンディッツ富山、近畿のYBSホールディングス、四国のイワキテックと4チームが勝てば初出場に迫りましたが壁を打ち破るには至らなかったですね。テイ・エステックなんかはタイ・ブレークでの惜敗だったので本当にあと一歩。来年は初出場チームが生まれるのを期待したいです。

 

都市対抗野球の特色の一つである「補強選手制度」も面白味の一つ。同地区の予選敗退したチームから3人まで加えることができますが、強豪チームが敗退すると「草刈り場」となるのが常。NTT東日本から9人、JR東海から8人などが目立ちますね。

西関東の代表決定戦で敗れて惜しくも出場を逃した復活・日産自動車からもENEOSへ石飛、角田の2選手が補強されました。

他にもクラブチーム登録の大和高田クラブ、ショウワコーポレーション、イワキテックからも補強選手が選ばれており、補強選手としての経験をチームに還元していってほしいですね。

補強選手一覧

 

さて、組み合わせ抽選の結果ですが、8月開催以降の弊害と言いますか、海の日の3連休がなくなったことに加え、週末が2日しかないことから「特定シード制度(一定数以上の観客動員を条件に、事前申請したチームを、希望する試合日・時間に割り振るもの。ひらたくいえば、『一定数』の集客を条件に、『ウチは日曜日の第3試合がいい』という申請を認める制度)」を申し込むチームが大渋滞。特定シードを申し込んだチーム同士で即対戦が決まってしまい、しかも近隣チーム同士の対戦が目立つ(JR東日本×東芝、Honda×JFE東日本、東京ガス×SUBARUなど)事態になり、抽選の面白みがなかったのは残念ですね。JABAとしては「チーム券収入」が見込めるからおいしい制度なのかもしれませんが、ちょっと考える時期なのではないでしょうかねぇ。

 

組み合わせ結果はこちら

 

前年優勝の三菱重工Eastの入るブロックは、トヨタに東芝、NTT西日本、JR東日本など強豪がそろう「死の組」になっており、補強選手が取れない三菱Eastにとっては連覇への道は厳しいものになりそうです。

 

予選終了から本大会開幕までまだ1か月強ありますが、応援合戦も含め今年も熱戦に期待したいですね。