3月15日に日本大学実籾グランドで行われたアマチュア野球オープン戦、日本大×全足利クラブの観戦記です。
コロナウイルスの感染拡大で無観客試合化、開幕延期となったNPBに加え、各種アマチュア野球においても本来であれば今週末開催予定だったJABA東京スポニチ大会が中止になったり、大学・社会人のグラウンドで行われるオープン戦も無観客化が進んでいます。このご時世故、仕方ないと思いつつも、「野球観戦がしたいです!!(SLAMDUNKの三井くんの名ゼリフ「バスケがしたいです!」風にお読みください)という思いがつのり、2週間前同様「ダメもと」で日大のグラウンドにお邪魔しました…。
この日の対戦相手はクラブ野球選手権10回の優勝、都市対抗にも2度出場経験のあるクラブチームの強豪、全足利クラブ。どのような試合になるか注目したいです。
<スタメン>
⑨キャッチャー 多鹿
先発ピッチャー 樫村(写真下)
日大は先々週観戦した試合からがらりとメンバーが変わっており、どちらかというと「お試しメンバー」的な布陣か?対する全足利は1番、4番、6番に大卒ルーキーを起用です。
先発ピッチャーは日大が4年生右腕の樫村、全足利は花咲徳栄高出身の高卒ルーキー、岩崎(海)のマッチアップとなりました。
<試合概況>
先手を取ったのは全足利。2回表、6番青木(伊)が死球で出塁すると、8番近藤が右中間を破る二塁打を放ち、1塁走者青木(伊)が1塁から長駆生還、全足利が先取点を奪います。
全足利は4回にも日大2番手の吉松を攻め、5番増淵、6番青木(伊)の連打で無死1・3塁のビッグチャンスを作りますが、この場面で日大吉松が踏ん張り後続を断ち、追加点を許しません。
試合は全足利が走者を出しながらあと一本が出ず、対する日大は3回以降走者も出せない展開で1-0のまま試合は終盤に進みます。
日大打線は7回も全足利3番手の中田の前に連続三振で簡単に2死を奪われます。しかし代打小浜が四球を選ぶと、6番田上が右中間を破る適時三塁打を放ち、ようやく同点に追いつきます。
そして迎えた8回裏、日大は1死後途中出場の9番津原にレフトフェンスを越える値千金の勝ち越し本塁打が出て勝ち越し。
このリードを4番手の吉崎が全足利の最終回の攻撃を三者凡退に仕留め守り切り、日大が競り勝ちました。
<注目選手など雑感>
日大が少ないチャンスを活かして競り勝ちました。
殊勲の決勝本塁打を放った途中出場の3年生、津原はレギュラー確保に向けての猛アピールになったのではないでしょうか?
レギュラー争いの相手は主将の多鹿に同じく4年生の山田と激しい競争になりそうですが、体格にも恵まれておりこの先の成長が楽しみなキャッチャーではないかと思います。
投手陣では先発の樫村が1点を失いましたが3回で5つの三振を奪う力投。
がっしりした体格から投げ込まれる重そうな直球と大きく割れるカーブが効果的でラストシーズンでの活躍に期待が持てそうです。
日大投手陣では試合を締めくくった3年生の吉崎も印象に残りました。
上背はないですがサイドハンド気味から力のあるボールを投げ込んでおり、リリーフとして戦力になってきそうです。前回観戦した試合でも打線の援護が期待できそうですので、投手陣の奮起で二部の優勝争いができるのではないでしょうか?
敗れた全足利クラブは再三塁上に走者をにぎわしながら、2回以降追加点が奪えませんでした。4回の無死1・3塁のビッグチャンスを活かせなかったのが響きました。
しかし、打線は3番倉澤が2安打と巧打を見せ攻撃の起点として機能しそうです。
先制打の近藤も2安打を放ち、着実にチャンスを活かす攻撃ができれば活躍が期待できそうです。
投手陣では何といっても先発した高卒ルーキーの岩崎(海)の好投が印象に残りました。
昨夏の甲子園で登板こそなかったものの、背番号18で花咲徳栄高のベンチ入りメンバーだった右腕は故郷の栃木に戻り、地元の名門クラブでのプレーを選択しました。この日はスライダーが効果的で3回を投げ4つの三振を奪う好投。高卒ルーキーではありますがチームをけん引する存在になってほしい存在ですね。
今年はオリンピックによる変則日程で毎年9月上旬のクラブ野球選手権が5月下旬の開催となり、チームの仕上げも例年と異なる形になりますが11度目のクラブ野球日本一を目指してほしいと思います。
全足利010000000=1
日本大00000011X=2
(足)岩崎(海)、石崎、●中田-岩崎(昴)、山崎
(日)樫村、吉松、谷脇、〇吉崎-多鹿、津原
【本塁打】(日)津原
【三塁打】(日)田上
【二塁打】(足)近藤、増淵











