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10月7日に明治神宮球場で行われた東京六大学野球連盟秋季リーグ戦、法政大×東京大の観戦記です。
先日プロ志望届を提出し、東大史上6人目のプロ野球選手誕生成るかに注目が集まる東大のエース宮台。春の不調から脱しつつあり、慶大との1回戦では完投勝利を挙げました。プロ志望届提出直後の初登板となりますが投球に注目が集まります。東大は宮台とともに94連敗でストップさせた主将の山田、楠田、田口らの4年生のラストシーズンに悲願の勝ち点を奪取したいところです。
対するは法大。自身の開幕カードである明大戦であっさり連敗スタートで慶大戦で勝ち点は奪ったものの今季も消化不良のシーズンになりそうな雰囲気。何とか残り日程で勝ち点を重ねて優勝戦線に踏みとどまりたいところです。

<スタメン>
【先攻:東京大】
①センター  辻居
②サード   岩田
③レフト   楠田
④ファースト 田口
⑤ショート  山田
⑥セカンド  新堀
⑦キャッチャー三鍋
⑧ライト   杉本
⑨ピッチャー 宮台(写真下)
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【後攻:法政大】
①センター  舩曵
②ショート  相馬
③レフト   森
④ファースト 中山
⑤サード   福田
⑥ライト   向山
⑦セカンド  川口
⑧キャッチャー中村(浩)
⑨ピッチャー 菅野(写真下)
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東大は注目の宮台が先発で、先述の4年生楠田、田口、山田が中軸を担います。
一方の法大は4年生のスタメンは主将の森だけ。3年生中心のメンバーで先発は春のリーグ戦で防御率1位を獲得した3年生右腕菅野です。

<試合概況>
先手を取ったのは東大。2回表先頭の新堀がヒットで出塁すると犠打で2塁に進め8番杉本の打席の初球に法大バッテリーのバッテリーエラーに乗じて3塁まで進みます。その直後杉本がスクイズを決め1点を先制します。
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東大は続く3回にも5番主将の山田の適時打でもう1点を追加し法大先発の菅野をマウンドから引きずり下ろします。
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4回にも法大2番手の長谷川から1番辻居の適時打で追加点を奪い徐々にリードを広げていきます。
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勢いが止まらない東大は続く5回にもヒットと2つの四球で満塁のチャンスを作ると左打者が続く場面で法大ベンチが1年生左腕の落合をリリーフに送りますが、左打者の7番三鍋がセンター前に弾き返し、2塁走者田口が激走で2点を追加します。
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さらに8番杉本が繋いで再び満塁とすると9番ピッチャーの宮台にもレフト前への適時打が出て2点追加。
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この回さらに内野ゴロの間に1点を加え一挙5点の猛攻で試合を決定づけます。
東大先発の宮台は疲れが見え始め、エラーも絡んで5回、6回に1点づつ失いますが
大量リードに守られ走者は許しながら要所を抑えていきます。
東大は8回にも4番田口に適時二塁打が出てダメ押し。
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最終回も宮台は法大打線から2つの三振を奪い、見事な完投勝利で東大が終始法大を圧倒し先勝しました。
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<注目選手など雑感>
94連敗中当時の東大が「やられていた」ような試合展開で東大が快勝しました。
まずは完投勝利の宮台ですね。
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不調時の制球難はこの日は見られず、全体的に打たせて取るピッチングで法大打線を封じ、ピンチでは一段ギアを上げるような投球で121球、失点は2ありましたが自責点0の完投勝利でした。球速はMAX145キロをマークし、プロへのアピールになったのではないかと思います。
14安打の猛攻で宮台を援護した打線は楠田、田口、山田の中軸がチャンスを作り下位打線で得点を奪う今までの東大ではあまり見られなかった得点パターンを見せました。2年生の辻居、新堀が2安打と結果を残しました。
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そして4番の田口も3安打2四死球1打点と全打席出塁し、勝利に貢献。5回の激走も印象的で最後のシーズンを集大成にしたいという思いが伝わってきました。
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敗れた法大は全くと言っていいほどいいところなしでした。投手陣はいいボールは投げているんですがなんだか自信なさげに投げているような印象を受けました。打線も元気なく連敗中の東大を見るような印象を受けました。
甲子園出場経験者など好素材の選手は入学してきているはずなのですが、近年の低迷はどうなってしまっているんでしょうね?かつては六大学を引っ張っていた強豪の復活を期待したいです。
さて、翌日行われた2回戦でも東大打線が法大投手陣を粉砕。投手陣も最後は宮台をつぎ込み継投で法大の反撃をかわし8-7で連勝、2002年秋以来15年ぶりの勝ち点奪取に成功しました。残るカードは首位を走る明大戦を残すのみですが、最下位脱出を狙ってまさに4年生の集大成となる戦いを見せてほしいですね。

東京大011150010=9
法政大000011000=2
(東)○宮台ー三鍋
(法)●菅野、長谷川、落合、柏野、河野(太)、熊谷ー中村(浩)、鎌倉
【二塁打】(東)福井、田口
     (法)福田、向山

【打撃成績】
<東京大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(中)辻居   5-2-2-1-0-0-0
(三)岩田   4-0-0-0-0-0-1
打  福井   1-1-0-0-0-0-0
走  武隈   0-0-0-0-0-0-0
三  山下(朋)0-0-0-0-0-0-0
(左)楠田   3-1-0-0-0-2-1
左  山本   0-0-0-0-0-0-0
(一)田口   3-3-1-0-0-2-0
(遊)山田   4-1-1-0-0-1-0
(二)新堀   5-2-0-0-0-0-3
(捕)三鍋   3-1-2-0-1-1-0
(右)杉本   4-2-1-0-1-0-2
(投)宮台   4-1-2-0-1-0-3

<法政大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(中)舩曵   1-0-0-0-1-0-0
右  斎藤(卓)2-0-0-1-0-1-0
(遊)相馬   5-1-0-0-0-0-2
(左)森    3-1-0-0-0-1-0
(一)中山   4-1-0-0-0-0-1
(三)福田   4-1-0-0-0-0-0
(右中)向山  4-1-0-0-0-0-0
(二)川口   3-2-0-0-0-1-0
(捕)中村(浩)1-0-0-0-0-0-0
打  俵積田  1-0-0-0-0-0-0
捕  鎌倉   2-0-0-0-0-0-1
(投)菅野   0-0-0-0-0-0-0
打  吉岡   1-1-0-0-0-0-0
投  長谷川  0-0-0-0-0-0-0
投  落合   0-0-0-0-0-0-0
投  柏野   0-0-0-0-0-0-0
打  毛利   1-0-1-0-0-0-0
投  河野(太)0-0-0-0-0-0-0
打  小林   1-0-0-0-0-0-1
投  熊谷   0-0-0-0-0-0-0
打  清水(二)1-0-0-0-0-0-1

【投手成績】
<東京大>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
宮台     9-2-0-8-3-6

<法政大>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
菅野     3  -2-2-6-1-2
長谷川    1.1-1-4-3-2-1
落合     0  -4-2-3-0-0
柏野     0.2-1-0-0-0-0
河野(太)  2  -0-0-0-3-3
熊谷     2  -1-1-2-0-4

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