本日第3戦までもつれ込んでいた東都大学野球連盟の入替戦で、二部優勝の東京農業大が一部最下位の駒澤大を降し、実に1993年以来31年ぶりの一部復帰を決めました。

昨年春秋に続いて3季連続の東農大ですが、昨春は二部最下位(入替戦で敗れ三部降格)、昨秋は三部優勝校(入替戦で勝利し二部昇格)ときて、今季は二部昇格即優勝で入替戦も勝利とジェットコースターのような展開ですが、ドラフト候補にも挙がるエース長谷川、主将の和田ら4年生に、聖望学園高で甲子園に出場した2年生の岡部などの下級生も力をつけてきており、31年ぶりとなる一部でも他校と渡り合えるだけの実力はあると思います。

こうなると一部での東農大の戦いぶりを秋は観てみたいと思うところですが、ネックとなるのが神宮に固執するあまりの「平日開催」という問題。

当ブログでも過去に何度も取り上げてきましたが、週末の神宮開催の優先権は東京六大学野球連盟にあり、祝日の月曜日に日程を組んでも、その週に限って東京六大学が日曜までに日程が消化しきれず延期になったり、また平日開催でも1日3試合開催のためスワローズ戦のある日のいわゆる「プロ併用」ができないという問題があります。

そのため入場料収入という面でも潤沢に徴収できるものでもなく、以前、事務局長が「正直言って、東都大学野球連盟の財政状況は厳しい。このまま行ったら破産してしまう。少しでも収入を増やせる方法を考えたい」とコメントし、地方での週末開催での開幕週実施(大分、福島、名古屋、松山で開催)をしたり、首都圏でもZOZOマリンでの週末開催などを模索しましたがその流れもやや下火になっている印象ですね。どうも少数の大学が神宮への固執が強いようで、全大学の足並みが揃わないようです。

しかし、一野球ファンとしては何度でも訴えたいです。

「週末開催してください!」

今年の大学野球選手権を青山学院大が連覇し、2022年の亜細亜大から3連覇を達成している日本の大学野球リーグでトップの実力を持つリーグですので、週末開催してくれればいくらでも入場料払いますよ~。

東京ドームやベルーナドーム、他連盟との競合になりますが等々力、浦安、大宮、相模原などの球場をうまく使って週末開催に持ってけないものですかね。ジャイアンツのファーム新球場が開場したら、三軍用のグラウンドとなる予定のよみうりランドのジャイアンツ球場なんかも活用できませんかね。NPB球団や、東都OBのプロ野球関係者にもぜひ骨を折ってもらいたいと思います。

皆さんも東都の試合、週末に観たくありませんか?