沖縄県島尻郡八重瀬町の運動公園内にある野球場です。

まず、この球場名をフリガナなしで読めた方は相当の沖縄通ではないかと思います。読み方は「こちんだ」。2006年に東風平町と具志頭村が合併し、八重瀬町となったので旧東風平町エリアにあることになります。

2002年に開場した球場の設備は両翼98m、中堅122mの公認野球規則に則った広さのフィールドに、ファウルグラウンドが広くとられた構造はキャンプ誘致を意識したつくりと思われ、斜面を利用した半掘り下げ式のような構造になっています。手動パネル式で打順表示を備えたスコアボードに簡易型ですが照明設備も備えています。

観客席はバックネット裏にベンチシートの座席が設けられています。

球場の入り口部分がゲート状になっているのも特徴的です。

かつてはファイターズやスワローズのファームや韓国プロ野球のハンファイーグルスが春季キャンプを行った実績もあります。また近年では2019年に沖縄初のプロ野球チームとして設立された琉球ブルーオーシャンズの準本拠地として使用される構想がありましたが、コロナ禍もあり球団自体が2022年11月に活動休止、2023年4月に運営会社も破産してしまったため活躍の場を失ってしまった形になってしまいました。

しかし、環境的にはキャンプや合宿などには最適なものであるのは間違いないので、アマチュア野球のキャンプなどで活用されていってほしいです。

 

【所在地】沖縄県島尻郡八重瀬町東風平1076

【球場データ】両翼:98m 中堅:122m 内野:土 外野:天然芝 スコアボード:手動パネル式 照明:簡易のみ 収容人員:1,800人

【アクセス】おもろまち駅前広場からバスで約60分、「志多伯入口」下車、徒歩15分