6月7日に明治神宮球場で行われた全日本大学野球選手権大会1回戦、桐蔭横浜大×国際武道大の観戦記です。

この日の3試合目は関東勢同士の対戦。2017年、2018年と2年連続で大学選手権準優勝の実績のある千葉大学野球連盟代表の国際武道大。2018年以来の出場で3度目の正直の優勝を狙います。対するは神奈川大学野球連盟代表の桐蔭横浜大。昨年のチームからはライオンズドラ1の渡部健人ら4年生レギュラーが抜け苦戦が予想されましたが、関東学院大との優勝決定戦を制しての出場です。

 

<スタメン>

【先攻:国際武道大】

①セカンド 藤本

②ショート 宮内

③センター 高嵜

④サード 菊池

⑤DH 渡部

⑥レフト 塚越

⑦ファースト 籾山

⑧キャッチャー 佐藤

⑨ライト 吉田

先発ピッチャー 原田(写真下)

【後攻:桐蔭横浜大】

①センター 金井

②ショート 平野

③レフト 山根

④キャッチャー 吉田(賢)

⑤ファースト 山田

⑥サード 吉田(晃)

⑦DH 加田

⑧セカンド 小西

⑨ライト 岸本

先発ピッチャー 菊地(写真下)

<試合概況>

先制したのは国際武道大。2回表ヒットで出塁した5番の渡部を犠打で得点圏に進めると7番籾山の適時打で1点を奪います。

しかしその裏桐蔭横浜は4番の吉田(賢)がレフトスタンドにソロ本塁打を叩き込み同点に追いつきます。

桐蔭横浜は5回裏、この回先頭の9番岸本が四球を選ぶと、二盗、三盗を決めます。

続く1番金井の犠飛で生還し、桐蔭横浜がノーヒットで勝ち越しに成功します。

しかし国際武道も一歩も引かず、6回表2死からの連続四死球でチャンスを作ると6番塚越の適時打で同点に追いつきます。

追いつかれた桐蔭横浜は7回裏死球で出塁した金井が盗塁を決め、犠打で3塁に進むと内野ゴロの間に生還し再びリードを奪います。

このまま逃げ切りたい桐蔭横浜ですが、8回表エラーとヒットで無死1・2塁のピンチを背負うと、2番手山崎が痛恨のボークで2・3塁となり、4番菊池の内野ゴロで同点に追いつかれます。

迎えた9回表、国際武道は2死1塁の場面で1番藤本がセンターオーバーの三塁打を放ち勝ち越しに成功。

さらに2番宮内にも適時打が出てリードを2点に広げます。

このリードを3番手の板川が守り切り国際武道大がシーソーゲームを制し2回戦に進出しました。

 

<注目選手など雑感>

関東の強豪同士の対戦は追いつ追われつの接戦となりました。

勝った国際武道は連続準優勝した時のような目立った選手はいませんが、しぶとい野球を見せました。

7番の2年生籾山はリーグ戦では3試合のみの出場でしたが先制打を含む3安打をマークし大舞台で結果を残しました。

これをきっかけに中心打者に育っていくような感じがしますね。

決勝打の藤本は最終打席まで結果が出ていませんでしたが、勝負強さを発揮。2回戦でも本塁打を打ったようで切り込み隊長の役割をきっちり果たしました。

 

 

2回戦で関西学院大に逆転で敗れてしまった国際武道は投手陣が課題か。この試合でも3年生の変則サイド左腕原田が4つの死球を含む5四死球と制球に課題を感じましたが、2回戦でも四死球から逆転されたようで、これを糧にさらなる成長を期待したいですね。力感のないフォームから140キロ台のストレートを投げ込むスタイルは面白い存在ですので、同じ3年生で横浜高時代U-18侍JAPANに選出された板川と切磋琢磨していってほしいです。

敗れた桐蔭横浜は2度のリードを奪いながら逃げ切ることができず悔しい結果となりました。

そんな中で印象に残ったのは4番の3年生吉田(賢)。

キャッチャーらしいどっしりとした体格から力強いスイングで本塁打を含む4安打をマーク。確かな爪痕を残しました。打てる捕手としてアピールしていけば先輩の渡部健人に続き大卒でのNPB入りも狙えるのではないでしょうか?

NPB入りを目指すということでは先発した4年生右腕菊地も同様。

佐渡島の佐渡高出身の大型右腕は故障明けながら6回途中で9つの三振を奪う力投。140キロ台中盤の力のあるストレートを軸にした投球は魅力的ですので、秋にアピールして高校時代にプロ志望届を提出しながら指名漏れした悔しさを晴らしてほしいですね。

 

国際武道大010001012=5

桐蔭横浜大010010100=3

(国)原田、山本、板川-佐藤

(桐)菊地、山崎、伊禮-吉田(賢)

【勝利投手】板川

【敗戦投手】山崎

【本塁打】(桐)吉田(賢)

【三塁打】(国)藤本

【二塁打】(国)籾山

      (桐)吉田(晃)