9月10日にZOZOマリンスタジアムで行われた東都大学野球連盟秋季リーグ戦、青山学院大×亜細亜大の観戦記です。

開幕週にともに勝ち点を奪った両校。大学選手権王者の亜細亜に対し、一部復帰4シーズン目で2006年春以来の優勝を目指す青山学院。亜細亜から勝ち点を奪取すると久しぶりの優勝にも大きく前進するのではないでしょうか?

 

<スタメン>

【先攻:亜細亜大】

①ショート 田中(幹)

②センター 天井

③ファースト 藤江

④DH 山下

⑤セカンド 西脇

⑥サード 大越

⑦レフト 松浦

⑧キャッチャー 小山

⑨ライト 右田

先発ピッチャー 青山(写真下)

【後攻:青山学院大】

①センター 中島

②ライト 山中

③ショート 山田

④サード 佐々木

⑤DH 小田

⑥ファースト 片山

⑦セカンド 藤原

⑧キャッチャー 佐藤

⑨レフト 大手

先発ピッチャー 北村(写真下)

<試合概況>

先手を取ったのは青山学院。初回、1番中島がヒットで出塁すると、2番山中のライトへの飛球を亜細亜ライトの右田が追いつきながら取れず(記録はエラー)、1塁から中島が生還し、1点を先制します。

4回まで青山学院先発北村の前にノーヒットに抑えられていた亜細亜は5回にようやく7番松浦の内野安打で初ヒットを記録すると、2死2塁の場面で9番右田がライト前に運びますが、青山学院ライト山中の好返球で本塁憤死で同点に追いつけません。

すると青山学院は6回裏2死から2番山中の二塁打でチャンスを作ると、3番山田の適時二塁打で待望の追加点を奪います。

青山学院は8回にも3番山田にこの試合2本目の適時打が出てダメ押し。

先発の北村は9回を投げ切り被安打2の完封勝利。青山学院が大学選手権王者亜細亜相手に先勝しました。

 

<注目選手など雑感>

青山学院が4年生の活躍で先勝しました。

完封勝利の北村は球速は130キロ台後半ながら丁寧な投球で亜細亜打線を封じました。夏場に完投するための体力作り、パワーアップに励んだ結果が活かされた形になりましたね。

2安打2打点の主将山田は犠打もきっちり2つ決めて勝利に貢献。

2番の山中も2安打に亜細亜の得点を防ぐ好返球と存在感を示しました。

二部から一部の復帰に貢献した4年生がラストシーズンに結果を残していますね。翌日の試合も連勝し、王者亜細亜から勝ち点を奪取し、久しぶりの優勝に向けて残り3カードの試合ぶりに注目したいですね。

敗れた亜細亜は打線がつながらず完封負け。投手陣は最低限の仕事をしていただけに痛い敗戦となりました。

先発の青山は本調子ではない感字でしたが6回2失点のQS達成で実力を発揮しました。春の優勝に貢献したエースの片りんは見せてくれました。

2番手の1年生左腕山城は1回無失点とリリーフで結果を出しました。

同じ1年生の本田、齋藤とともに投手陣の一角としてチームに貢献しています。投手陣は盤石なだけに野手陣の奮起に期待したいですね。

 

亜細亜大000000000=0

青山学大10000101X=3

(亜)青山、山城、松本-小山、草部

(青)北村-佐藤

【勝利投手】北村

【敗戦投手】青山

【二塁打】

(青)山中、山田