今回の記事は筆者のふとした疑問から始まる内容です。私見もりもりの内容ですがお付き合いください。

近年開場したり、改装された野球場のスコアボードはフルカラーLEDが導入され、映像を流せたり選手名表記の文字サイズも自在に変更できるなど利便性が高まっています。

近年よく見られるゴールデンウィークのこどもの日前後で各球団で実施される「キッズデー」で選手名をひらがな表記にするのもこのようなスコアボード機能の向上によるものでしょう。

一方で地方球場などではまだまだ磁気反転式などの電光掲示板も多く、選手名表示も3文字程度しか表示できず、また文字サイズの変更もできない仕様のものも見られます。

そもそも日本時の名字自体がほとんどが「田中」「佐藤」「鈴木」など漢字2文字のものがほとんどで、名字が「佐々木」とか「小笠原」など3文字もありますがだいたいは3文字分のスペースがあれば収まります。仮に同チーム内に佐藤選手が複数いても、「佐藤一」「佐藤二」のように3文字で収まるため、不便さはあまりありませんね。(佐々木選手が複数いると問題だが…。東北地方は佐々木さん結構多いので…)

しかし、日本社会もグローバル化が進み、野球界でも海外にルーツを持つ選手も増え、カタカナ名字の選手も増えてきました。

先月観戦した越谷市民球場での首都大学野球リーグの試合では日体大の「マーカード・真偉輝・キアン」投手が登板しましたが、越谷市民球場の選手表示は3文字までの仕様。

さて、どうする?と思ったら、スコアボード表示はミドルネームで漢字の「真偉輝」と表示してきました。

今後地方球場でもこのような事態増えてきそうですね。

また、文字サイズが変更できるスコアボードの仕様でも、国際試合での海外選手の選手名表示の難しさはどうしても出てしまいます。

昨年の薩摩おいどんリーグで韓国プロ野球の三星ライオンズの試合を観た際、選手名はカタカナ表記にしたものの、そもそもキムさんやパクさんなど同姓選手が多い選手名を表示するために、薩摩川内市総合運動公園野球場のスコアボードは名前のほうで表示する荒業に出ました。

この薩摩川内総合運動公園野球場の表示仕様は全角3文字、半角6文字が限界のようで、下の名前のみにしても収まり切れない選手がスタメン10人中5人いました。

これが英字表記になると縦書きではかなり限界が…。オーストラリア代表がキャンプを行うノースタマ州フチュー市(府中市)の府中市民球場の表記はこんな感じ。

そもそも英字を縦書きにすること自体に無理がありますが、漢字では2文字~3文字で収まる日本人の表記もローマ字表記になるとかなり文字数が多くなりますね。

国際試合が多く開催されている東京ドームや東京オリンピックの会場になった横浜スタジアムなどは横書き表示になっていますので英字表記にもすんなり対応できますが、今後新設や改装されるスコアボードは横書きのものが増えていくんでしょうねぇ。

今年訪問した球場の選手名の縦横表記の比率を取ってみましたが、1:7で縦書きでした。

さて、先日観戦した東北福祉大学野球場のスコアボードは今や絶滅危惧種になりつつある手動パネル式のスコアボード。

仙台六大学リーグで偉いなぁと思うのが、写真の通り選手名をしっかり手書きで表示しているところ。なかなか味のある文字ですよね。人が書くから文字サイズの調整も自由自在、原点回帰で手書き手動スコアボードの先祖返りなんてのもありかも?スコアボード係は大変でしょうが(笑)