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4月15日に倉敷市営球場で行われたJABA岡山大会、JR東日本×伯和ビクトリーズの観戦記です。
昨年は全国大会の出場を逃し「逆襲の紫」をスローガンにしてシーズンインした伯和。前週に行われたJABA四国大会では決勝戦でタイブレークの末惜しくも敗れましたが準優勝と結果を残しています。地元になる岡山大会でも結果を残して都市対抗予選に弾みをつけたいところです。
対するJRはJABA静岡大会では予選リーグ3連勝で決勝トーナメントにコマを進めましたが、内容は格下と思える相手に手こずりタイブレーク2試合を制するなど昨年からの貧打、決定打不足は解消していない様子。ヤマハと対戦した準決勝でもエース田嶋を立てながらも打線の援護がなく1-3で敗れています。昨年来「①田嶋好投→打線沈黙→田嶋こらえきれず失点→敗戦」もしくは「②田嶋立ち上がりに失点→打線挽回できず→敗戦」というパターンが続いている印象を受けます。この大会ではそのパターンを払しょくできるでしょうか?

<スタメン>
【先攻:JR東日本】
①ライト   岩澤
②センター  佐藤(拓)
③DH    渡辺
④ファースト 丸子
⑤レフト   松本
⑥サード   小室
⑦セカンド  國松
⑧キャッチャー中村
⑨ショート  東條
先発ピッチャー田嶋(写真下)
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【後攻:伯和ビクトリーズ】
①ライト   後藤
②ショート  内山
③セカンド  横山
④ファースト 小原
⑤キャッチャー石井
⑥レフト   伊藤(淳)
⑦DH    藤澤
⑧センター  上田
⑨サード   慶田盛
先発ピッチャー川野(写真下)
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JRはルーキーの佐藤(拓)、小室がしっかりレギュラーを確保しつつあるようですね。先発ピッチャーはドラフト解禁イヤーの左腕田嶋。今日は打線の援護はあるでしょうか?
対する伯和は先週四国大会で観たメンバー(https://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/14505695.html)から1~4番は不動ですが5番以下は入替されています。ルーキーの石井が5番に昇格しています。先発ピッチャーは当ブログでもおなじみの巨漢左腕の川野です。

<試合概況>
両チーム走者を出しながらも先発ピッチャーが踏ん張り得点を許しませんでしたが、3回表JRは1番岩澤が三塁打で出塁すると、続く2番佐藤(拓)がライトへの適時二塁打を放ち1点を先制します。
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その後もJRは得点圏に走者を進めながらも、伯和の「お家芸」ともいえる小刻みな継投と拙攻もあり得点が奪えません。特に5回は先頭の東條がヒットで出塁すると、1番岩澤の場面でエンドランのサインだったのか岩澤が空振り三振→登場も中途半端なスタートで盗塁死で三振併殺完成、その直後に2番佐藤(拓)に二塁打が出るというチグハグな攻撃となります。
初回から好投を続けていたJR先発の田嶋は、6回も簡単に2死を奪います。しかし4番小原に四球を与えると5番石井がヒットで続き1・2塁。6番伊藤(淳)には死球を与えてしまい満塁としてしまいます。ここで7番藤澤の打球はバットを折られボテボテのセカンドゴロに。しかしこの打球を処理したセカンド國松が送球を焦りファーストへの悪送球となり二者生還。伯和が思わぬ形で逆転に成功します。
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さらに代打今井がしぶとくライト前に運びもう2点を追加しリードを大きく広げます。
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こうなるとJR打線に3点差を跳ね返す力はなく、伯和の田村→佐原の継投の前に反撃できず、試合はそのまま4-1で伯和が勝利しました。

