
4月4日に神宮球場で行われた社会人野球・東京六大学対抗戦、東京大×JFE東日本の観戦記です。
毎年春季六大学野球リーグの開幕前週に行われるこの対抗戦、現在リーグ戦86連敗中の東大にとっては強豪社会人チームとの対戦はちと荷が重いか?逆に社会人相手にいい試合ができればリーグ戦での連敗ストップの糸口がつかめるかもしれません。その対戦相手は南関東の強豪、JFE東日本です。
<スタメン>
【先攻:JFE東日本】
①セカンド 生多
②センター 中嶋
③ライト 内藤
④ファースト 大澤
⑤レフト 落合
⑥サード 小峰
⑦ショート 長谷川
⑧キャッチャー 中野
⑨ピッチャー 杉本(写真下)

【後攻:東京大】
①キャッチャー 喜入
②セカンド 飯田
③サード 長藤
④レフト 楠田
⑤ファースト 山本(克)
⑥ライト 白砂
⑦ショート 山田
⑧ピッチャー 宮台(写真下)
⑨センター 田中

JFE東日本はほぼベストオーダーで打順の入替はありますが、先日観戦した東京スポニチ大会でのメンバー( http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/13079357.html)とショートの長谷川以外は変わっていませんね。一方の東大は昨年のレギュラー野手が卒業し新たにレギュラー獲得を狙う選手がスタメンに名を連ねています。昨年の秋のリーグ戦開幕戦(http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/12626109.html)で開幕投手を務めた白砂がバッティングを活かすため外野手に転向したようです。
先発ピッチャーはJFEが昨年の東京スポニチ大会でMVPを獲得している杉本、一方の東大は昨年リーグ戦デビューした2年生左腕の宮台。宮台は投手陣の柱となれるかの試金石になりそうです。
<試合概況>
東大先発の宮台は初回、JFE先頭の生多に死球、2番中嶋にヒットを打たれ無死1・2塁のピンチを招きますが3番内藤を投ゴロ併殺に打ち取りピンチを逃れます。
しかし2回にも1死後6番小峰に四球を与えると、7番長谷川に二塁打を浴び1死2・3塁とされると8番中野にライトへの犠飛を打ち上げられ1点を先制されます。(写真下)

そして3回表、JFE打線が宮台に一気に襲い掛かります。
1番生多がセンター前、2番中嶋もセンター前に運び無死1・3塁とすると、3番内藤がライト前に運び2点目。

さらに4番大澤がライト前に落とし3点目。

続く5番落合のレフト前ヒットで二者が生還し、JFE打線が怒涛の5連打でこの回4点を追加します。

大きくリードを許した東大ですが4回裏に反撃に出ます。
1死から3番長藤が死球で出塁すると、続く4番楠田がレフトオーバーの二塁打を放ち長藤が長駆生還し、1点を返します。

8回にもJFE3番手江川から2つの四球を選び、2番主将の飯田がライト前に弾き返しもう1点を返します。

しかしながら社会人強豪との力の差は歴然で9回にはJFE打線に打者一巡の攻撃で4点を追加され、12-2でJFEが大勝しました。
<注目選手や雑感など>
大差がついた試合展開の中で、東大の連敗ストップの糸口があったかどうかを中心に述べていきたいと思います。
まずは打撃陣ですが各打者のスイングは以前より力強くなっている印象を受けました。試合概況にも書いた4番楠田のタイムリー二塁打は昨年観戦した東大の試合では見られなかった強い打球でした。リーグ戦でも期待できそうですね。

東大では主将の飯田と9番の田中(写真下)も2安打と気を吐きました。彼らがチャンスを作って中軸の楠田に繋げる得点パターンを確立できれば面白くなると思います。

投手陣の方では先発の宮台は140キロ前後のストレートは威力を感じましたが、まだまだ経験不足は否めませんね。一方で2番手で登板した4年生の辰亥(写真下)は3回を1失点2奪三振と好投。

ストレートは120キロ前後でしたがコントロールよく丁寧に投げ、JFE打線のバットも2本折るなどラストイヤーでの活躍が期待できそうな投球でした。東大投手陣の最大の課題である制球難を克服し、不要な失点を与えないというのが連敗脱出の大きなカギになると思います。大量失点となった9回は四球でため込んだ走者を返されるいつもの失点パターンでしたので、投手陣が丁寧に辛抱強く相手の攻撃をかわし、少ないチャンスを機動力を絡めてものにすることで活路を見出してほしいですね。
勝ったJFEはあまり参考にならない試合でしたが、やはり目についたのは大卒2年目のドラフト候補の中嶋(写真下)。

4安打の固め打ちで盗塁も1つ決めこの調子を維持していけば確実にドラフトにかかるのではないかと思いました。
JFE東日本014100114=12
東京大 000100010=2
(J)○杉本、玉造、江川、小原-中野
(東)●宮台、辰亥、柴田、出田、関-喜入、下雅意
【三塁打】落合(J)
【二塁打】長谷川、中野、中嶋、大澤(以上 J)田中、楠田(以上 東)
【打撃成績】
<JFE東日本>打数-安打-打点-三振-四死球-盗塁
(二)生多 4-1-0-0-1-0
(中)中嶋 4-4-1-0-1-1
(右)内藤 4-2-2-0-1-1
(一)大澤 5-2-2-0-0-1
(左)落合 4-2-2-0-0-0
走左 岩崎 1-1-1-0-0-1
(三)小峰 2-0-0-0-1-0
打三 吉川 1-0-1-0-0-0
(遊)長谷川 4-1-1-1-1-0
(捕)中野 3-1-1-0-1-0
(投)杉本 1-0-0-1-0-0
投 玉造 0-0-0-0-0-0
打 金森 1-0-0-1-0-0
投 江川 0-0-0-0-0-0
打 岡 1-0-0-0-1-1
投 小原 0-0-0-0-0-0
<東京大>打数-安打-打点-三振-四死球-盗塁
(捕)喜入 3-0-0-0-0-0
捕 下雅意 1-0-0-0-0-0
(二)飯田 4-2-1-1-0-0
(三一)長藤 3-0-0-1-1-0
(左)楠田 4-1-1-1-0-0
(一)山本(克) 3-0-0-0-0-0
右 袖野 1-0-0-0-0-0
(右)白砂 2-0-0-2-0-0
投 辰亥 0-0-0-0-0-0
打 下嶋 0-0-0-0-1-0
投 柴田 0-0-0-0-0-0
三 水島 1-1-0-0-0-0
(遊)山田 3-0-0-1-0-0
打 田口 1-1-0-0-0-0
(投)宮台 1-0-0-1-0-0
右 阿加多 1-0-0-0-0-0
打 平野 0-0-0-0-1-0
走 桐生 0-0-0-0-0-0
投 出田 0-0-0-0-0-0
投 関 0-0-0-0-0-0
打 岩川 1-0-0-0-0-0
(中)田中 3-2-0-1-1-0
【投手成績】
<JFE東日本>投球回-失点-自責点-被安打-四死球-三振
杉本 5-1-1-3-1-6
玉造 1-0-0-1-0-0
江川 2-1-1-1-3-1
小原 1-0-0-2-0-1
<東京大>投球回-失点-自責点-被安打-四死球-三振
宮台 4-6-6-8-3-1
辰亥 3-1-1-2-0-2
柴田 1-1-1-1-0-0
出田 0.2-4-4-3-3-0
関 0.1-0-0-0-1-0
