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8月20日に三菱重工広島グラウンドで行われた社会人野球オープン戦の観戦記です。
4月のJABA京都大会を制し、都市対抗野球中国予選でも本戦出場は盤石と思われていましたがまさかの予選敗退となってしまった三菱重工広島。日本選手権の出場権は京都大会の優勝で手にしているだけに日本選手権までに戦力の底上げを図り、都市対抗の分の悔しさも晴らしたいところ。
この日の対戦相手のツネイシも今年も悲願の都市対抗野球初出場は果たせなかっただけに、秋の日本選手権予選に向けてこちらもチーム力を是が非でもあげたい。1971年の創部以来まだ都市対抗、日本選手権の二大大会への出場がないだけに、9月の日本選手権予選に向けて戦力アップ、チームに勢いをつけたいですね。このカード、3月にも同じ場所で観戦していますが、その時は三菱の完勝。(http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13847804.html)ツネイシはリベンジがなるでしょうか?

<スタメン>
【先攻:ツネイシ】
①セカンド 米澤
②サード 永岡
③ショート 亀井
④ファースト 奥田
⑤センター 林
⑥DH 岩見
⑦レフト 藤川
⑧キャッチャー 財満
⑨ライト 斉藤
先発ピッチャー 村上(写真下)
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【後攻:三菱重工広島】
①ショート 田中
②レフト 市原
③ファースト 渕上
④セカンド 松永
⑤DH 戎
⑥ライト 山本
⑦センター 青木
⑧キャッチャー 佐々木
⑨サード 川南
先発ピッチャー 大下(写真下)
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三菱はエース鮫島と正捕手の國本が社会人日本代表としてカナダに遠征しているため不在。さらに松原、実政といった中軸を打つ打者もスタメンから外れました。鮫島に次ぐ投手の台頭が急務の中で期待がかかる大卒2年目の大下が先発マウンドに立ちます。
一方のツネイシは1・3・5・6番に大卒1年目の選手を並べるオーダー。若手が自信をつけられるかどうか注目です。先発ピッチャーは右腕の村上です。

<試合概況>
試合は初回から動きます。
1回裏三菱は先頭の田中がライトへの二塁打で出塁すると、2番市原は送りバント。しかしこのバントを処理した投手の村上が1塁へ悪送球をしてしまい、相手のミスで1点を先制します。
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ツネイシ守備陣としては市原の俊足を変に意識してしまった感じでした。市原の俊足がもたらした先制点といえるでしょう。
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さらにこの回内野ゴロの間にもう1点を加え三菱が2点のリードを奪います。
しかしツネイシも反撃。3回表2死走者なしから四球とヒットでチャンスを作ると、4番の奥田がライト前に弾き返し1点を返します。
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しかしツネイシ守備陣が踏ん張れません。
その裏1死1塁から2番市原の打球はサードへのライナー。併殺を狙ったツネイシサードの永岡が1塁へ送球しますが、これが悪送球となり走者を2塁に進めてしまいます。
ここで三菱3番の渕上がセンター前に弾き返しエラーで進塁した走者を迎え入れます。
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さらに4番松永にも適時打が出て、三菱がリードを3点に広げます。
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ツネイシとしては追い上げをかけた直後にミスが失点につながる悪い流れとなってしまいました。
しかしツネイシも食らいつきます。
5回表1番米澤、2番永岡の連打でチャンスを作ると3番亀井が右中間を破る二塁打でまずは1点を返します。
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さらに1死2・3塁と一気にたたみかけたいところですが、4番奥田のセカンドゴロで3塁走者の永岡が本塁に突入しますが憤死となり、この回1点どまりとなります。
その裏、三菱はツネイシの追い上げムードに水を差すように1死からヒットで出塁した走者をパスボールで進塁させると3番渕上の犠飛で1点を追加し、再びリードを3点に戻します。
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しかしこの日のツネイシはまだまだ食らいつきます。
6回表三菱2番手の秋田を攻め代打岸村の二塁打を足がかりに四球と犠打野選で無死満塁とすると、9番斉藤がライト前への2点適時打を放ち、1点差に迫ります。
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さらに犠打で走者を進塁させ1死2・3塁と一打逆転のチャンスを作りますが、ここでツネイシベンチがとった策は2番永岡の打席でのスクイズ。しかし三菱バッテリーに外され、3塁走者が挟殺されチャンスを潰します。
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しかししかし、ツネイシはあきらめない。7回表三菱3番手の野上から途中出場の岸村が左中間を破る適時二塁打を放ち、ついに同点に追いつきます。
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が、しかし・・・ツネイシは投手陣が踏ん張れない…。
その裏4番手の岡村が2死1・2塁と走者を貯められ、三菱3番の渕上に左中間を破られる2点適時二塁打を打たれ、再びリードを奪われます。
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この2点が大きくのしかかり、8回以降は三菱3番手野上がツネイシ打線を封じ、点の取り合いとなった試合は三菱が逃げ切りました。

