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5月6日に明治神宮球場で行われた東京六大学野球連盟春季リーグ戦、慶応大×法政大の観戦記です。
各校の主力が卒業する中、リーグ戦経験者が多く残り優勝候補にも挙げられていた法政ですが、開幕後早稲田、立教に勝ち点を落とす「いつもの」展開。しかし先週の全勝の明治戦は「やればできる子」発揮で連勝で勝ち点をゲット。優勝争いをかき回す存在になりそうです。今週の慶応戦でも「やればできる子」を維持できているか?
対する慶応は立教戦で△●から連勝で勝ち点ゲットで現在首位。優勝戦線で抜け出すためにもこの法政戦も勝ち点を取っておきたいところです。

<スタメン>
【先攻:法政大】
①ショート  相馬
②レフト   森
③セカンド  川口
④ファースト 中山
⑤サード   福田
⑥ライト   大西(千)
⑦キャッチャー鎌倉
⑧センター  舩曵
⑨ピッチャー 長谷川(写真下)
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【後攻:慶応大】
①ライト   天野
②サード   瀬尾
③センター  柳町
④レフト   岩見
⑤キャッチャー郡司
⑥ファースト 清水(翔)
⑦セカンド  倉田
⑧ショート  照屋
⑨ピッチャー 関根(写真下)
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慶応の先発は1年生ながらすでに2勝をマークしている都立城東出身の関根。対する法政の先発は4年生でリーグ戦初勝利をマークしたアンダーハンドの長谷川という対照的な先発投手。
両校の4番の岩見、中山はリーグを代表する長距離砲同士。どんなバッティングを見せるか注目です。

<試合概況>
試合は初回から動きます。
1回表法政は1死から2本のヒットと死球で満塁とすると、5番福田がレフトへの犠飛を打ち上げ1点を先制します。
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さらに6番大西(千)がヒットでつなぐと、7番鎌倉の打球はサードベースに当たるラッキーな適時打となり二者が生還。さらにレフトのエラーもあり走者一掃となりこの回4点を先制します。
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しかしその裏慶応も2本のヒットと死球で満塁とすると、5番郡司が押し出し四球を選び1点を返します。
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さらに6番清水(翔)の適時内野安打と7番倉田の併殺崩れの間にそれぞれ1点づつ加え1点差に迫ります。
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追い上げる慶応は3回にも8番照屋の適時打が出て4-4の同点に追いつきます。
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両校先発投手が早々にマウンドを降りる展開になりますが、4回表法政は敵失を足がかりに慶応のバッテリーエラーで勝ち越しに成功します。
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再びリードを許した慶応ですが、5回裏法政2番手の内沢から6番清水(翔)がライトスタンドに突き刺さる同点本塁打を放ち、再び5-5の同点に追いつきます。
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激しい点の取り合いとなった前半戦でしたが、後半は6回からリリーフに立った法政3番手の熊谷と8回からリリーフの慶応4番手の髙橋(亮)の好投でがっぷり四つのまま延長戦に突入します。
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延長に入ってからは慶応が押し気味に試合を進め、10回裏には先頭の郡司があと一歩で本塁打というフェンス最上部に当たる二塁打で出塁しますが、法政熊谷が踏ん張り得点を許さず、試合は延長12回の攻防に移ります。
12回表法政は先頭の大西(千)が四球を選ぶと7番鎌倉がきっちり犠打を決め得点圏に進めます。8番舩曵はレフトフライに倒れ2死、ここで打順はピッチャーの熊谷という場面で法政ベンチはこの日スタメンを外れていた昨春のベストナイン・小林をとっておきの代打として起用します。
しかし、この場面でも慶応の高橋(亮)が踏ん張り小林を三振に討ち取りこの時点で法政の勝ちがなくなります。
その裏、慶応は先頭の柳町がヒットで出塁、犠打で得点圏に進め5番の郡司は討ち取られ2死となりますが、打順はこの日本塁打を打っている6番清水(翔)。清水(翔)の打球はレフト前へ転がるヒット。慶応のサヨナラと思われましたが、法政レフト清水(二)の好返球で2塁走者柳町が本塁憤死。
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3時間を超える熱戦は引き分けに終わりました。

