11月17日に東京ドームで行われたアジアプロ野球チャンピオンシップ2023、オーストラリア代表×台湾代表の観戦記です。
この日は計画年休。神宮で明治神宮大会を観戦の予定でしたが、週間予報を見るとあいにくな天気だったのでシフトチェンジ。チケットが確保できたので開催中のアジアプロ野球チャンピオンシップの観戦をすることとしました。ナイターの侍ジャパン戦を前にオーストラリアと台湾の試合を観戦です。題して「野球場放浪記、アジアの野球に触れる」の巻。
<スタメン>
【先攻:台湾代表】
①センター 郭天信
②レフト 邱智呈
③DH 陳傑憲
④サード 劉基鴻
⑤ライト 岳政華
⑥ファースト 何恆佑
⑦セカンド 林靖凱
⑧ショート 張政禹
⑨キャッチャー 蔣少宏
先発ピッチャー 陳克羿
【後攻:オーストラリア代表】
①ショート スペンス
②センター ホワイトフィールド
③ファースト ウイングローブ
④キャッチャー A・ホール
⑤サード キャンベル
⑥ライト バーク
⑦セカンド ウイリアムス
⑧DH エドワーズ
⑨レフト ナイト
先発ピッチャー ハンプトン
台湾代表の選手たちの名前を入力する際に思ったこと。初めて見るような漢字が多いんですけど…。書くのは見様見真似で書けるけどワープロ入力しようにも読み方がわからん(笑)久しぶりに「IMEパッド」の手書き機能を使いました…。
<試合概況>
先にチャンスを作ったのはオーストラリア。初回1番スペンスのヒットと四球で1死1・2塁とし、打順は4番のA・ホール。しかしA・ホールは注文通りのセカンドゴロ併殺に打ち取られチャンスを逸します。
その後はオーストラリアは細かい継投、台湾は先発陳克羿からリリーフ陣に繋ぎ、両チーム無得点のまま試合は延長10回からのタイ・ブレークに持ち込まれます。
無死1・2塁からのタイ・ブレーク。台湾は定石通り送りバントを試み、これがエラーを誘い満塁となると、3番オーバーエイジ枠の陳傑憲がセンター前にはじき返し、2者が生還し均衡を破ります。
さらに台湾は2死満塁の場面で7番林靖凱がレフトスタンドに満塁本塁打を叩き込みダメ押し。
6点差を付けられたオーストラリアには反撃の力はなく、その裏の攻撃も打者3人で終わり試合終了。台湾代表が6-0でオーストラリア代表を降しました。
<注目選手など雑感>
台湾代表が投手陣の好投と、タイ・ブレークでの一気の攻めで勝利を収めました。
先発の陳克羿は初回のピンチを併殺でしのぐと、7回を投げ被安打2の無失点の好投。
細身の投手らしい体型で四死球2と制球も安定しており、先発投手としてこの先台湾を代表する投手になっていきそうです。
2番手で登板した林詔恩は1回1/3を投げ3つの三振を奪う好リリーフ。
この人はまだ19歳。もう少し体が出来上がってくると手強い投手になりそうです。
ダメ押しの満塁本塁打を放った林靖凱はマルチヒットに加え、セカンドの守備も堅実。小柄ですがクセモノ的な存在になっていきそうな雰囲気を感じます。
敗れたオーストラリアは4回以降ノーヒットで2安打に抑えられてはなかなか勝機を見出せませんね。投手陣は細かい継投で走者を許しながらも台湾打線を無得点に抑えてきましたが、タイ・ブレークで力尽きました。
4番手のパーソンズは打者6人から3つの三振を奪い力のあるボールを投げ込んでいました。リリーフタイプとして、国内リーグにとどまらずMLBなどの海外リーグに挑戦するチャンスもあるのではないかと思います。
台湾代表0000000006=6
豪州代表0000000000=0
<延長10回タイ・ブレーク>
(台)陳克羿、林詔恩、邱駿威-蔣少宏、戴培峰
(豪)ハンプトン、ウィンヤード、ビーティー、パーソンズ、シェリフ、クラーク、マグラス、ラバーティーA・ホール
【勝利投手】邱駿威
【敗戦投手】マグラス
【本塁打】
(台)林靖凱