8月2日にベルーナドームで行われたパシフィックリーグ公式戦、ライオンズ×マリーンズの観戦記です。
学生たちが夏休み突入し、NPB各球団も集客手段として様々な企画を行っていますが、期間限定の「サマーユニフォーム」のそのひとつ。ライオンズは涼しげなブルーのユニフォームで登場。SとLを組み合わせた帽子のロゴもなかなか良いデザインではないでしょうか?
対するマリーンズもサマーユニフォーム。
シンプルなデザインですが、こちらも番号の数字のフォントに特徴がありますね。借金が増えつつある両チームですが、期間限定ユニで勢いに乗ることができるでしょうか?
※NPBの写真のSNS投稿規制があるのでプレー中の選手の写真掲載は自粛します。(後日アメンバー限定で公開予定)
<スタメン>
【先攻:マリーンズ】
①センター 藤原
②DH 寺地
③サード 安田
④レフト 西川
⑤ライト 山本(大)
⑥セカンド 宮崎
⑦ファースト 上田
⑧キャッチャー 佐藤
⑨ショート 小川
先発ピッチャー 木村
【後攻:ライオンズ】
①センター 西川
②ライト 長谷川
③レフト 渡部(聖)
④ファースト ネビン
⑤サード 外崎
⑥DH デービス
⑦ショート 源田
⑧キャッチャー 古賀(悠)
⑨セカンド 滝澤
先発ピッチャー 與座
<試合概況>
先手を取ったのはライオンズ。初回、先頭の西川がヒットで出塁すると2番長谷川のサードゴロをマリーンズ安田がファンブル&悪送球のWエラーでチャンスを広げます。この場面で頼りになる助っ人、ネビンが犠飛を打ち上げ1点を先制します。
マリーンズは3回表、四球を足掛かりにチャンスを作ると、2番の売り出し中の若手寺地の適時打で同点に追いつきます。
しかしライオンズもその裏、1番西川がライトスタンドに飛び込むソロ本塁打を放ち再びリードを奪います。
ところがライオンズ先発與座がリードを守れず、4回表再度四球で走者を出すと、マリーンズは7番上田が右中間スタンドへの2ラン本塁打を放ち、再度逆転します。
このリードをマリーンズ先発の木村が6回2失点のQS達成で7回もマウンドへ。先頭打者を四球で出し、犠打で得点圏に進められますが、2死までこぎつけライオンズ9番滝澤の打球はファーストへのゴロでピンチを脱したかと思われましたが、この打球をマリーンズ・ファーストの上田が後逸。スタートを切っていた2塁走者が生還し同点に追い付かれます。
勢いに乗ったライオンズは滝澤が盗塁を決めると、1番西川がレフトへ適時打を放ち勝ち越しに成功。三度ライオンズがリードを奪います。
ライオンズとしてはこのリードを勝ちパターンの継投で逃げ切りたいところですが、9回表クローザーの平良が2つの四球でピンチを作ると、3番安田が適時打を放ち、同点に追いつかれます。
その裏ライオンズは西川、渡部(聖)のヒットなどで1死満塁のサヨナラのチャンスを作りますが、後続が続かず試合は延長戦に入ります。
10回表マリーンズはライオンズ6番手山田を攻め、代打藤岡のセンターオーバーの適時打で勝ち越しに成功します。
その裏ライオンズは先頭が討ち取られますが、代打村田がレフトスタンドに飛び込む起死回生の同点本塁打を放ち、追いつきます。
試合時間が4時間を超え、スコアボードに最終電車の時刻案内が出る中延長戦は続きますが、両チーム決め手を欠き規程により12回引き分けとなりました。
<注目選手など雑感>
試合時間4時間30分を超える試合は両チーム「痛み分け」のような形になりました。ライオンズ、マリーンズともに「勝ち試合を逃した」ともいえるし、「負け試合を引き分けに持ち込んだ」とも言える試合でしたね。
クローザーの平良がリードを守り切れなかったライオンズですが、延長戦でリードを許した状況で期待の「ロマン砲」、村田がプロ初本塁打となる貴重な同点本塁打を放ち、チームを救いました。
日本人離れした体躯を誇るスラッガーがこの本塁打をきっかけに覚醒するでしょうか?
ライオンズでは1番の西川が3回の本塁打、7回の一時勝ち越し打を含む「6打数6安打」の活躍。ケガに苦しみ、2020年~2023年にかけてはNPB野手のワーストとなる62打席連続無安打を記録してしまった選手が本当にいい打者に成長してきました。Aクラス入り、クライマックス出場に向けて西川のバットでチームに勢いをつけていきたいですね。
対するマリーンズは最下位に沈む苦しいシーズンを象徴するような試合展開。3つのエラーが失点につながり、延長でリードを奪っても逃げ切れませんでした。
しかし苦しいチームの中で若手は着実に成長を見せており、オールスターにも出場した高卒2年目寺地は適時打を放ち存在感をアピール。高卒2年目、今月19日が誕生日でまだ19歳の選手とは思えない落ち着きを感じさせる選手ですね。
4回に逆転2ランを放った昨年のドラフト1位、上田は今度こそ「正真正銘のプロ初本塁打」。7/17のホークス戦の6回表に本塁打を放った直後に雨が強まり試合継続ができなくなりコールド。裏の攻撃が完了していなかったため、上田の本塁打も「幻」になり話題となりましたが、安心してくださいベルーナドームは「屋根付き球場」です!しかし7回の守備ではエラーで逆転を許す展開となり、「晴れのち雨」の試合になってしまいました。
マリーンズは苦しいシーズンが続きますが、若手にとっては経験を積む貴重な時期でもあります。残りシーズンを来季につなげていってほしいですね。
マリーンズ001200001100=5
ライオンズ101000200100=5
<延長12回引き分け>
(M)木村、高野、小野、横山、益田、澤田-佐藤
(L)與座、羽田、佐々木、ウインゲンター、平良、山田、甲斐野、黒木-古賀(悠)、柘植
【本塁打】
(M)上田
(L)西川、村田
【二塁打】
(M)西川、藤岡
(L)西川、仲田
<おまけ>
この試合、マリーンズ上田、ライオンズ村田が記念すべきプロ初本塁打を記録。同じ試合で複数の選手がプロ初本塁打を打つのもなかなかないのではないでしょうか?
また、こちらも夏の集客イベントになるんでしょうが、外野席の一部に水が噴き出す「スプラッシュシート」が設置されていました。
これは空調の利かないベルーナドームにはピッタリな席で常設してもいいのでは(笑)





