
6月11日に広島東洋カープ由宇練習場で行われたウエスタンリーグ公式戦、カープ×ホークスの観戦記です。
「球界の秘境」とも称される由宇練習場。公共交通アクセスが良くない山間部に位置する野球場ですが、なかなかどうしてたくさんのカープファンが集結!しかし、実際に足を運んでみると「秘境」という評判にたがわぬ場所でした。由宇練習場の入口の「カープ橋」からの景色はこんな感じ(笑)

この日の対戦相手はホークス。先月もマツダスタジアムでの試合を観戦しましたが、先発の松坂の大乱調もありカープ打線が大爆発で大勝。(http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13972013.html)この試合はどんな試合になるでしょうか?
<スタメン>
【先攻:ホークス】
①センター 釜元
②サード 塚田
③ライト 福田
④レフト 江川
⑤ファースト 猪本
⑥DH カニザレス
⑦セカンド 金子(圭)
⑧キャッチャー 細川
⑨ショート 川瀬
先発ピッチャー 攝津(写真下)

【後攻:カープ】
①センター 野間
②セカンド 庄司
③ファースト 岩本
④サード ルナ
⑤レフト プライディ
⑥ライト 土生
⑦ショート 桒原
⑧キャッチャー 中村(亘)
⑨ピッチャー 薮田(写真下)

ホークスは二軍調整中の攝津が先発。まさか攝津を秘境の由宇で観れるとは思ってもみなかった…。攝津がいなくても首位独走のホークスの選手層の厚さを実感です。
一方のカープも本来であれば一軍で主軸を務めていなければならない助っ人のルナ、プライディが4番・5番に座るオーダー。開幕からファームのプライディはさておき、ケガで戦列を離れたルナにとっては早く一軍に戻らないと、代役の安部らが活躍しているので居場所がなくなっちゃうかも…。彼らの復調ぶりに注目です。
<試合概況>
先にチャンスを掴んだのはホークス。
2回表、カープ先発薮田の制球難に付け込み1死満塁としますが、8番細川が当てただけのバッティングでセカンドゴロ併殺に倒れ、チャンスを逃します。
その裏、カープは2死から6番土生が四球を選ぶとすかさず盗塁を決め得点圏に進むと、7番桒原がしぶとくレフト前に落とす適時打で土生を迎え入れ先取点を奪います。


しかしカープ先発薮田の不安定さは3回も続き、先頭の川瀬に二塁打を許すと犠打で3塁まで進められ、2番塚田に四球を与え、1死1・3塁とされます。
ここでホークスは3番福田がライト前に運び、同点に追いつきます。

さらに5番猪本がライトへ犠牲フライを打ち上げ、ホークスが逆転に成功します。


その後両先発投手が得点を許さず、試合は終盤へ、接戦のままリリーフ投手の勝負に入ります。
7回表、カープ3番手の永川に対しホークスは先頭の細川の二塁打を足がかりに、1番釜元がレフトへ弾き返す適時打で1点を追加します。

その裏カープも内野ゴロの間に1点を返し、追いすがります。
8回表、ホークスはカープ4番手の一岡からエラーを足がかりに内野ゴロの間に1点を追加し、再び2点にリードを広げます。
8回裏、カープはホークス3番手の五十嵐を攻め、野間の内野安打と途中出場のメヒアのヒットで1死1・3塁とすると、4番ルナがライト線に運ぶ二塁打を放ち、三塁走者が生還。一塁走者のメヒアも一気に本塁を狙いますが、これは明らかな暴走となり本塁憤死となってしまい、同点のチャンスを逃します。



最終回、ホークスは左腕の嘉弥真がカープの攻撃を三者凡退に抑え、ホークスが4-3で逃げ切り勝利しました。
<注目選手など雑感>
二軍調整中だったり、気になる選手が多く出場していたこの試合。彼らを中心に取り上げてみたいと思います。
まずはホークス先発の攝津。

昨年まで4年連続2ケタ勝利をマークしている右腕は貫録の投球で5回を被安打4の1失点の好投。低めに制球された投球は、さすがといった感じです。この人がファームで調整中でも首位独走のホークス、巨大戦力ですねぇ。
ホークス3番手で登板の五十嵐も「なんでここに?」という存在の投手。

