神奈川県横須賀市の旧日産自動車久里浜工場跡地に整備された佐原2丁目公園内に2019年4月に開場した野球場です。ちょうど平成から令和への「代替わり」を控えていたことから「令和佐原球場」の愛称がつけられています。おそらく日本で初めて「令和」の名を冠した野球場ではないでしょうか?

この球場はベイスターズのファーム施設を横須賀スタジアムにある追浜公園内に移転することによって廃止された追浜公園第2・第3球場の代替施設として市民利用を目的として建設されました。

球場設備は全面人工芝のフィールドは立派なものですが、バックスクリーンも幕状の簡易のもの。スコアボードも黒板式で観客席も少々ベンチがあるのみというもので簡素な設備になっています。

フィールドも中堅110m、左翼85m、右翼87mと狭く、硬式野球場と名はついているものの高校生以上の硬式球の使用は難しいのではないかと思います。日本の球場としては珍しい左右非対称なのは特徴的ですね。

建設の経緯から少年野球や草野球などの使用がメインになりそうですが、市民にとっては貴重な野球場として重宝されていきそうですね。

 

【所在地】神奈川県横須賀市佐原2-2-10

【球場データ】左翼:85m 中堅:110m 右翼:87m 内外野:全面人工芝 スコアボード:黒板式 照明:なし 収容人員:ベンチ少々

【アクセス】京浜急行北久里浜駅から徒歩約20分