9月29日に明治神宮球場で行われた東京六大学野球連盟秋季リーグ戦、早稲田大×明治大の観戦記です。
法政との開幕戦で法政の継投策の前に完封負けを喫した早稲田。続く第2戦も法政の継投策に完封負け、前日の明治との1回戦もドラフト候補森下の前に完封負けと、なんと3連続完封負けで3連敗となってしまいました。前日の試合後の小宮山監督のコメントでは「劇薬」の投入も示唆するなど状況を打破する秘策はあるのでしょうか?小宮山采配に注目です。
対するは開幕3連勝の明治。春秋連覇を狙うためには早稲田が「寝ている間」にきっちり勝ち点を奪っておきたいところです。
<スタメン>
「劇薬投入」を示唆していた早稲田ですが、スタメンはあまり変わり映えしないいつものオーダー。報道によると「劇薬」とはここまで3試合ノーヒットの主将で4番の加藤をスタメンから外すことだったようですが、小宮山監督が思いとどまり加藤と「心中」を選択、この決断が吉と出るか凶と出るか?
先発ピッチャーは明治が4年生の伊勢、早稲田が2017年のセンバツ優勝大阪桐蔭のエースだった徳山です。
<試合概況>
試合開始後も早稲田打線の湿り具合は相変わらずで4回まで無得点で開幕からの0行進は31イニングに。5回も簡単に2死を取られますが、ここから1番田口、2番中川(卓)が連打でチャンスメイク。3番福岡が死球を受け満塁とすると、打順は小宮山監督が「心中」を選択した加藤。
この場面で加藤はセンター前に弾き返し、早稲田に待望の得点が記録されます。さらに点が入る時はこんなものなのか、この打球を早稲田の外野陣が後逸。2塁走者、1塁走者に加え打者走者の加藤も一気に生還し早稲田が4点のリードを奪います。
早稲田は6回に1点を返されますが息を吹き返した打線が7回に躍動。1番田口がこの試合3本目となる二塁打で出塁すると、2番中川(卓)、3番福岡に連続長打が出て2点を追加し試合を決定づけます。
リードを奪われた明治は8回に3番添田の適時打で1点を返しますが反撃もそこまで。
早稲田が徳山→今西→柴田の継投で明治の反撃を断ち、うれしい今季初勝利を挙げました。
<注目選手など雑感>
早稲田がようやく「お目覚め」か?開幕から苦しんだ主将の一打で今季初勝利をマークしました。
スタメン落ちも検討される中、小宮山監督の起用に応え結果を残した4番の加藤が最大の殊勲者ですね。
もともとバッティングには定評がある選手出すのでこの「お目覚め」の一打で波に乗ってきそうです。事実翌日の3回戦でも3安打をマークしたのでまだ早稲田と未対戦のチームにしてみれば「寝た子を起こしやがって!」といった感じではないでしょうか?
この加藤の復活打を呼び込んだのは1・2番コンビの巧打。1番田口は3安打、2番中川(卓)も2安打1打点としっかりチャンスメイク。
これでプロ志望届提出済みの福岡、加藤、檜村、小藤が本領発揮すれば攻撃力は相当なものになるのではないでしょうか?
守っては先発の徳山が7回1失点のQS達成でしっかり仕事を果たしました。
140キロ台後半の直球を中心にセンバツ優勝に貢献したエースの実力を見せつけました。エース左腕早川を含め投手陣は盤石ですので、この試合のような打線の奮起があればまだまだ巻き返しができそうです。
翌日の3回戦では1回戦で完封された森下相手に9回に勝ち越す展開で連勝で勝ち点を奪取。早稲田が優勝のキャスティングボードを握ってきそうです。
敗れた明治は3番の添田が犠飛と適時打でチームの全得点をたたき出しましたが全体的に打線が元気なく、勝ち点を落とす展開になってしまいました。
連覇には厳しい展開になってきましたが、次週の法政戦が大事な戦いになりそうです。このインターバルで立て直し、優勝戦線に残ることができるか注目したいですね。
明大000001010=2
早大00004020X=6
(明)●伊勢、竹田、入江、長江-蓑尾
(早)○徳山、今西、柴田-小藤、岩本
【三塁打】(早)中川(卓)
【二塁打】(早)田口、福岡