昨年も中継ぎで活躍した元メジャーリーガーですが、この日はカープ打線に痛打を浴び、メヒアの暴走がなければ大量失点となっていたかもしれません。一軍昇格にはまだまだ時間がかかりそうですね。
ホークスでは2番手に登板した「甲子園春夏連覇投手」島袋は2回を1失点。

1失点もエラーと記録されてもいいような打球がヒットと記録された不運もあったもので、大学時代に制球難に苦しんだのも解消された感じです。豪快なトルネード投法の面影はなくなっていましたがプロで生き抜いていくスタートラインに立ったという印象を受けました。
カープのほうではルナが8回の適時打で復調をアピールしましたが、リリーフ陣として復調が期待される永川と一岡はそれぞれ1失点とイマイチの内容。打線が好調でセリーグ首位を走る一軍ですが、この日の一軍の試合でも継投ミスで試合を落とすなどリリーフ陣の整備は急務だけに永川・一岡の復調が25年ぶりの優勝につながると思うので、何とか調子を取り戻してほしいですね。


野手では両チームのショートが印象に残りました。
ホークスのショートは大分商からドラフト6位で入団したルーキー川瀬。

広い守備範囲とバッティングでも左中間へ流した二塁打に犠打もきっちり決めるなど将来が楽しみな内容でした。まだまだ経験を積む段階でしょうか何年か先には今宮を脅かす存在になるかもしれませんね。
カープのショートの高卒2年目の桒原は3安打の活躍。うち2安打は攝津から打ったもので、一軍での実績がある投手から打てたことは大きな自信になりそうです。しかし、8回の守備では失点のきっかけとなるエラーを記録したあたりは一軍昇格のためにはまだまだ確実性を高めなければならないのかなと感じました。いずれにしてもこの選手の今後の成長が楽しみです。

ホークス002000110=4
カープ 010000110=3
(ホ)○攝津、島袋、五十嵐、嘉弥真-細川
(カ)●薮田、塹江、永川、一岡、飯田-中村(亘)
【二塁打】(ホ)カニザレス、川瀬、猪本、細川
(カ)ルナ
【打撃成績】
<ホークス>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球-三振
(中)釜元 4-1-1-0-1-0-0
(三一)塚田 3-0-0-0-0-1-0
(右)福田 4-1-1-1-0-0-0
(左)江川 3-1-0-0-0-1-0
(一)猪本 2-1-1-0-1-1-0
走二 曽根 0-0-0-0-0-0-0
(指)カニザレス4-1-1-0-0-0-1
(二三)金子(圭)3-0-0-0-0-1-2
(捕)細川 4-1-0-0-0-0-1
(遊)川瀬 3-1-0-0-1-0-0
<カープ>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球-三振
(中)野間 4-2-0-0-0-0-0
(二)庄司 4-0-0-0-0-0-1
(一)岩本 2-1-0-0-0-0-1
打一 メヒア 2-1-0-0-0-0-0
(三)ルナ 4-1-1-0-0-0-1
(左)プライディ 3-0-0-0-0-1-1
左 バティスタ0-0-0-0-0-0-0
(右)土生 1-0-0-0-0-1-0
打 廣瀬 0-0-0-0-0-1-0
投 一岡 0-0-0-0-0-0-0
投 飯田 0-0-0-0-0-0-0
打 梵 1-0-0-0-0-0-0
(遊)桒原 4-3-1-0-0-0-0
(捕)中村(亘) 3-0-1-1-0-0-1
(投)薮田 1-0-0-0-0-0-1
打 中東 1-0-0-0-0-0-0
投 塹江 0-0-0-0-0-0-0
打右 高橋(大)1-0-0-0-0-0-0
【投手成績】
<ホークス>投球回-失点-自責点-被安打-四死球-三振
攝津 5-1-1-4-2-3
島袋 2-1-1-1-1-2
五十嵐 1-1-1-3-0-0
嘉弥真 1-0-0-0-0-1
<カープ>投球回-失点-自責点-被安打-四死球-三振
薮田 5-2-2-3-4-3
塹江 1-0-0-1-0-1
永川 1-1-1-2-0-0
一岡 1-1-0-1-0-0
飯田 1-0-0-0-0-1
