9月5日に小松市弁慶スタジアムで行われた北陸大学野球連盟秋季リーグ戦、金沢星稜大×北陸大の観戦記です。

東京ドームの都市対抗野球もクライマックスに近づいていますが、大学野球の秋のリーグ戦も各地で開幕しています。そうなると放浪癖がまた出てくる…。

全国27大学野球連盟制覇を勝手にミッションとしている筆者としては、未観戦の北陸大学野球連盟の試合を観戦惟石川県は小松市へ向かいました。

観戦したのは金沢星稜大と北陸大の石川県勢同士の対戦。

金沢星稜大という名前に「ピーンときました」という方がいらっしゃるのではないかと思います。

高校野球の名門星稜高校の系列校です。設立自体は「金沢経済大学」という名前で大学のほうが先なのですが、付属校として後発の星稜高の野球部の甲子園の活躍で知名度が上がったことで、大学の知名度が県外において低く、一時期星稜高校の校名を「金沢経済大学付属星稜高等学校」と改め、野球部のユニフォームの袖口に校名をあしらうなどしてアピールしたがあまり効果は上がらず方針を転換。逆に、高校の知名度に肖る形で大学の校名を2002年に『金沢星稜大学』に改称したとのことです。甲子園のブランド力を感じさせられる話ですね。

野球部は2008年の大学選手権に一度出場していますが、以降は福井工大、金沢学院大の壁を破れない状況で春も3位でフィニッシュしています。今季は開幕週連勝で勝ち点を奪っており、2度目の優勝を狙います。

対する北陸大は2003年に加盟した比較的新参組。春は4位に終わっており、今週が開幕週になります。

 

<スタメン>

【先攻:北陸大】

①ライト 唐澤

②セカンド 村井

③DH 植松

④レフト 中村

⑤キャッチャー 亀澤

⑥ファースト 櫻井

⑦サード 山本

⑧ショート 西尾

⑨センター 市川

先発ピッチャー 與

【後攻:金沢星稜大】

①ライト 泉

②DH 清水

③センター 柳島

④レフト 胡摩

⑤ファースト 黒江

⑥セカンド 西川

⑦サード 高田

⑧キャッチャー 薄井

⑨ショート 中村

先発ピッチャー 玉村

星稜大は系列の星稜高出身者が3番柳島、先発の玉村など4人並ぶラインナップになっています。

 

<試合概況>

先制したのは星稜大。2回裏、2死走者なしから6番西川が死球を受けると7番高田のヒットでチャンスを広げます。このチャンスで8番薄井がしぶとくセンター前に落とす適時打を放ち1点を先制します。

直後の3回表北陸大は7番山本の二塁打を足がかりに1死1・2塁のチャンスを作りますが後続が続かず無得点に終わります。

北陸大は5回にも先頭打者が敵失で出塁しますが、次打者が試みた犠打が星稜大ピッチャー玉村の好フィールディングもあり併殺となりチャンスを逸します。

すると星稜大は5回裏1死1塁の場面で2番清水の打球はセカンドへのゴロ、併殺かと思われましたがこれを北陸大守備陣の悪送球を誘い、1死1・2塁に。

ここで3番柳島の2点適時三塁打、4番胡摩の適時二塁打で畳みかけ、北陸大を突き放します。

星稜大は7回にも4番胡摩の適時打が出てダメ押し。

守っては先発の玉村が9回を投げ切り完封。5-0で星稜大が勝利し開幕3連勝としました。

 

<注目選手など雑感>

金沢星稜大が盤石の試合運びで快勝しました。

先発の玉村は9イニングを109球でまとめ被安打4の完封勝利。

開幕週の1失点完投に続いての完封で安定感抜群の投球を見せています。金沢学院大、福井工大の2強を捕まえるためにもこの投球を続けたいところです。

打線では3番の柳島が3安打2打点、4番の1年生胡摩も2本の適時打で2打点をマーク。

中軸がきっちり仕事ができれば上位校を脅かす存在となっていきそうです。1年生の胡摩は小松大谷高で甲子園に出場した右の強打者で大きな戦力になりそうですね。

敗れた北陸大は2つの併殺に2つの犠打失敗が大きく響きました。上位校を脅かすためには手堅い攻めをしていきたいところです。

そんな中で光明は2番手で登板した3年生左腕の東。

リードを4点に広げられた場面でリリーフに立ち後続を断ち、1回2/3を無失点で3つの三振を奪いました。左腕のリリーフとして戦力になるのではないでしょうか?

 

北陸大000000000=0

星稜大01003010X=5

(北)與、東、水上、堀-亀澤

(星)玉村―薄井

【勝利投手】玉村

【敗戦投手】與

【三塁打】

(星)柳島

【二塁打】

(北)山本、市川

(星)西川、胡摩