北海道苫小牧市のメイン球場、緑ヶ丘球場からほど近い場所にある野球場です。

土盛りで外観のないグラウンドはもともとは「北海道5強」と称され、白老の大昭和製紙、室蘭の新日鉄室蘭、札幌のたくぎん(北海道拓殖銀行)、NTT北海道と覇を競った王子製紙苫小牧の練習拠点として使われていた野球場で、2000年に本社のスポーツ体制見直しで2025年の都市対抗野球を制した愛知県春日井市のチームに一本化されたのち、苫小牧市へ譲渡されたようです。

球場設備はフィールド自体は両翼95m、中堅120mの広さで練習場として使われていた名残か、ファウルグラウンドは広くとられています。照明設備はないものの、パネル式のスコアボードが備えられています。

一方で先述の通り観客設備としては脆弱で、土盛りの芝生があるのみ。

バックネット裏にのみ、一列にずらっと並んだベンチが備えられています。

構造的に有料試合の開催には向かなさそうですが、近年では北海道学生野球連盟の最終週に緑ヶ丘球場と同時開催で3試合のうち1試合が行われる日程が組まれることが多いようです。試合後の閉会式表彰式までの待ち時間短縮の意味合いがあり、緑ヶ丘球場との距離の近さならではといったところですね。一方で北海道学生野球連盟自体が、ファイターズ伊藤大海を輩出した地元苫小牧の北洋大が部員不足で2025年秋のリーグ戦をもって休部、加盟校が7校となることから二部制から一部制に。また旭川市立大も4年生の卒業で部員不足になることが予想されるため、今後苫小牧での開催がどうなるか不透明になってきそうです。(詳細はこちらの記事で)

ただし緑ヶ丘球場と至近のロケーションもあり、夏場の学生野球の合宿や釧路のタンチョウリーグ、鹿児島のおいどんリーグのようなオープン戦の発展形での活用なんかもできるんじゃないかと思います。

 

【所在地】北海道苫小牧市清水町4-1-1

【球場データ】両翼:95m 中堅:120m 内野:土 外野:天然芝 スコアボード:手動パネル式 照明:なし 収容人員:バックネット裏に1列ベンチシートのみ。

【アクセス】JR北海道苫小牧駅から車で約5分、徒歩で約15分。