5月10日に明治神宮球場で行われた東京六大学野球連盟春季リーグ戦、立教大×早稲田大の観戦記です。

今季投手陣崩壊でここまで8試合で66失点の立教。前日の1回戦でようやく2勝目を挙げましたが勝ち試合はいずれも1-0と投壊なのか好投なのか、「ジキルとハイド」のような…今日はいったい

冗談はさておき、第1試合で東大が勝ち点を奪取していますので、立教もこの試合で勝ち点を取っておかないと最下位の可能性も出てきてしまいます。

対する早稲田も法政相手に勝ち点を落としていますので、優勝戦線に残るためには負けられません。勝敗をタイにして第3戦に持ち込めるでしょうか?

 

<スタメン>

【先攻:早稲田大】

①センター 阿部

②DH 川尻

③サード 岡西

④レフト 寺尾

⑤ライト 德丸

⑥ファースト 髙橋(海)

⑦キャッチャー 尾形

⑧ショート 山根

⑨セカンド 湯浅

先発ピッチャー 宮城

【後攻:立教大】

①ライト 木津

②レフト 北野

③ショート 長島

④ファースト 丸山

⑤DH 大山

⑥センター 本間

⑦セカンド 村本

⑧キャッチャー 落合

⑨サード 河野

先発ピッチャー 田中

<試合概況>

試合は予想外の展開となります。1回裏立教が早稲田先発宮城に襲いかかります。1番木津、2番北野の連打でチャンスを作ると3番長島の適時打でまず1点。

さらに1・3塁の場面で4番丸山のセンターフライを早稲田センター阿部がまさかの落球。続く5番大山に適時打が出ると、さらにエラーで加点。

7番村本、9番河野にも適時打が出てこの回一挙7点を奪い、早稲田先発宮城をKOします。

立教は早稲田のリリーフ陣にもホームラン攻勢をかけ、2回には4番丸山が弾丸ライナーでライトスタンドに飛び込むソロ本塁打。3回には2番北野の3ラン本塁打で加点し、序盤で11点のリードを奪います。

こうなると早稲田の戦意は喪失。7回には連続押し出しなどで4点を追加され、合計15失点。7回、8回に1点づつ返しますが焼け石に水で立教が15-2で大勝し連勝で勝ち点を奪取しました。

 

<注目選手など雑感>

立教打線がようやくお目覚め&先発田中の好投で今季初勝ち点を奪取しました。

先発の田中は大量援護に守られたとはいえ、8回を投げ2失点と先発の役目を果たし、7つの三振を奪う好投でしっかりと試合を作りました。

今季先発ピッチャーが序盤に崩れ、ビッグイニングを作られるケースが目立っていただけにやはり投手の好投が打線に好影響をもたらすなぁと実感しました。

打線では3番の長島が本塁打が出ればサイクルヒットの活躍。

「立教大 長島 背番号3」というとどうしても長嶋茂雄さんにつなげられてしまい、2年生の選手には余計なプレッシャーがかかりそうですが、シュアな打撃はスター候補生の資質はあると思います。

主軸として計算していた小林(隼)の負傷離脱もあり苦しいチーム事情の中でこの日サードでスタメンの9番河野は3安打2四球3打点で全打席出塁。

 

前日が初出場初スタメンだった2年生の北野はリーグ戦初安打に続き、初本塁打の3ラン本塁打と結果を残しました。

こういった代役が台頭してくると自然にチームに勢いがつきそうですが、最終カードは最下位争いのライバル東大との直接対決。この勢いを持続させたいところですね。

敗れた早稲田は小宮山監督の頭から湯気が立ちそうな試合展開…。11点リードされた5回から主将の香西を登板させたあたりは開幕戦の完封以来、コンディションが整わず登板のなかった香西の調整登板の意味合いが強いとはいえ、「懲罰登板」的な雰囲気が感じられました香西は2イニング無失点4奪三振ときっちりイニングを食ったのはさすがですね。

さぞ小宮山監督プンプンかと思いきや、試合後のコメントは「怒りを通り越してあきれる」というもの。これはこれで恐ろしい…。

 

法政戦に続いて勝ち点を落とした早稲田は優勝争いから大きく後退するだけでなく、残り2カードが優勝争いをしている明治、慶応ということで万が一ですが4連敗になった場合は3勝8敗の勝ち点1、勝率。273でリーグ戦を終えることになり、東大×立教の結果次第ではまさかの単独最下位の可能性も…。

 

仮に早稲田が4連敗してしまった場合…

 

東大2勝0敗の場合→東大 4勝6敗勝ち点② 勝率.400 立教 3勝8敗勝ち点① 勝率.273⇒同率最下位(5位)

東大2勝1敗の場合→東大 4勝7敗勝ち点② 勝率.364 立教 4勝8敗勝ち点① 勝率.333⇒早稲田単独最下位

立教2勝0敗の場合→立教 5勝6敗勝ち点② 勝率.455 東大 2勝8敗勝ち点① 勝率.200⇒早稲田5位

立教2勝1敗の場合→立教 5勝7敗勝ち点② 勝率.417 東大 3勝8敗勝ち点① 勝率.273⇒同率最下位(5位)

 

東大打線の好調さ、立教投手陣の「ジキルとハイド」の「ハイド」側が出た場合、3回戦にもつれ込む可能性も高そう…。早稲田としては立て直しを図って1勝でも1つでも勝ち点を積み上げたいところですね。まずは今週末の明治戦が大事ですね。

 

早大000000110=2

立大71300040X=15

(早)宮城、森山、中村(心)、小松(龍一)、香西、安田、佐宗-尾形、大越

(立)田中、中澤ー落合

【勝利投手】田中

【敗戦投手】宮城

【本塁打】

(立)丸山、北野

【三塁打】

(立)長島

【二塁打】

(早)寺尾、湯浅

(立)大山、河野、長島、丸山