鹿児島県鹿児島市の鴨池公園内にある鹿児島県所有の野球場です。1972年開催の鹿児島国体開催に備え、本格的なスポーツ施設が必要となったことからこの地に総合運動公園を整備することとなり、その施設のひとつとして1970年12月に開場しました。
以来鹿児島県内の高校野球のメイン会場として、またプロ野球の公式戦も開催され、福岡に本拠地を置くホークス主催の公式戦や、熊本開催とセットで「九州新幹線シリーズ」としてジャイアンツの公式戦も近年開催されています。
また、昔からの野球ファンの方には1972年から2007年の間、オリオンズ~マリーンズと長期間にわたりロッテ球団が2月にキャンプを張ったことで記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?
球場設備は開場当初は両翼91.65m、中堅120mの広さのフィールドでしたが現在では改修を経て、国際規格を満たす両翼98m、中堅122mの広さに拡張されています。照明設備に一部フリーボード式のスコアボードを備えており、県立球場にふさわしい設備が整えられています。
観客席もバックネット裏に二層式のスタンドを備え収容能力も21000人とプロ野球開催にも耐えうるスペックになっています。
3塁側後方には鹿児島のシンボル桜島を望むことができ、視覚的にも印象深い野球場です。
これだけ近くに桜島を望むロケーションゆえ、鹿児島の方には日常の一部なのかもしれませんが降灰は常にあり、筆者が試合観戦中にもスコアブックに細かい火山灰が落ちてくるのを経験しました。実際に火山灰が試合開催に弊害を及ぼしたケースもあり、1978年7月28日から30日まで開催予定だったパ・リーグ公式戦、クラウンライターライオンズ×ロッテオリオンズの3連戦は桜島の噴火による火山灰降灰のため、3試合とも中止になったそうです。
設備の老朽化などもありマリーンズのキャンプは2008年に石垣島に移り撤退しましたが、近年では韓国プロ野球球団が2月にこの球場でキャンプを行っており、地味ではありますがキャンプ地としての役割を果たしています。
2019年2月からは鹿児島県内に本社を置く平和リースがネーミングライツを取得し、2022年1月まで「平和リース球場」の愛称が付与されています。
【所在地】鹿児島県鹿児島市与次郎2-2-2
【球場データ】両翼:98m 中堅:122m 内野:土 外野:天然芝 スコアボード:電光掲示板 照明:あり 収容人員:21000人
【アクセス】鹿児島市電谷山線・鴨池電停から徒歩約10分










