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5月1日に三原市民球場で行われた中国大学野球連盟春季リーグ、徳山大×環太平洋大の観戦記です。
昨年秋のリーグ戦を制し、中四国三連盟代表として明治神宮大会に出場し、1勝を挙げた環太平洋大。今季も2カード終わって勝ち点2と優勝争いのトップを走ります。このまま昨秋に続いて神宮への切符を掴めるか?対戦相手の徳山大は昨年は春秋ともにBクラスに沈みましたが、2014年秋には明治神宮大会に進出しています。今季は2カードとも第3戦までもつれこみながらも2勝1敗で勝ち点を奪い、環太平洋大を追います。
勝ち点2同士の首位攻防戦となったこのカード、前日の1回戦は環太平洋大が逆転勝利で先勝し、この日の2回戦を迎えました。
 
<スタメン>
【先攻:徳山大】
①センター 山本
②レフト 黒岩
③ライト 山﨑
④ファースト 園田
⑤ショート 古賀
⑥キャッチャー 秋好
⑦DH 山口
⑧サード 川﨑
⑨セカンド 泉
先発ピッチャー 楠岡(写真下)
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【後攻:環太平洋大】
①レフト 侍園
②セカンド 後藤
③サード 野村(颯)
④キャッチャー 志賀
⑤DH 高祖
⑥ファースト 野村(尚)
⑦ライト 浅野
⑧ショート 重石
⑨センター 林
先発ピッチャー 和田(写真下)
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環太平洋大の先発は昨秋の神宮大会1勝に貢献した4年生左腕の和田。この投手を第2戦で観られるとはラッキーですが、それだけ環太平洋大の投手陣が揃っているということでしょうね。昨秋観戦した2試合とも完封勝利を挙げた左腕の投球に注目したいところ。
対する徳山大の先発は1年生の楠岡。リーグのHPを見る限りこの試合がリーグ戦初登板のようです。首位攻防戦で負けたら勝ち点を落とすという大事な試合で思い切った起用ですね。
環太平洋大のスタメンで注目せざるを得ないのが、3番に座った野村(颯)。
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カープの前監督である野村謙二郎氏の息子さんです。亜細亜大に入学し昨夏筆者が観戦したオープン戦でも代走で出場していましたが(http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13440982.html)今年の亜細亜大のメンバーから名前がなくなっていたのであれ?と思っていたところ、叔父である野村昭彦監督率いる環太平洋大に編入したようで叔父さんの下で心機一転神宮を目指すことになったようです。ちなみに6番の野村(尚)は野村監督の息子さんのようで、同じく崇徳高校出身の3年生。「野村一族」でリーグ制覇をねらいます。
 
<試合概況>
先にチャンスを掴んだのは環太平洋大。
2回裏、徳山大先発の楠岡の制球が定まらず3つの四球で満塁のチャンスを得ますがあと一本が出ず無得点。
6回にも3番野村(颯)の二塁打を足がかりにチャンスを作りますが、6番野村(尚)がセンターフライに倒れまたしても得点を奪えません。
このように環太平洋大にとって嫌な流れの中で7回表、徳山大は4番園田、5番古賀の連打で1死1・2塁のチャンスを掴むと、6番秋好が送りバントを試みますがピッチャー前方への小フライとなります。しかしこの小フライをピッチャーの和田がグラブに当てて落球し1死満塁とピンチを広げてしまいます。
こうなると悪い流れは続くわけで、7番山口の4球目がワイルドピッチとなり徳山大が思わぬ形で先制点を奪います。
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リードを許した環太平洋大は7回、8回も楠岡の前に得点を奪えず、試合は1-0のまま9回裏を迎えます。
あとのなくなった環太平洋大ですが、9回裏先頭の高祖が四球を選び、6番の野村(尚)が送りバントをきっちり決め、さらに7番浅野がヒットで続き1死1・3塁とチャンスを掴みます。
しかし、8番重石はショートフライに打ち取られ2死。このまま楠岡の初登板初完封の快挙達成かと思われましたが、代打で起用された見村が左中間を突破する二塁打を放ち三塁走者に続き、1塁走者も一気に生還。
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環太平洋大が鮮やかな逆転サヨナラで首位攻防戦を連勝。勝ち点を3として優勝に大きく前進しました。
 
<注目選手など雑感>
環太平洋大が底力を見せ、鮮やかな逆転サヨナラ勝ちを収めました。
何と言っても代打サヨナラ打の見村ですね。
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重石がショートフライに倒れた段階で万事休すかと思われましたが、野村監督の起用に見事に応えました。この選手1年生のようです。勝負強いというか度胸があるというか、こういった選手が出てくるとチームは勢いに乗りますね。同じく1年生でスタメンの浅野も2安打と環太平洋大の選手層が厚みを増しているように思えます。
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新戦力という意味では野村(颯)も二塁打を打つなどシュアなバッティングを見せました。
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これはしばらく環太平洋大の黄金時代が続くかもしれませんね。
土壇場で逆転負けを喫した徳山大ですが、先発の1年生楠岡は環太平洋大相手に狙いを絞らせない投球で、これがリーグ戦初登板とは思えない快投でした。
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ストレートは130キロ前後でしたが、120キロ前後の変化球が効果的で今後が楽しみな投手です。徳山大では昨秋観戦した際に登板した当時1年生の岡(http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13532668.html)が今や第1戦の先発を任されエース級の活躍をしているようで、投手力で上位を狙えるチームになってきそうです。
 
徳山大    000000100=1
環太平洋大 000000002×=2
(徳)●楠岡-秋好
(環)和田、原、○藤本-志賀
【二塁打】(環)野村(颯)、見村
 
【打撃成績】
<徳山大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球-三振
(中)山本  3-0-0-0-0-1-1
(左)黒岩  3-0-0-0-1-0-0
(右)山﨑  4-2-0-0-0-0-1
(一)園田  4-1-0-0-0-0-0
(遊)古賀  3-1-0-0-0-1-1
(捕)秋好  2-0-0-0-2-0-1
(指)山口  3-0-0-0-0-0-2
(三)川﨑  2-0-0-0-0-1-2
(二)泉   2-0-0-0-1-0-0
 
<環太平洋大>打数-安打-打点-盗塁-犠打飛-四死球-三振
(左)侍園  4-0-0-0-0-0-1
(二)後藤  3-0-0-0-0-1-1
 二 岡田 0-0-0-0-0-0-0
(三)野村(颯)4-1-0-0-0-0-0
(捕)志賀  3-0-0-0-0-1-0
(指)高祖  2-0-0-0-0-2-0
 走 明代 0-0-0-0-0-0-0
(一)野村(尚)2-0-0-0-1-1-0
(右)浅野  4-2-0-1-0-0-0
(遊)重石  3-1-0-0-0-1-0
(中)林   2-0-0-0-0-0-1
 打 東  1-0-0-0-0-0-1
 中 押部 0-0-0-0-0-0-0
 打 見村 1-1-2-0-0-0-0
 
【投手成績】
<徳山大>投球回-失点-自責点-被安打-四死球-三振
楠岡    8.2-2-2-5-6-4
 
<環太平洋大>投球回-失点-自責点-被安打-四死球-三振
和田    7-1-1-4-2-6
原      1-0-0-0-1-1
藤本    1-0-0-0-0-1
 
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