<注目選手など雑感>
初回から点の取り合いになった試合でしたが、両校の救援陣の奮闘で後半は締まった試合になりました。
法政は4年生の熊谷が6回を被安打2の無失点。下級生のころから期待され続けながらも結果が伴わなかった投手ですが、リリーフでの起用で覚醒してきましたかねぇ。140キロ後半の直球を軸に素晴らしい投球を見せてくれました。残りのリーグ戦でも期待ができそうです。
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一方の慶応では2年生の髙橋(亮)が140キロ台の直球を武器に5回を無失点。カープに入団した加藤の抜けた穴が心配された慶応投手陣でしたが、こういった活きのいい投手が出てくると頼もしいですね。慶応の附属上がりですが藤沢の湘南藤沢高出身投手がいう少数派。2番手で好投した慶応志木出身の3年生菊地と投手陣を引っ張っていく存在になってほしいですね。
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野手陣では慶応の6番清水(翔)がサヨナラのヒーローにはなり損ねましたが同点本塁打を含む3安打2打点。広角に打ち分けるシュアなバッティングが印象に残りました。
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法政では注目していた4番の中山が期待していた長打は出なかったものの2安打とチャンスメイク。久々にスイングで魅せられるパワーヒッターといった印象を受けました。
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なお、この日慶応では昨年夏の甲子園準優勝の北海のエースだった大西が「代走」でデビュー。
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肘の状態が万全でないとのことで野手でスタートしているようですが、肘が回復したらこの日好投した高橋(亮)や先発した関根らとライバル関係を築いていくかもしれませんね。

法政大400100000000=5
慶応大301010000000=5
【リーグ規程により引き分け】
(法)長谷川、内沢、熊谷、菅野-鎌倉
(慶)関根、菊地、高橋(佑)、高橋(亮)-郡司
【本塁打】(慶)清水(翔)
【二塁打】(慶)照屋、郡司

【打撃成績】
<法政大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(遊)相馬   5-0-0-0-0-0-0
(左)森    4-2-0-0-0-0-0
走  大崎   0-0-0-0-0-0-0
左  清水(二)1-0-0-0-0-0-0
(二)川口   4-1-0-0-1-0-1
(一)中山   4-2-0-0-0-1-1
(三)福田   3-0-1-0-2-0-1
(右)大西(千)4-1-0-0-0-1-0
(捕)鎌倉   3-1-2-0-2-0-0
(中)舩曵   5-0-0-0-0-0-1
(投)長谷川  0-0-0-0-0-1-0
打  町田   1-0-0-0-0-0-1
投  内沢   0-0-0-0-0-0-0
投  熊谷   2-0-0-0-0-0-1
打  小林   1-0-0-0-0-0-1
投  菅野   0-0-0-0-0-0-0

<慶応大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(右)天野   5-3-0-0-1-0-0
(三)瀬尾   3-1-0-0-0-2-2
打三 瀬戸西  1-0-0-0-0-0-0
(中)柳町   5-2-0-0-0-1-0
(左)岩見   4-0-0-0-0-0-2
投  髙橋(亮)0-0-0-0-0-0-0
打  河合   0-0-0-0-1-0-0
(捕)郡司   5-2-1-0-0-1-0
(一)清水(翔)5-3-2-1-0-0-0
(二)倉田   5-0-1-0-0-0-0
(遊)照屋   4-1-1-0-0-1-0
(投)関根   0-0-0-0-0-0-0
打  植田(清)1-0-0-0-0-0-1
投  菊地   1-0-0-0-0-0-0
打  小原(和)0-0-0-0-0-1-0
走  大西(健)0-0-0-0-0-0-0
投  髙橋(佑)0-0-0-0-0-0-0
左  中村   2-0-0-0-0-0-0

【投手成績】
<法政大>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
長谷川    3-4-4-6-3-2
内沢     2-1-1-2-1-0
熊谷     6-0-0-2-2-3
菅野     1-0-0-2-0-0

<慶応大>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
関根     2-4-3-4-2-0
菊地     4-1-0-1-0-3
髙橋(佑)  1-0-0-0-0-0
髙橋(亮)  5-0-0-2-1-4

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