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4月15日に倉敷市営球場で行われたJABA岡山大会、ニチダイ×Honda熊本の観戦記です。
昨年4月14日に発生した熊本地震から1年。当時日立市長杯に出場していたHonda熊本野球部は残りの試合を棄権して熊本に戻りました。工場にも被害が出た中で都市対抗に出場し、被災地に勇気を与えました。今年もさらなる活躍で熊本に元気を与えてほしいですね。
対するニチダイは京都府京田辺市に拠点を置く自動車部品の金型などを製造するメーカーが1997年に創部した野球部で今まで都市対抗2回、日本選手権も4回出場経験があります。しかしながら強豪ひしめく近畿地区では苦戦を強いられており、今年はどこまで戦えるか試金石となる大会になりそうです。筆者にとっても初観戦になります。

<スタメン>
【先攻:ニチダイ】
①センター  犬童
②サード   今江
③セカンド  萱田
④ファースト 高橋
⑤レフト   濱田
⑥ライト   森
⑦キャッチャー小熊
⑧ショート  藤野
⑨DH    多田
先発ピッチャー山下(写真下)
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【後攻:Honda熊本】
①ショート  稲垣
②センター  若林
③ライト   長池
④レフト   熊丸
⑤セカンド  川嶋
⑥DH    小山
⑦ファースト 今村
⑧キャッチャー浜岡
⑨サード   持永
先発ピッチャー荒西(写真下)
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Honda熊本は2015年のスポニチ大会(https://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13077262.html)以来の観戦になりますがその時と同じ先発は荒西。対するニチダイの先発は立正大出身のルーキーの山下。昨年2試合観戦した立正大の試合で2試合とも先発していた投手(https://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13837215.html
 https://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13958285.html)。筆者とは縁があるようで…。なおニチダイの5番濱田は「日大」出身です。

