10月9日に明治神宮球場で行われた東京六大学野球連盟秋季リーグ戦、東京大×明治大の観戦記です。

立教との2回戦で勝利し、勢いに乗るかと思われた東大ですが、先週の早稲田戦では1-23,0-19の記録的大敗で連敗。新たな連敗街道のスタートになってしまうのか?

対するは慶応戦が2試合連続の引き分けとスッキリしないスタートになった明大。連敗スタートだった早稲田が東大相手に猛打爆発で「スッキリ」したのに続くことができるか?

 

<スタメン>

【先攻:明治大】

①ライト 陶山

②セカンド 村松

③センター 丸山

④ファースト 上田

⑤サード 山田(陸)

⑥ショート 宗山

⑦レフト 杉﨑

⑧キャッチャー 蓑尾

⑨ピッチャー 竹田(写真下)

【後攻:東京大】

①センター 宮﨑

②ライト 阿久津

③サード 大音

④ファースト 井上(慶)

⑤セカンド 水越

⑥レフト 安田

⑦キャッチャー 松岡(泰)

⑧ショート 中井

⑨ピッチャー 鈴木(健)(写真下)

 

<試合概況>

初回から明治打線が東大投手陣に襲い掛かります。

1回表陶山、村松の連打と丸山の犠打でチャンスを作ると内野ゴロで先制し、さらに5番山田(陸)の適時打で2点を奪います。

3回には6番の1年生宗山の適時打で追加点を奪うと、5回にも1点を追加します。

7回には4番上田の適時打で5点目を奪うと、7回には主将の丸山の2ラン本塁打でさらに加点。

9回にも2点を加え後半に突き放した明大が、守っては竹田→磯村→渡部(翔)→阿南の継投で東大打線を4安打完封し、快勝しました。

 

<注目選手など雑感>

明大が上位打線の活躍で効果的に得点を奪い、快勝しました。

2番の3年生村松は2本の二塁打を含む3安打3得点とチャンスメイク。

広角に打ち分けるバッティングは中軸につなぐ役割を果たしてくれそうです。

プロ志望届を提出している3番の丸山も1本塁打を含む2安打3打点とドラフト前に猛アピール。犠打もきっちり決めており、俊足巧打の外野手として指名を待ちます。

2人の1年生がスタメンに名を連ねた明治の中で6番の宗山は2安打1打点。

守備でも1年生とは思えない落ち着いたプレーを見せ、今後どのような選手に成長していくか注目したいです。

投げてはこちらもプロ志望届提出済みの竹田が7回無失点9奪三振の好投。

派手さはないですが、先発ピッチャーとしてきっちり試合を作れる選手だと思います。無四球なのも評価に値すると思います。

敗れた東大は2桁失点は免れましたが、登板した4投手がすべて失点。打線も散発4安打、守っても3失策と元気がありませんでした。変則日程で空き週がなく4週連続の試合になっていることでスタミナ切れの感がありますね。翌日の試合も0-22の記録的大敗でその印象はより強まりますね。一週空き週を挟んで最終カードの法政戦、投手陣が最少失点に抑え、打線がしぶとく食らいつく野球を取り戻してほしいです。

 

明治大201010122=9

東京大000000000=0

(明)竹田、磯村、渡部(翔)、阿南-蓑尾

(東)鈴木(健)、井澤、松岡(由)、柳川-松岡(泰)

【勝利投手】竹田

【敗戦投手】鈴木(健)

【本塁打】(明)丸山

【二塁打】(明)丸山、村松×2

      (東)松岡(泰)、安田