4月7日に皇子山球場で行われた京滋大学野球連盟春季リーグ戦、京都先端科学大×花園大の観戦記です。
関西遠征2日目、当ブログの裏テーマである「全国制覇&完全制覇」案件の一つ全国で26連盟ある大学野球のリーグの公式戦を観戦することを目指す「全国26大学野球連盟完全制覇」を進捗させるために、未観戦の京滋大学野球連盟を観戦するため大津市の皇子山球場へ向かいました。
対戦カードは昨春の王者で大学野球選手権に出場した花園大。秋は2位に終わりましたが経験者が多く残り2年連続の大学野球選手権出場を狙います。
対するは京都先端科学大。2019年に京都学園大学から名称変更した学校で、現在は柳川高、プリンスホテル、ファイターズなどでプレーした中島輝士監督が采配を振るっています。
<スタメン>
【先攻:花園大】
①レフト 廣部
②センター 堀江
③セカンド 植西
④サード 櫻田
⑤ファースト 原田
⑥ショート 川﨑
⑦キャッチャー 永倉
⑧DH 尾﨑
⑨ライト 山田
先発ピッチャー 有園
【後攻:京都先端科学大】
①ライト 後藤
②キャッチャー 井上
③サード 城本
④DH 小林(誠)
⑤セカンド 井口
⑥ファースト 加藤
⑦ショート 髙木
⑧センター 大久保
⑨レフト 清水
先発ピッチャー 竹村
<試合概況>
花園大が先端大先発竹村の立ち上がりを攻めます。
1死後2番堀江の四球と3番植西のヒットでチャンスを作ると、4番櫻田が左中間を破る適時二塁打を放ち、2点を先制します。
花園大先発の有薗も制球が安定しない内容で、3回無死から2つの四死球を与えると、花園大ベンチが動き2番手に岡田を送り込みます。無死1・2塁の場面で先端大の中軸を迎えた岡田ですが、内野ゴロ3つでピンチを脱します。
その後試合は両校投手の踏ん張りで試合は膠着状態に。7回表花園大は1死2塁のチャンスで3番植西がレフト前にはじき返しますが、先端大レフト清水の好返球で得点を阻止します。
するとピンチのあとにはチャンスあり。その裏先端大は8番大久保、代打土生の連打でチャンスを作ると、2番の主将井上がセンター前にはじき返し同点に追いつきます。
試合はこのまま同点でタイ・ブレークの延長戦に。
10回表花園大は4番櫻田のヒットで満塁とすると、6番川﨑の打席で先端大3番手福永のワイルドピッチで勝ち越し。
さらに川﨑にも適時打が出てリードを2点に広げます。
その裏、先端大も犠打で1死2・3塁とした場面で今度は花園大バッテリーにバッテリーエラーが出て1点差に。
しかし花園大4番手の藤原が後続を断ち、4-3で花園大が競り勝ちました。
<注目選手など雑感>
花園大が昨春王者の実力を見せ競り合いを制し、開幕4連勝としました。
打線は中軸が持ち味を発揮。先制打の4番櫻田は初回の先制打でパンチ力を見せ、3番の植西は広角に3本のヒットを飛ばしました。
昨年の大学選手権もレギュラーとしてプレーしている経験が生きていて、2年連続の大学野球選手権出場への原動力になりそうです。
敗れた先端大は前日のコールド負けから接戦に持ち込みましたが、あと一歩及ばず。3回の無死1・2塁の同点機を逸したのが響きました。
しかし、同点打の主将井上を中心にチームとしてまとまっていて、この試合では8番の大久保が2安打1四球1盗塁とチャンスメイクを果たしました。
この試合で結果の出なかった中軸に当たりが出れば得点力アップにつながりそうです。佛教大、花園大が開幕4連勝で走る展開になりましたが、先端大も粘り強い野球で優勝争いに踏みとどまってほしいですね。
花園大2000000002=4
先端大0000002001=3
<延長10回タイ・ブレーク>
(花)有園、岡田、涌田、藤原―永倉
(先)竹村、宮山、福永―井上
【勝利投手】涌田
【敗戦投手】福永
【二塁打】
(花)櫻田