<試合概況>
初回、ニチダイは先頭の犬童が初球をたたきヒットで出塁すると盗塁などで1死1・3塁までチャンスを広げますが、4番高橋が併殺に倒れチャンスを潰します。
その裏Hondaは稲垣、長池のヒットでチャンスメイクすると5番川嶋がピッチャー強襲のヒットで1点を先制します。
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その後両チームチャンスを作りながらも活かしきれない状況が続きますが、5回表ニチダイがようやく4番高橋の適時打で同点に追いつきます。
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試合はこのままHonda先発の荒西、ニチダイは先発の山下から西原の継投で1-1のまま最終回へ。9回裏Hondaは先頭の浜岡が詰まりながらもレフト前に運び、サヨナラの走者を出すと、9番持永が初球試みたバントがファウルになったところで天候が急変、球場上空に雷鳴と稲光が発生したため審判団が試合中断の判断をします。
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すると直後に雨が降り出し、あっという間に霙か雹交じりの豪雨に。
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上の写真2枚を観ていただいてもわかるとおり、天候の急変ぶりが伝わるかと思います。倉敷市営球場のスタンドの屋根下の席を確保していたので濡れることはありませんでしたが少し恐怖を感じましたね。
この豪雨は数分で上がりましたが、ごらんのとおりグラウンドは水浸し。
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しかし、倉敷市営球場のグラウンドは水はけがよく、数十分後には一部に水たまりを残すだけの状態に回復。
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ここから選手も総動員して「スポンジ吸水大作戦」がスタート。
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全員の努力の甲斐もあり1時間20分ほどの中断を経て試合は再開されました。
さて、中断前の試合の状況を復習しましょう。1-1の同点で9回裏、Hondaが先頭打者のヒットで無死1塁という場面です。
再開後持永はきっちり犠打を決め1死2塁としますが、ここはNPBカープから復帰した西原が後続を斬り、試合はタイブレークの延長戦に入ります。
1死満塁の場面からのタイブレーク。10回表ニチダイは2死後4番高橋がファースト後方にしぶとく落とす適時打で2点のリードを奪います。
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しかしその裏、Hondaも1番稲垣のライトオーバーの二塁打で2点を返し再び追いつき、タイブレークは2イニング目に入ります。
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11回表ニチダイはこの回先頭の6番森がセンターオーバーの適時二塁打で二者を迎え入れ再び2点のリードを奪います。
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その裏Hondaはこの回先頭の熊丸がライトへの大きな当たり。この打球はニチダイライト森が捕球し、まずは犠牲フライで1点かと思われましたが、二塁走者が飛び出していてセカンドで併殺が完成。あっけない形で試合終了となりました。
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<注目選手など雑感>
天候急変で1時間以上の中断を挟んでの試合再開という悪条件でしたが、選手たちが集中力を切らさずタイブレークの熱戦を見せてくれました。
そんな中でさすがと思わせたのが、昨年オフにカープを戦力外となって古巣のニチダイに復帰した西原。
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試合再開後の一打サヨナラの場面でも落ち着いて後続を斬り、10回裏に同点に追いつかれた後の1死2・3塁のサヨナラのピンチも切り抜けプロの修羅場をくぐってきた経験を見せつけました。チームの重鎮として近畿の強豪相手にその力を見せつけてほしいですね。
野手では2本の適時打を放った4番の高橋は泥臭い当たりでしたが2本の適時打で合計3打点と4番の仕事を果たしました。
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1番の犬童も2安打2盗塁とスピード感のあるプレーで印象に残りました。
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敗れたHondaは何と言っても完投した荒西。
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タイブレークの2イニング目で力尽きましたが、サイドハンドからの粘り強い投球でエースの役割を果たしました。都市対抗に向けてもこの投手の活躍に期待ができそうです。
Hondaは野手でも1番の稲垣や3番長池らスピードのありそうな選手が多く、スモールベースボールが徹底できればかなりいい線行くのではないでしょうか?復興途上の熊本に勇気を与える活躍に期待したいですね。
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ニチダイ   00001000022=5
Honda熊本10000000020=3
【延長11回。10回からタイブレーク】
(ニ)山下、○西原-小熊、菱田
(H)●荒西-浜岡、吉岡
【二塁打】(ニ)濱田、森
     (H)川嶋、稲垣

【打撃成績】
<ニチダイ>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(中)犬童   5-2-0-2-0-0-1
(三)今江   4-0-0-0-0-1-2
(二)萱田   5-1-0-0-0-0-0
(一)高橋   5-2-3-0-0-0-0
(左)濱田   5-1-0-0-0-0-2
(右)森    5-2-2-0-0-0-1
(捕)小熊   2-0-0-0-0-0-0
打  野瀬   1-1-0-0-0-0-0
捕  菱田   2-0-0-0-0-0-0
(遊)藤野   4-2-0-0-1-0-0
(指)多田   3-0-0-0-1-0-1
走指 三原   0-0-0-0-0-0-0  

<Honda熊本>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球―三振
(遊)稲垣   4-2-2-0-0-2-0
(中)若林   1-0-0-1-1-2-1
打  菅沼   1-0-0-0-0-0-0
捕  吉岡   1-0-0-0-0-0-0
(右)長池   6-1-0-0-0-0-1
(左)熊丸   5-0-0-0-0-0-0
(二)川嶋   4-2-1-0-0-0-1
(指)小山   4-0-0-0-0-0-1
(一)今村   2-0-0-0-0-0-1
打一 佐藤   2-0-0-0-0-0-0
(捕)浜岡   3-2-0-1-0-1-1
走中 岡崎   0-0-0-0-0-0-0
(三)持永   3-1-0-0-1-0-0

【投手成績】
<ニチダイ>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
山下     6.2-1-1-6-4-5
西原     3.2-2-0-2-1-1

<Honda熊本>投球回-失点ー自責点-被安打ー四死球ー三振
荒西     10.1-5-1-11-1-7

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