<注目選手など雑感>
伯和が四国大会の勢いをそのままに6回のワンチャンスをものにして勝利しました。
勝利の要因となったのはもはや「お家芸」のショットガン継投。先発の川野を4回途中で諦め以降棚橋→田村→佐原とつなぎJR打線をかわしました。
2番手の田村は四国大会でも観戦したルーキーですが3イニングを無失点に抑え6回の逆転に繋げました。
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驚くようなボールはありませんがやはりゲームメイク力は高そうで、先発、リリーフどちらでも伯和の「ショットガン継投」のキーになってきそうです。
最後を締めた佐原も安定した投球で今年の伯和投手陣の盤石さを感じられますね。
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野手では代打で2点適時打を放った今井が光りました。
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ラッキーな形で逆転した直後にJRへ精神的なダメージを与える見事な適時打は、カープでの現役時代「代走専門」としてプレーした父譲二さん譲りの「準備」がしっかりできていたのではないでしょうか?レギュラーが確約されていない状況ですが、JR西日本でプレーしていましたが昨年オフ勇退したお兄さんの分も活躍してほしいですね。
敗れたJRは冒頭に書いた「負けパターン」が出てしまった感じです。打線はもはや重症…。2番佐藤(拓)が二塁打2本、4番丸子、7番國松が2安打とヒット自体は出ているものの、「点」であって「線」になっていない状況。この日の打線だと3番渡辺、5番松本で打線が分断されてしまっている印象です。特に3番の渡辺は自分のバッティングが全くできていない感じで大学時代の腰の据わったバッティングはどこに行ってしまったのか?という感じです。大卒2年目のドラフト解禁イヤーだけに一層の奮起に期待したいですが、このままでは大々的な打線の組替が必要になりそうです。
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先発の田嶋は6回以外は無失点に抑え完投。伯和打線のバットを確認できただけでも6本へし折るなど「エグい」ボールは健在でした。
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しかしなぜ勝てないのか?なぜ打線の援護がないのか?この日の投球内容に原因が感じられました。それはとにかく投球のテンポがよくないこと。
試合概況に記した6回の逆転のシーンも簡単に2死を取ってからの四球から始まっていますし、9回の反撃に繋げたい8回裏の投球も2死を取ってから死球を与えるなど打線がいい形で守備を終えて攻撃に移れていないように思えます。非常にポテンシャルが高く、評判通りドラフト上位候補の実力はあると思いますが今の状況を改善して「チームを勝たすことのできる投手」としてプロへ進んでもらいたいです。それにしてもJRはチーム状態は重症かもしれません。このままでは予選突破も厳しいかも…。

JR東日本   001000000=1
伯和ビクトリーズ00000400x=4
(J)●田嶋-中村
(伯)川野、棚橋、○田村、佐原-石井
【三塁打】(J)岩澤
【二塁打】(J)佐藤(拓)×2

【打撃成績】
<JR東日本>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(右)岩澤    4-1-0-0-0-0-1
遊  嘉数    0-0-0-0-0-0-0
(中)佐藤(拓) 4-2-1-0-0-0-1
(指)渡辺    3-0-0-0-0-0-0
打指 山口(雄) 1-0-0-0-0-0-0
(一)丸子    4-2-0-0-0-0-0
(左)松本    4-1-0-0-0-0-0
走  長谷川   0-0-0-0-0-0-0
(三)小室    3-1-0-0-0-0-0
打  佐々木   1-0-0-0-0-0-0
(二)國松    3-2-0-0-0-0-0
打  拜崎    1-0-0-0-0-0-0
(捕)中村    3-0-0-0-0-0-0
打  眞榮平   1-0-0-0-0-0-0
(遊)東條    2-1-0-0-0-0-0
打右 影山   1-0-0-0-0-0-0
  
<伯和ビクトリーズ>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(右)後藤    4-0-0-0-0-0-0
(遊)内山    4-1-0-0-0-0-1
(二)横山    4-0-0-0-0-0-1
(一)小原    2-0-0-0-0-2-0
(捕)石川    4-1-0-0-0-0-1
(左中)伊藤(淳)2-1-0-0-0-2-1
(指)藤澤    3-1-0-1-1-0-0
走指 池田    0-0-0-0-0-0-0
(中)上田    2-0-0-0-0-0-1
打左 今井    2-1-2-0-0-0-1
(三)慶田盛   2-0-0-0-0-1-0

【投手成績】
<JR東日本>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
田嶋     8-4-0-5-6-6

<伯和ビクトリーズ>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
川野     3.2-1-1-6-0-1
棚橋     0.1-0-0-0-0-0
田村     3  -0-0-3-0-1
佐原     2  -0-0-1-0-0

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