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2004年に氷上郡の6町が合併して誕生した兵庫県丹波市の旧市島町エリアの総合運動公園「スポーツピアいちじま」内にある野球場です。開場は2000年とのこと。
斜面を切り崩して作られた構造で外観がなく、外周を道路で囲まれたオープンな構造です。
フィールドは全面土でダイヤモンドの周囲と内外野の境目、外野のウォーニングゾーンにのみ芝生が植えられています。これは野球だけでなくサッカーや陸上競技などの多目的使用を目的とされているためと思われます。
しかし、照明設備と電光掲示のスコアボードがあるところは野球場としての顔がメインなんでしょうね。
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この球場の最大の特徴なのが両翼の広さ。両翼105mというのは全国的に見てもトップクラスの広さではないでしょうか?
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観客席は外観のないオープンな構造ですがバックネット裏に斜面を利用した形でスタンドが設けられベンチシートの座席が備え付けられています。大きな屋根が付いているのは観戦環境が整えられていますね。
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開場直後から毎年春に開催される全国高等学校女子硬式野球選抜大会の会場として使用され(現在は埼玉県で開催)、2004年からは毎年8月に行われる全国高等学校女子硬式野球選手権大会も開催されており、女子野球の甲子園的存在となっています。日本でもトップクラスの両翼の広さを誇る球場が女子高校野球の甲子園的存在になっているのは面白いですね。
この球場でもネーミングライツが導入され2019年4月より「つかさグループいちじま球場」の愛称が付与されます。
このネーミングライツを取得した司観光株式会社は福知山市、舞鶴市などでホテル・旅館業を営んでおり経営するホテルなどで毎年、女子野球選手の宿泊受け入れや送迎などをしている縁から命名権取得に至ったようです。
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今後も女子高校野球の聖地として活躍していくのではないでしょうか?

【所在地】兵庫県丹波市市島町中竹田6121-3
【球場データ】両翼:105m 中堅:122m 内外野:全面土 スコアボード:電光掲示板 照明:あり 収容人員:2600人
【アクセス】JR福知山線・丹波竹田駅下車徒歩12分程

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