去年のこの頃に同じような記事を書いたのですが…ジャイアンツがまた同じような、いや去年より「悪質」な育成枠の使い方をしました。
ジャイアンツが昨年FAで加入した梶谷や、一軍でも実績のある中川、高橋優貴、今年リリーフとして一軍に定着した平内らケガによるリハビリに専念させるためとはいえ、自由契約→育成再契約にすると発表しました。
しかし、リハビリに専念させるという文言が額面通りに取れないんですよね。育成選手がFAの人的保障の対象外になるため「育成プロテクト」という姑息な手段を取ったようにしか見えません。
4年契約8億円で加入した梶谷が育成選手って、年俸据え置きになるのであれば超高給取りの育成選手になっちゃいますね。
こういう育成枠の使い方は明確なルール違反ではないものの、本来の目的からは大きく逸脱したものであることは昨年の記事でも述べましたが、確信犯的に使うジャイアンツに対しては批判の目を向けるべきです。
これには日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長がジャイアンツもしくは全球団に抗議文の提出を検討すると怒りを表しているとのことですが、労働組合としてのプロ野球選手会なのであればきっちりとルールの改善に向けて動いてほしいものだと思います。
こんな感じで育成枠の本来の目的から逸脱した使い方がはびこるのであれば、育成選手も人的保障の対象とすること、FAの人的保障で現有戦力を失いたくないのであれば、人的保障の代わりに翌年のドラフトの上位指名権を譲渡するなどのルール変更をするべきではないかと思います。(以前人的保障の代替案として記した記事はこちら)
ルール違反じゃないからといってこのような抜け道、姑息な手段が続くのであればプロ野球からファンは離れていくのではないかと危惧してしまいます。育成選手という制度が正しい使い方をされることを切に願いたいです。


