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11月12日に明治神宮球場で行われた明治神宮野球大会大学の部、富士大×東洋大の観戦記です。
「戦国東都」を春秋連覇した東洋大。リーグ戦終了後46年間指揮してきた高橋昭雄監督が勇退を表明し、この大会が最後の指揮となります。有終の美を飾ることができるでしょうか?
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対するはすっかり全国大会の常連となった感のある東北3連盟代表の富士大。来年のドラフト候補に名前の挙がる選手もおり、東都王者の東洋大と言えども油断のならない相手になりそうです。

<スタメン>
【先攻:東洋大】
①セカンド  田中(将)
②センター  竹原
③レフト   古田
④キャッチャー西川
⑤サード   原澤
⑥ファースト 佐藤
⑦ショート  津田
⑧ライト   宝楽
⑨ピッチャー 飯田(写真下)
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【後攻:富士大】
①レフト   嘉瀬
②ライト   長田
③センター  楠
④ファースト 三浦
⑤サード   佐藤
⑥キャッチャー小林
⑦セカンド  濵
⑧ショート  片野
⑨ピッチャー 鈴木(翔)(写真下)
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東洋大はユニバーシアード代表で来年のドラフト候補に挙がる主砲・中川がケガでスタメンから外れ、代役としてリーグ戦ではDHの起用が多かった4年生原澤をサードで起用するほか主将でエースの飯田を含め4年生が6人スタメンに並び、大学生活の有終の美を飾ることを狙います。
対する富士大は秋のリーグ戦で完全試合を達成し、来年のドラフト候補に挙がる左腕鈴木(翔)が先発。ユニバーシアード代表の捕手・小林とのバッテリーで東洋大に挑みます。

<試合概況>
試合は初回、意外なプレーがきっかけで先制点が入ります。
1回表東洋は1死後、2番竹原が見逃し三振に倒れたと思われましたがこのボールを富士大の捕手・小林が後逸し、竹原が1塁に生きます。その後死球でチャンスを広げると5番の原澤が詰まりながらもセンター前に運び1点を先制します。
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2回にも2死2・3塁の場面で2番竹原の打球はセカンドベース寄りのゴロとなりますが、竹原が1塁にヘッドスライディングで内野安打としもう1点を追加します。
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リードを奪われた富士大は2回裏1死後2本のヒットでチャンスを作り、8番片野の打球はライト前へ落ちるかというものでしたが、この打球を東洋大ライトの宝楽がスライディングキャッチで好捕し、ピンチを切り抜けます。
ピンチの後にはチャンスあり。3回表東洋大は2死1・2塁のチャンスを作り、打順は前の回に好守でピンチを救った宝楽。この場面で宝楽が振りぬいた打球は右中間を深々と破る三塁打となり2点を追加します。
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東洋大は5回にも富士大2番手加藤から5番の原澤がレフトスタンドに叩き込む本塁打を放ち、リードを5点に広げます。
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東洋大先発の飯田の前に4回まで得点を奪えなかった富士大は5回裏、2本のヒットでチャンスを作ると1番嘉瀬がレフトへ運ぶ適時打を放ち1点を返します。
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しかし東洋大は6回表、富士大3番手の佐々木を攻め4番西川がレフト線への適時二塁打を放ち2点を追加すると
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続く5番原澤がレフトスタンドに弾丸ライナーで突き刺さる2打席連続の2ラン本塁打を放ちさらに2点を追加し、コールド要件を満たすリードを奪います。
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このリードを6回から登板の甲斐野が富士大打線を無得点に封じ、7回コールドで東洋大が勝利しました。

<注目選手など雑感>
東洋大が4年生の活躍で富士大を圧倒しました。
5番に入った原澤は先制打に加え、2打席連続本塁打で4打点と大爆発。
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183cm・97㎏の立派な体格のスラッガーは4年の秋にようやくリーグ戦初本塁打を放った遅咲きですが、最後の公式戦で大仕事をやってのけましたね。
2回に好守でピンチを救い、3回に追加点となる適時三塁打を放った宝楽も4年生。
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PL学園出身の俊足巧打の外野手も持ち味を発揮しました。予想外の大差となりましたが宝楽のプレーが分岐点となりました。
先発の飯田も5回1失点とゲームメイク。
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主将として春秋連覇へチームを導いた右腕は140キロ台中盤のまっすぐを軸に好投。プロ志望届を提出も指名漏れとなりましたが、社会人で2年間腕を磨いて再度プロへの道を開いてほしいですね。
敗れた富士大は投手陣が踏ん張りきれませんでした。先発の鈴木(翔)は4つの三振は奪いましたがやや制球に苦しみ3回で84球を要する本来の出来とは程遠い内容だと思いますが、ポテンシャルの高さは感じさせられました。
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野手では1番に座った2年生の嘉瀬が2安打と存在感を示しました。がっしりした体格のリードオフマンはこの先が楽しみですね。
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この試合では大敗を喫しましたが来年以降の富士大は注目を集めそうですね。

東洋大1120140=9
富士大0000100=1
【7回コールド】
(東)○飯田、甲斐野ー西川
(富)●鈴木(翔)、加藤、佐々木、平野ー小林
【本塁打】(東)原澤×2
【三塁打】(東)宝楽
【二塁打】(東)西川

【打撃成績】
<東洋大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(二)田中(将)4-0-0-0-0-0-1
打  中川   1-0-0-0-0-0-0
二  蛭田   0-0-0-0-0-0-0
(中)竹原   4-2-1-0-0-0-1
(左)古田   1-0-0-0-0-3-0
(捕)西川   4-2-2-0-0-0-2
(三)原澤   4-3-4-0-0-0-0
(一)佐藤   2-1-0-0-0-1-0
打一 若原   1-0-0-0-0-0-1  
(遊)津田   3-1-0-0-1-0-1
(右)宝楽   3-1-2-0-0-1-1
(投)飯田   2-0-0-0-1-0-2
投  甲斐野  1-0-0-0-0-0-0

<富士大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(左)嘉瀬   4-2-1-0-0-0-1
(右)長田   3-0-0-0-0-0-1
(中)楠    3-0-0-0-0-0-0
(一)三浦   3-0-0-0-0-0-2
(三)佐藤   2-1-0-0-0-1-1
(捕)小林   3-1-0-0-0-0-1
(二)濵    3-2-0-0-0-0-1
(遊)片野   3-1-0-0-0-0-0
(投)鈴木(翔)0-0-0-0-0-0-0
打  南湖   1-0-0-0-0-0-0
投  加藤   0-0-0-0-0-0-0
打  伏見   1-0-0-0-0-0-0
投  佐々木  0-0-0-0-0-0-0
投  平野   0-0-0-0-0-0-0
打  冨永   1-0-0-0-0-0-1

【投手成績】
<東洋大>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
飯田     5-1-1-6-0-5
甲斐野    2-0-0-1-1-3

<富士大>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
鈴木(翔)  3-4-4-5-3-4
加藤     2-1-1-2-1-2
佐々木    1-4-4-3-1-2
平野     1-0-0-0-0-1

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