福岡県飯塚市の広大な敷地の筑豊緑地内にある福岡県営の2000年開場の比較的新しい野球場です。
新しい球場だけあって、バリアフリー構造がしっかりされており、球場のエントランスは駐車場からスロープ状になっており、車いす席も完備しています。
球場設備は全面人工芝のフィールドに電光掲示のスコアボードと照明設備完備とこちらも充分に整っています。ただ、全面人工芝のフィールドは周囲の自然と比較すると不釣り合いな印象を受けますね。
観客席はバックネット裏のスタンドのみですがすべてセパレート席。スタンドの屋根が特徴的ですが、デザイン重視で日よけの役割は果たしていない感じですね。この屋根の構造は大阪の豊中ローズ球場(http://blogs.yahoo.co.jp/igechan22/12114881.html)に似ています。
充実した球場設備の一方で、フィールドは両翼91m、中堅116mと比較的新しい球場の割には狭め。ボールの球場外への飛び出し防止のために上記のバックネット裏観客席の写真の通り防球ネットがあったり、球場横を走る幹線道路にまで防球ネットが張り巡らされています。
レフト後方の山とこの幹線道路に挟まれた立地に球場を作ったためにこのフィールドの広さになってしまったのかもしれませんが、設備は申し分ないだけにもう少しフィールドの広さがあれば申し分ないのではないかと思いました。
福岡六大学野球リーグや高校野球の県大会などアマチュア野球の公式戦会場として活躍するほか、2008年と2009年にはホークス主催のウエスタンリーグ公式戦、また現在は活動を休止していますが四国・九州アイランドリーグの福岡レッドワーブラーズの主催試合が開催された実績もあるようです。
【所在地】福岡県飯塚市仁保8-25
【球場データ】両翼:91m 中堅:116m 内外野:全面人工芝 スコアボード:電光掲示板 照明:あり 収容人員:2970人
【アクセス】福北ゆたか線 新飯塚駅から西鉄バス「急行田川行き」乗車20分「筑豊遊園地前」下車すぐ