９月２日に倉敷マスカットスタジアムで行われた中国大学野球連盟秋季リーグ戦、環太平洋大×東亜大の観戦記です。
春のリーグ戦で４季連続優勝と全国大会を狙った環太平洋大でしたが、岡山商大の豪腕近藤に阻まれ２位に終わりました。今季は王座奪還と３年連続の明治神宮大会出場を狙います。
対する東亜大は４年生の仲宗根、３年生の藤本の両右腕の奮闘も春は４位。中国大学連盟を長年引っ張ってきた強豪ですが最近は新興の環太平洋大に押されがち。今季こそ久々の優勝を果たし、過去３度優勝の実績があり相性のいい明治神宮大会出場を狙いたいところです。
＜スタメン＞
【先攻：東亜大】
①センター 神田
②セカンド 松村
③サード 岡本
④ＤＨ 横石
⑤ライト 大田
⑥レフト 谷本
⑦キャッチャー長谷川
⑧ファースト 丸山
⑨ショート 坪井
先発ピッチャー藤本（写真下）
【後攻：環太平洋大】
①セカンド 岡田
②センター 井本
③レフト 沖繁
④ＤＨ 志賀
⑤キャッチャー高祖
⑥ライト 槇山
⑦ファースト 杤谷
⑧サード 小見山
⑨ショート 松本
先発ピッチャー西山（写真下）
両校ともこの春に観戦しており、その時のメンバーも残っていますが環太平洋大では４年生で野村謙二郎Ｊｒの颯一郎がスタメンから外れています。選手名簿には名前が載っているので引退ではないようで故障でしょうか？
＜試合概況＞
東亜大先発の藤本の立ち上がりが不安定なところを環太平洋大打線がつけ込みます。先頭の岡田が死球で出塁するとその後２つの四球で満塁とすると５番の高祖がライトオーバーの適時二塁打で２者を迎え入れ２点を先取します。
先攻された東亜大は３回に反撃、１番神田がレフト前に弾き返し、１点を返します。
しかし東亜大先発の藤本が踏ん張りきれません。５回この回先頭の井本に四球を与えると１回に適時打を打たれている高祖にライトスタンドに突き刺さる２ラン本塁打を浴びリードを広げられてしまいます。
東亜大打線にはコールド要件を跳ね返す勢いはすでになく、７回表の攻撃も３人で終了し環太平洋大が７回コールドで東亜大を降しました。
＜注目選手など雑感＞
環太平洋大が地力があるところを見せつけ快勝しました。
打のヒーローは本塁打を含む２安打５打点の５番高祖。
投げては先発の西山が７回を被安打２の１失点。
敗れた東亜大はいいところがありませんでした。先発の藤本が大乱調で試合を作れなかったのが痛かったですね。春までは第２戦の先発でしたが開幕戦の先発ということで力んでしまったんでしょうか？打線が小柄な選手が多いため大量点は望めなそうなので投手陣の踏ん張りが上位進出のカギになりそうです。次戦以降の奮起に期待したいですね。
東亜大００１００００＝１
環太大３０００２３ｘ＝８
【７回コールド】
（東）●藤本、大城－長谷川
（環）○西山－高祖
【本塁打】（環）高祖
【二塁打】（環）高祖
【打撃成績】
＜東亜大＞打数－安打－打点－盗塁－犠打飛－四死球―三振
（中）神田 ３－１－１－０－０－０－０
（二）松村 ３－０－０－０－０－０－０
（三）岡本 ２－０－０－０－０－０－１
打 矢島 １－０－０－０－０－０－１
（指）横石 ３－０－０－０－０－０－２
（右）大田 ３－０－０－０－０－０－０
（左）谷本 ２－０－０－０－０－０－０
（捕）長谷川 １－１－０－０－０－１－０
（一）丸山 １－０－０－０－１－０－１
（遊）坪井 ２－０－０－０－０－０－０
＜環太平洋大＞打数－安打－打点－盗塁－犠打飛－四死球―三振
（二）岡田 ３－０－０－０－０－１－０
（中）井本 １－０－０－０－１－２－０
中 押部 ０－０－０－０－０－０－０
（左）沖繁 １－１－０－０－１－２－０
（指）志賀 ２－１－０－０－１－１－０
（捕）高祖 ２－２－５－０－０－２－０
（右）槇山 ３－１－１－０－０－１－０
（一）杤谷 １－０－２－０－０－３－０
（三）小見山 ４－０－０－０－０－０－０
（遊）松本 ３－０－０－０－０－０－１
【投手成績】
＜東亜大＞投球回－失点ー自責点－被安打ー四死球ー三振
藤本 ５．２－５－６－３－９－２
大城 ０．１－３－２－２－３－０
＜環太平洋大＞投球回－失点ー自責点－被安打ー四死球ー三振
西山 ７ －１－１－２－１－５