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札幌市北区にある札幌市所有の野球場です。「麻生」と書いて「あさぶ」という読み方をします。
かつて札幌市の中心部には中島公園内に札幌市中島球場があり、高校野球や大学野球nadoのアマチュア野球の公式戦が開催されていましたが、老朽化・狭隘化が著しくなったためこの地に新しい野球場を整備することになりました。ところがこの建設予定地で約1000年前の遺跡が見つかったため発掘調査が行われ竪穴式住居や須恵器などが出土したそうです。この発掘調査終了後に球場整備が再開され1980年に竣工・開場となりました。
球場設備は住宅街の中にあるだけにフィールドは両翼92m、中堅111mと狭め。しかし硬式球の対応もしており高校野球札幌支部予選の会場の一つになっています。
照明はないものの、スコアボードは手動パネル式ながらDH制対応のメンバー表付きの立派なものが備えられています。
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観客席はベンチシートのみですが両翼ポール際まで座席が設けられており収容能力も充分あります。
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この球場の最大の特徴は球場内スタンド下にその名も「麻生球場食堂」という食堂が設けられていること。
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各種麺類・丼物などのメニューを取りそろえているようで、球場売店とは一線を画した立派な食堂といった感じです。
交通アクセスもJR、札幌市営地下鉄の駅から徒歩圏内とよく、今後のアマチュア野球の公式戦会場として重宝されそうです。
なお、筆者はそんなに感じませんでしたがWikioediaによると「すぐ側に下水処理場があるため、周辺には独特の臭気がある」とあります。臭いに敏感な方は注意が必要かも(笑)
 
【所在地】北海道札幌市北区麻生町7
【球場データ】両翼:92m 中堅:111m 内野:土 外野:天然芝 スコアボード:手動パネル式 照明:なし 収容人員:12000人
【アクセス】JR札沼線(学園都市線)・新琴似駅より徒歩約7分 。もしくは札幌市営地下鉄南北線・麻生駅より徒歩約8分
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