先週金曜日にセンバツ高校野球大会の出場校36校が発表されました。

 


昨年12月に勝手に開催された筆者の選考委員会は21世紀枠の全敗を含め5校を外す散々な結果となりましたが、あらためて21世紀枠の難しさを実感しましたね。

今回は記念大会ということで一般枠が4枠増枠となった選考でしたが、増枠となった東北、関東・東北、東海あたりはこのまま21世紀枠を廃止して一般枠として増やしてもいいような感じがしてます。

さて、筆者が見事に外した関東・東京の7校目(筆者は横浜と予想、結果は二松学舎大付)、近畿の7校目(筆者予想は高田商、結果は社)については打力重視で選出された感じがしますね。

 

【関東・東北】

横浜…神奈川大会優勝・関東大会8強(2回戦vs浦和学院2-0、準々決勝vs健大高崎2-5)

二松学舎大付…東京大会準優勝(東京大会6試合合計36得点17失点)

 

横浜は1年生から甲子園を経験している左腕杉山がおり、初戦で浦和学院を完封。対する二松学舎は昨年同様東京大会準優勝ながら決勝は2-8で大敗とあって、投手力で横浜有利と見ましたが横浜の関東大会2試合4得点の貧打より二松学舎の打力に分があると見たようですね。

 

【近畿】

高田商…奈良大会準優勝・近畿大会8強(初戦乙訓(京都1位)1X-0、準々決勝龍谷大平安(京都3位0-5)

社…兵庫大会3位・近畿大会8強(初戦天理(奈良1位)13-7、準々決勝智弁和歌山(和歌山1位)0-7※7回コールド)

 

近畿は公立校同士の争いとなりましたが、初戦はどちらも県大会優勝校を撃破も、社は準々決勝でコールド負け。同じ兵庫の報徳学園が近畿大会準優勝で選出濃厚とあって、地域性からも高田商有利と見ましたが、高田商の2試合1得点に対し、奈良の優勝校天理相手に13点を奪い打ち勝った社の打力が評価された感じですね。過去の選考から行くと、社の2試合14失点、コールド負けというのが割引材料になっていたと思うのですが、両校とも天理と対戦があり高田商が県大会で天理に2-12と大敗していたことから社>天理>高田商という力関係で見たんですかねぇ。結果として兵庫勢2校選出で奈良県勢は唯一出場なしとなりました。(地域性はどこいった?)

 

昨年の東海地区での準優勝校聖隷クリストファーの落選のような大きなサプライズはありませんでしたが、今年の一筋縄ではいかない選考でしたね。まぁ、これがセンバツ、英語名に「National High School Baseball Invitation Tournament」とあるようにあくまでも「招待試合」ですからね。しかし選考についてはもう少し透明性、客観性は欲しいかなと思うところもあります。(投手力、守備力を重視する年があったり、今年のように打力重視の選考になったように思われたり選考基準に一貫性がない…)

 

であれば、ここから「暴論」です。

各地区の優勝校10校は優勝した段階でセンバツ出場(招待)確定、明治神宮枠は残し優勝地区の準優勝校も確定として残りの21校を競馬の有馬記念や宝塚記念のように「ファン投票」選出なんてのはどうでしょう?例えばこんな感じで…。

 

・各地区高野連、新聞社・雑誌社の記者、フリージャーナリストの投票で候補校選出。

・候補校からファン投票で上位21校を出場校として「招待」

 

まぁ、暴論ではありますけどネットなどの情報が発達した中でたとえば大船渡高校時代の佐々木朗希が候補校に挙がっていたら、佐々木朗希が甲子園で投げていたかも?なんてこともあるかもしれませんよ(笑)

 

大会は大阪桐蔭や広陵、仙台育英などが優勝争いの中心になりそうですが、出場36校の熱戦に期待したいですね。

 

※センバツ高校野球が招待大会になった理由や消滅危機があったことに触れた過去記事もどうぞ。ここでも暴論述べてます(笑)