すでに北海道、沖縄、愛知などで開幕はしていますが、7月に入り全国高校野球選手権大会の地区予選も今週末には九州を中心に18地区で開幕しいよいよ本格化しますね。(お天気が心配ですが…)
この時期毎年購入してしまうのが各社から出版されている「予選展望号」。その表紙にはその年の注目選手が起用されるものですが、今年は筆者が購入したベースボールマガジン社、報知高校野球、そして購入していませんが廣済堂出版の「ホームラン」も3誌揃って大船渡の「163キロ右腕」佐々木朗希投手単独での起用になりました。
書店の店頭でこれらの表紙を見るまでは佐々木に加え星稜・奥川、創志学園・西、横浜・及川の高校BIG4に東邦の石川を加えた表紙なのかなと思ってましたが(高校全日本候補合宿あたりの集合写真とかで)、まさか3誌とも佐々木の単独表紙とは思ってもみませんでした。
それだけ高校全日本合宿でマークした163キロのインパクトが大きかったということと、「報知高校野球」の写真のようにピッチングフォームも絵になり「令和の怪物」にふさわしい、またいわゆる強豪校、名門校ではなく35年前に選抜ベスト4という実績はあるものの岩手の三陸の普通の公立校の選手であることが表紙に起用する判断になったのかもしれませんね。
それ以上に筆者が感じたのはこの理由。
「佐々木がまだ一度も甲子園に出場していないこと。」
163キロのインパクトはあるものの、いまだ全国の舞台に立っていないということが「まだ見ぬ怪物」「未知の強豪」感を醸し出して期待感を増幅させているように思えるのです。
そしてこの増幅する「まだ見ぬ怪物」「未知の強豪」感でふと思い出したのが子供のころ観ていた「昭和」のプロレス中継の「次シリーズ参戦外国人選手紹介」コーナー。(筆者だけかもしれませんが(笑))
筆者が子供のころは全日本プロレス、新日本プロレスの中継がゴールデンタイムで放送されていたおそらく最後のころ。中継の途中で次のシリーズに参戦する外国人選手の紹介されていたと思うのですが、インターネットなどまだない時代、「不沈艦」スタン・ハンセンや「超獣」ブルーザー・ブロディ、「呪術師」アブドーラ・ザ・ブッチャー、「人間山脈」アンドレ・ザ・ジャイアントなど常連外国人レスラーがキャッチコピーで紹介される中で、初来日する選手もキャッチコピー付きで紹介され、「どんな選手なんだ?」と想像を膨らませたことを思い出しました。(実際来日してみたら見かけ倒しだった選手もいましたが…)
インターネットが普及し、筆者のような野球ファンがこのようなブログなどで観戦した試合の観戦記を投稿するなど「情報過多」の現代において筆者にこんなことを思い出させた大船渡・佐々木。岩手県内も強豪ひしめき、各校佐々木へのマークも厳しいものになることが予想されますが、それを振り切って甲子園の舞台に立ってもらいたいなと思います。
高校野球の予選もいよいよ本格化。選手たちには悔いの残らないプレーをしてもらいたいなと思います。
