7月27日に明治神宮球場で行われた全国高校野球選手権西東京大会、東海大菅生高×国士舘高の観戦記です。
春の都大会準優勝で第1シードの東海大菅生高。春の関東大会の健大高崎高戦を観戦したときは敗れはしたもののタレントそろいを感じさせる内容でした。西東京大会の優勝候補の筆頭にふさわしくこの準決勝まで無失点で勝ち上がってきました。
対するは春9回、夏1回の甲子園出場経験のある国士舘高。ノーシードでの出場となった今大会では國學院久我山、日大鶴ケ丘、センバツ出場の早実を倒しての堂々の準決勝進出。早実戦では終盤の逆転劇を見せるなどチームに勢いが出ており、4連続のシード校撃破を狙います。
<スタメン>
【先攻:東海大菅生高】
①ファースト 小上防
②セカンド 久米川
③ショート 前田
④センター 藤平
⑤サード 太田
⑥レフト 笹原
⑦ライト 関山
⑧キャッチャー 鹿倉
⑨ピッチャー 上原
【後攻:国士舘高】
①センター 下立
②レフト 石田
③ファースト 宮﨑
④ライト 加藤
⑤ショート 鈴木
⑥サード 寺内
⑦キャッチャー 高橋
⑧セカンド 山﨑
⑨ピッチャー 鎌村
<試合概況>
初回東海大菅生は2死2塁のチャンスを作ると、バッターは4番の藤平。すると国士舘ベンチは藤平を申告敬遠し5番太田と勝負を選択。太田はいい当たりだったもののライトライナーで国士舘が初回から大胆な策でピンチを切り抜けます。
東海大菅生は3回にも2本のヒットと死球で1死満塁とすると、打者は4番藤平。しかし国士舘鎌村が踏ん張りショートゴロ併殺ででピンチを切り抜けます。
その裏国士舘も四球とバントヒットでチャンスを作りますが、後続が続かず。4回にも2死1・3塁の場面で1塁走者が牽制球で1・2塁間に挟まれる間に3塁走者が本塁を果敢に狙いますが、東海大菅生守備陣の落ち着いた対応で本塁憤死と両校得点を奪えません。
均衡が破れたのは5回表。東海大菅生は2番久米川の絶妙なバントヒットでチャンスを広げると、3番前田の適時打で1点を先制します。
東海大菅生は7回に敵失で2点を追加すると、8回にも代打佐藤の適時二塁打、1番小上防の適時打で2点を追加しダメ押し。
守っては上原→藤平の盤石継投で国士舘打線を完封。5-0で東海大菅生が勝利し決勝進出を決めました。
<注目選手など雑感>
東海大菅生が第1シードの貫禄で5試合連続の完封勝利、無失点のまま決勝進出を決めました。
やはり投手陣が盤石で先発の上原が7回被安打3の無失点。リリーフの藤平も140キロ台後半のストレートを軸に2回2奪三振で国士舘打線を封じました。
決勝では日大三高の強力打線の前に力尽きましたが左腕の上原は大学で経験を積むことで実戦的な左腕に成長する素材だと思いますし、力強いストレートが武器のリリーフタイプの藤平はプロ志望をしているようで、この試合4番を務め春の関東大会では健大高崎投手陣からマルチ安打を放ったバッティングも魅力。「二刀流」として上のステージで活躍できるか注目したいですね。
菅生は野手陣もタレント豊富。先制打の3番前田はマルチヒットにショートの守備も安定。1番の小上防もシュアな打撃を見せました。
タレント豊富な力のあるチームでしたので甲子園での活躍も見てみたかったですが、選手たちには上のステージでも活躍していってほしいです。
敗れた国士舘はノーシードからの快進撃も準決勝で潰えました。
先発の鎌村は快進撃を支えてきたエースの実力を見せ8回途中で降板も粘りの投球を見せました。
この投手もまだまだ伸びしろは感じさせられ、大学でも先発左腕として試合を作れる存在になりそうです。おそらく系列の国士舘大に進むのではないかと思いますが、東都二部で最下位に沈み入替戦に回ることが多い国士舘大の救世主になってほしいですね。
東海菅生高000010220=5
国士舘高 000000000=0
(菅)上原、藤平-鹿倉、沼澤
(国)鎌村、関、井村-高橋
【勝利投手】上原
【敗戦投手】鎌村
【二塁打】
(菅)佐藤











