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1029日に東広島アクアスタジアムで行われた明治神宮大会中国・四国大会の第3試合、環太平洋大×近大工学部の観戦記です。
第1試合(http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/14259430.html)、第2試合(http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/14260267.html)でそれぞれ愛媛大を降した両校。この試合に勝利したほうが明治神宮大会への進出が決まります。環太平洋大が勝てば2年連続3回目、近大工学部が勝てば3年ぶり10回目の出場となります。
 
<スタメン>
【先攻:環太平洋大】
①レフト 沖繁
センター 押部
ライト 浅野
キャッチャー 志賀
サード 野村(颯)
ファースト 見村
DH 高祖
ショート 松本
セカンド 岡田
先発ピッチャー 和田(写真下)
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【後攻:近大工学部】
ショート 岩城
センター 大田(佳)
③レフト 小串
サード 櫻井
キャッチャー 坂本
ファースト 藤丸
DH 江内谷
セカンド 桑原
ライト 池上
先発ピッチャー 大野(写真下)
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先発ピッチャーは秋のリーグ戦でそれぞれMVPを獲得した和田と大野という顔合わせ。環太平洋大が1試合目と同じオーダーなのに対し、近大は左腕和田対策か3番と4番、5番と6番を入れ替え、DHにも右打ちの江内谷を起用してきました。

<試合概況>
先制点を奪ったのは環太平洋大。初回、2番押部が二塁打を放つと、2死後4番志賀が死球でつなぐと、5番野村(颯)がレフト前に弾き返す適時打を放ち、1点を先制します。
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先制された近大も3回裏、7番江内谷の四球を足掛かりに得点圏に走者を進めると9番池上がセンター前に弾き返し同点に追いつきます。
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さらに環太平洋大センター押部が打球の処理を誤り後逸する間に池上が3塁まで進み1死3塁とチャンスが続きますが、ここは環太平洋大・和田が後続を断ち同点止まりとなります。
4回以降試合は両先発投手の力投で1-1のまま後半へ進みます。
近大は大野の力投に加え、セカンド桑原の再三の好守などもあり環太平洋大打線に2回以降3塁を踏ませません。
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一方の環太平洋大は和田が4回以降毎回のように得点圏に走者を背負いながらも踏ん張りを見せ、近大に得点を許しません。
試合中環太平洋大は1番の沖繁、近大は好守を見せていた桑原が負傷交代する激戦は両投手の投げ合いのまま延長戦に突入します。
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延長10回裏、投球数が150球に近づき、疲れが出たのか環太平洋大・和田は2死後に連続四球を与え、ピンチを背負い打順はこの試合2本の二塁打を放っている近大の4番櫻井。環太平洋大・野村監督がマウンドに行きます。
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投手交代も考えられましたが、野村監督の判断は続投。和田も期待に応え櫻井をショートゴロに打ち取りピンチを切り抜けます。
試合は11回から大会規定により1死満塁の場面からのタイ・ブレークに入ることになります。
11回表4番志賀からの攻撃を選択した環太平洋大は、その志賀が期待に応えセンターオーバーの走者一掃の三塁打を放ち、3点のリードを奪います。
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さらに1死3塁の場面が続きますが、近大・大野が踏ん張り後続を斬り、3点のリードを許した状態で裏の攻撃に望みをつなぎます。
3番小串からの攻撃を選択した近大。その初球を叩いた小串の打球は志賀の打球同様にセンターを襲う飛球になります。長打コースの打球でしたが、これを環太平洋大センターの押部がダイビングキャッチ。3塁走者がタッチアップで生還したのに続き2塁走者の岩城も抜け目なくタッチアップから一気に本塁へ生還。
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この岩城の離塁が早かったのではないか?という環太平洋大がアピールしますが認められず近大が2点を返し追い上げます。
しかし、環太平洋大和田が最後の打者櫻井をファーストゴロに仕留め、神宮行きをかけた激闘は環太平洋大が制し、2年連続の出場を決めました。
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<注目選手など雑感>
両校の意地と意地がぶつかり合った激闘となった試合の立役者となったのは何と言っても両校の先発投手。
環太平洋大の左腕和田は再三ピンチを背負いながら、テンポの良い投球で155球の完投勝利。当ブログでも何度か紹介していますが、なかなか打線の援護がない中粘り強い投球を続けてきた4年生左腕の辛抱がタイ・ブレークで報われた感じでした。小柄ながら140キロ前半のアベレージの速球を投げ込む左腕は社会人でも重宝されそうですが、進路はどうなるんでしょうか?まずは最後の神宮で持ち味を発揮してもらいたいですね。
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近大の大野も力強いストレートにチェンジアップ系の緩い球を交える投球は効果的で広島六大学のMVPに恥じない好投でした。
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惜しくも神宮への切符は逃しましたが、まだ3年生だけに来年も活躍に期待ができそうです。
野手で印象に残ったのは環太平洋大では決勝打となった三塁打を打った4番の志賀。
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エースの和田をリードで支え、タイ・ブレークで和田の好投に報いる一打を放ち、まさに女房役としての働きでした。第1試合でも2つの盗塁阻止など存在感を見せた2年生は環太平洋大の黄金時代を支えていく存在になりそうです。
近大では4番に座った1年生の櫻井が2本の二塁打で存在感を示しました。10回と11回の決定機には結果を出せませんでしたが、この悔しさをばねにさらなる飛躍を果たしてほしいですね。
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両校とも1・2年生が多く、来年以降もそれぞれのリーグを引っ張っていくことになりそうで、来年のこの大会でまた激突することもありそうです。環太平洋大には神宮大会での活躍にも期待したいですね。 
 
環太平洋大10000000003=4
近大工学部00100000002=3
【延長11回。11回からタイ・ブレーク】
(環)○和田―志賀
(近)●大野―坂本
【三塁打】(環)志賀
【二塁打】(環)押部
      (近)櫻井×2
 
【打撃成績】
<環太平洋大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球-三振
(左)沖繁    1-0-0-0-0-1-1
左  猪口   2-0-0-0-0-0-1
打左 侍園   1-0-0-0-0-0-1
(中)押部    5-1-0-0-0-0-1
(右)浅野    4-0-0-0-0-0-2
(捕)志賀    4-1-3-0-0-1-0
(三)野村(颯) 5-2-1-0-0-0-0
(一)見村    2-0-0-0-0-1-1
一  野村(尚)2-1-0-0-0-0-0
(指)高祖    3-2-0-0-1-0-0
(遊)松本    2-0-0-0-0-0-0
二  後藤   1-0-0-0-1-0-0
(二)岡田    2-0-0-0-0-0-1
遊  重石   2-0-0-0-0-0-0

<近大工学部>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球‐三振
(遊)岩城   4-0-0-0-1-0-2
(中)大田(佳)4-0-0-0-0-1-2
(左)小串   4-1-2-0-1-1-1
(三)櫻井   6-2-0-0-0-0-0
(捕)坂本   4-1-0-0-0-0-1
(一)藤丸   4-0-0-0-0-0-2
(指)江内谷 3-1-0-0-0-1-0
(二)桑原   2-1-0-0-0-0-0
二  前田(翔)2-0-0-0-0-0-0
(右)池上   2-1-1-0-1-1-0

【投手成績】
<環太平洋大>投球回―失点―自責点―被安打―四死球―三振
和田    10.2-3-1-7-4-8
 
<近大工学部>投球回―失点―自責点―被安打―四死球―三振
大野    10.2-4-1-7-3-8

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