山梨県の最南端、富士川沿いに広がる南巨摩郡南部町の所有する野球場です。「アルカディア」というのはネーミングライツではなく、ギリシャの古代からの地域名で構成に牧人の楽園として伝承されたことで「理想郷」の代名詞となったアリカディア地方に由来しているそうです。

施設自体は1986年の「かいじ国体」のソフトボール会場として整備されたもので、両翼91m、中堅120mとフィールドはあまり広くありませんが、正面のエントランスは立派なものになっています。

スコアボードはパネル式、照明は簡易照明と最低限の設備ではありますが、硬式球の使用も可能なようで地元クラブチームの活動拠点となっているようです。

観客席は、バックネット裏は本部席のみで1・3塁側にベンチシートの座席を備えています。外野よりの座席は味のある木製のベンチになっています。

この球場で特徴的なのは外野の芝生。普通の球場では内野と外野の境目から芝生になっているものですが、この球場は外野の定位置あたりからようやく芝生が生えている状態。生え際が後退したおじさんの頭みたい・・・。

【所在地】山梨県南巨摩郡南部町大和360

【球場データ】両翼:91m 中堅:120m 内野:土 外野:天然芝 スコアボード:手動パネル式 照明:簡易照明のみ 収容人員:約300人

【アクセス】JR身延線内船駅からタクシーで約5分