8月30日に東京ドームで行われた都市対抗野球大会、鷺宮製作所×TDKの観戦記です。東京都第1代表として3年ぶりに東京ドームに帰ってきた鷺宮。今年は春のスポニチ大会を優勝するなど勢いに乗っていますが、その勢いが持続できているか?対するは2006年に東北勢唯一の黒獅子旗を獲得したTDK。こちらも3年ぶりの東京ドーム、復活組同士の対戦となりました。

 

<スタメン>

【先攻:TDK】

①セカンド 太田

②センター 北畠

③ライト 齋田

④サード 深江

⑤DH 三上※七十七銀行からの補強選手

⑥レフト 水野※日本製紙石巻からの補強選手

⑦ファースト 三浦

⑧キャッチャー 兼子

⑨ショート 夏井

先発ピッチャー 小島

【後攻:鷺宮製作所】

①セカンド 中島(優)

②ショート 島野

③DH 西浦

④ライト 野村

⑤センター 向山※NTT東日本からの補強選手

⑥サード 木代

⑦ファースト 保戸田

⑧キャッチャー 佐藤

⑨レフト 竹原

先発ピッチャー 竹丸

 

<試合概況>

試合は2回、両チームとも補強選手が実力を発揮します。

2回表TDKは6番の水野がレフトスタンドへソロ本塁打を叩き込み、先制します。

しかしその裏鷺宮は4番野村がヒットを放つと、5番向山がバックスクリーンに2ラン本塁打を叩き込み、逆転に成功します。

その後両先発投手の力投で2-1のまま試合は後半に入ります。

6回裏、TDKはリリーフに高橋を投入しますが、代わり端野村に四球を与えると、5番向山がレフトオーダーの適時二塁打を放ち大きな追加点を奪います。

鷺宮はこの回8番佐藤の犠飛、9番竹原にも適時打が出て、さらに2点を追加しリードを4点とし、試合が決まったかと思われました。

先発の竹丸を6回で降板させ継投策に出た鷺宮ですが、TDKは8回鷺宮3番手門間から2つの四球を選びチャンスを作ると、2番北畠の適時打で1点を返します。

さらに9回には鷺宮4番手中島(隼)に2死を取られますが、途中出場伊藤のヒットのあと、代打打川がレフトスタンドに2ラン本塁打を叩き込み、1点差に詰め寄ります。

追い上げを見せたTDKですが反撃もここまで。鷺宮が5-4で逃げ切り初戦を突破しました。

 

<注目選手など雑感>

3年ぶり出場の鷺宮製作所ですが見事に初戦を突破、2020年以来の白星をマークしました。

勝利に貢献したのは先発の竹丸。

ドラフト候補に挙がる大卒2年目左腕は6回1失点、8つの三振を奪う好投で試合をしっかりと作りました。6回69球でまだまだ余力を残していそうでしたが、次戦以降を考えての早めの降板だったのでしょうか?大崩れするタイプではなく、四死球も0というのは評価に値します。この後の投球内容によっては上位候補になってきそうです。

打線ではNTT東日本からの補強、向山が2本の長打で3打点をマークし打線を牽引。

東京№1打者と言っても過言でもない実力者が「助っ人」の役割を果たしています。マルチ安打を放った4番の野村から続く打線は得点力がありそうで、上位進出には1~3番でどれだけチャンスを作ってこの2人に回せるかがカギになりそうです。

早めの継投に出た投手陣にはやや不安が残る内容。2回戦以降はリリーフ陣の切り替えが大事になりそうです。

敗れたTDKは終盤良く追い上げを見せましたが、中盤の失点が響きました。

先発の小島はベテランらしく丁寧な投球で5回を2失点と試合は作りました。

5回で96球を要してしまったのが誤算だったか、継投策が失点につながったのは痛かったですね。

打線は終盤粘りを見せましたが、クリーンアップがノーヒットと誤算であと一歩及びませんでした。優勝経験のある東北の雄だけにドームに帰ってくるだけでなく、2006年の旋風の再現を目指してほしいですね。

 

T D K010000012=4

鷺宮製作所02000300X=5

(T)小島、高橋、鈴木、田中-兼子、奥村

(鷺)竹丸、菊地、門間、中島(隼)-佐藤、大井

【勝利投手】竹丸

【敗戦投手】小島

【本塁打】

(T)水野、打川

(鷺)向山

【二塁打】

(鷺)向山