<注目選手など雑感>
三菱打線がツネイシのミスを着実に得点に繋げ、点の取り合いを制しました。
打線では3番の渕上が勝ち越し打を含む4打点と大暴れ。
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大卒5年目の大型内野手は都市対抗予選では下位打線を打っていましたが、中軸に座ってくるかもしれませんね。
その渕上が打点を稼ぐお膳立てをしたのが1番の主将・田中。
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この日は3安打3得点とすべて渕上の打席で生還しました。バッティングも右方向を意識した打撃でチャンスメーカーとしての役割を果たしました。この選手、筆者が三菱の試合を観戦するたびに打順が違うのですが(昨年の都市対抗では4番だった… http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13389259.html)1番や2番でチャンスメイクをするのが理想的な形なのかもしれませんね。
投手陣のほうでは鮫島に次ぐ投手が出てくるかという観点でみると、先発の大下は5回を2失点と結果的にはまずまずと見えますが、被安打7という苦しい投球。やや制球に苦しむ感じで、さらなる制球力アップが必要になりそうです。
2番手で登板した2011年の甲子園準優勝投手、光星学院出身の秋田は1回を2失点と結果を残せませんでした。
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もう高卒5年目で本来であればこの人が投手陣の柱になっていなければいけないのかもしれませんが、伸び悩んでいる状況のようです。
敗れたツネイシは打線は活発で13安打と、何度も突放されながらも追いすがる粘りを見せました。しかし、攻撃面では走塁死やスクイズ失敗、守備では得点につながるエラーなど「負けるべくして負けた」という感じです。こういったミスを減らしていかないと悲願の全国大会出場は厳しいでしょうね。
しかし、米澤、亀井、林といった大卒1年目の選手がそれぞれ2安打と結果を残し打線を活性化させてくれそうです。若い力で悲願の全国大会出場を勝ち取ってほしいものです。
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ツネイシ001012100=5
三菱広島20201020×=7
(ツ)村上、久保田、谷本、●岡村、小野-財満
(三)大下、秋田、○野上-佐々木
【二塁打】(ツ)財満、亀井、岸村×2
      (三)田中、渕上、山本

【打撃成績】
<ツネイシ>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球-三振
(二)米澤  3-2-0-0-1-1-1
(三)永岡  3-1-0-0-1-1-0
(遊)亀井  5-2-1-0-0-0-0
(一)奥田  5-2-1-0-0-0-0
(中)林   4-2-0-1-0-1-1
(指)岩見  2-0-0-0-0-0-0
打指 岸村 3-2-1-0-0-0-1
(左)藤川  2-0-0-0-0-0-1
左  下山  1-0-0-0-0-1-1
(捕)財満  3-1-0-0-1-0-0
(右)斉藤  4-1-2-0-0-0-0
 
<三菱重工広島>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球-三振
(遊)田中   4-3-0-0-0-0-0
(左)市原   3-1-0-1-1-0-0
(一)渕上   2-2-4-0-2-0-0
(二)松永   3-1-2-0-0-1-0
(指)戎     3-0-0-0-0-0-0
打指 田ノ窪 1-0-0-0-0-0-0
(右)山本   4-1-0-0-0-0-1
走 実政    0-0-0-0-0-0-0
右 井口    0-0-0-0-0-0-0
(中)青木   3-0-0-0-1-0-0
(捕)佐々木  4-2-0-0-0-0-1
(三)川南   4-0-0-0-0-0-0
 
【投手成績】
<ツネイシ>投球回-失点-自責点-被安打-四死球-三振
村上      3  -4-1-4-0-1
久保田    2  -1-1-2-0-1
谷本      1  -0-0-0-0-0
岡村      0.2-2-2-3-0-0
小野      1.1-0-0-1-1-0

<三菱重工広島>投球回-失点-自責点-被安打-四死球-三振
大下      5-2-2-7-2-3
秋田      1-2-2-2-1-0
野上      3-1-1-4-1-2

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