11月7日にZOZOマリンスタジアムで行われたパシフィック・リーグ公式戦、千葉ロッテマリーンズ×オリックスバファローズの観戦記です。

プロ野球もレギュラーシーズンが残りわずか。両リーグともに優勝チームが決まっていますが、クライマックスシリーズを実施するパ・リーグは2位争いが混沌化。ホークスと優勝争いをしていたマリーンズが一軍選手のコロナウイルス集団感染や、打線を引っ張ってきたマーティンの故障離脱などが続き、歴史的失速。猛烈な追い上げを見せている昨年のチャンピオンチーム、ライオンズとこの試合の前日の段階でのころ3試合で同率で並ぶ展開になっています。このまま同率で終了した場合、直接対決の結果が順位決定の決め手となるため不利になるマリーンズとしてはこの日のデーゲームでライオンズが引き分けているため、この試合を勝って半歩リードを広げ翌日の直接対決に臨みたいところです。

対するバファローズはシーズン中に西村監督の退任もあり2年連続の最下位に沈む結果となりました。この試合が最終戦となりますが勝ってシーズンを締めくくることができるでしょうか?

 

<スタメン>

【先攻:バファローズ】

①ライト     佐野

②サード     宗

③ショート    紅林

④DH       モヤ

⑤センター    中川

⑥ファースト   T-岡田

⑦キャッチャー  若月

⑧セカンド     宜保

⑨レフト       吉田(正)

先発ピッチャー  榊原(写真下)

【後攻:マリーンズ】

①ライト      荻野(貴)

②センター    藤原

③レフト      菅野

④DH       清田

⑤セカンド    中村(奨)

⑥ファースト   井上

⑦ショート     藤岡

⑧キャッチャー  田村

⑨サード      安田

先発ピッチャー  二木(写真下)

バファローズは9番に吉田(正)という、えっ!?と思うオーダーですが、これは首位打者と全試合出場確保のための苦肉の策。守備のみついて最初の打席で代打を送られています。

先発はここまで8勝のマリーンズ二木とバファローズは榊原というマッチアップです。

 

<試合概況>

先手を取ったのはバファローズ。初回2死後、高卒ルーキーながら3番に座る紅林がヒットで出塁すると、4番モヤがセンターオーバーフェンス直撃の適時二塁打を放ち紅林が生還、1点を先制します。

その裏マリーンズはバファローズ先発榊原の制球難に付け込み3つの四球で満塁のチャンスを作りますが、6番井上が三振でチャンスを逸し、2回3回も塁上に走者をにぎわしながらも得点を奪えません。

迎えた4回裏、2死1・2塁の場面で打順はここまで2三振の2番藤原。ここで藤原の打球はライトスタンドにライナーで突き刺さる3ラン本塁打となり逆転に成功します。

5回にも押し出しで1点を加えたマリーンズは先発の二木が6回1失点の好投で、7回以降は勝ちパターンの継投で逃げ切りを図ります。

しかしバファローズが粘りを見せ7回表、マリーンズ2番手ハーマンから6番T-岡田の適時二塁打で1点を返します。

8回の澤村は走者を背負いながらバファローズ打線の反撃をかわし、試合は2点差のままクローザーの益田が9回のマウンドへ。

しかし益田もピリッとせず、9番途中出場の大下の犠飛で1点差に迫られ、さらに2死2塁の一打同点の場面が続きます。

この場面で試合中から降り続いた雨脚が強まり試合は一時中断に。

約20分の中断後再開された試合は最後の打者代打の伏見をファーストファウルフライに打ち取り、マリーンズが逃げ切りに成功。大きな1勝をあげました。

 

<注目選手など雑感>

マリーンズが苦しい試合をものにし、CS出場に王手をかけました。

最大のヒーローは決勝本塁打の高卒2年目の藤原。

チャンスを活かせない嫌なムードを断ち切る弾丸ライナーの本塁打はまさに値千金。広い守備範囲も見せ、順調にレギュラーへの階段を駆け上がっている印象です。

先発の二木は初回に失点しましたが丁寧な投球で3回以降は完全投中で6回1失点のQS達成で9勝目をマークしました。

今年からエースナンバーの18を背負う右腕が大一番で先発の役割を果たしました。

リリーフ陣ではシーズン途中にジャイアンツから移籍した澤村がMAX155キロのストレートを武器に2つの三振を奪い8回を締めました。

登場曲の「SandStorm」に乗せてリリーフカーに乗ってくる姿は痺れました。古巣ジャイアンツとの日本シリーズでの対戦を目指し、快投を続けてもらいたいですね。

 

敗れたバファローズは投手陣が10与四死球と踏ん張れず追い上げも及ばず最終戦を飾れませんでした。

そんな中で来季への期待を膨らませてくれるのが高卒ルーキーの紅林。

初回の先制点につながるヒットを放ち、確実に爪痕を残しています。順調に成長してリーグを代表するショートストップになっていってほしいなと思います。

なお、マリーンズは翌日のライオンズとの直接対決を制し、CS出場を決めました。ホークスとのCSは厳しい戦いとなりそうですが、2010年のような下克上に期待をしたいですね。

 

B100000101=3

M00031000X=4

(B)●榊原、齋藤、吉田(一)、張、K-鈴木-若月

(M)○二木、ハーマン、澤村、S 益田-田村

【本塁打】(M)藤原

【三塁打】(M)菅野

【二塁打】(B)モヤ、T-岡田×2